「魔法つかいプリキュア!」第16話「久しぶりっ! 補習メイトがやってきた!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、みらいの家に誰かがやって来て、みらいとリコは驚きます。
それもそのはず。その「誰か」というのは、4話から9話まで魔法学校で一緒に魔法の授業を受けていたジュン、エミリー、ケイだから。
さらに、3話に出てきたフランソワも。
~ Aパート ~
しばらくして、ジュン達は例のイチゴメロンパンを食べ、モフルンはジュン達がお土産として持ってきたお菓子を食べて、お互い喜んでいました。
モフルンが食べているクッキーは、口にするたびに味が変わる魔法のクッキー。さらに、光るキャンディーもあります。
フランソワは、買い物のためにナシマホウ界に来たとの事。トランクを開けると、沢山の生地が入っていました。
店で使う生地を調達するために、ナシマホウ界にはよく来ているとの事。ちなみに、リコの私服も、ナシマホウ界の生地が使われているようです。
その後、ジュン達は、はーちゃんに興味を示し、はーちゃんは、あいさつします。
ジュンは魔法を使って、8話に出てきた魔法のペンに記念撮影させます。
すると、あっという間に、3枚の写真ができました。この前の授業で連写を習ったようです。
一方、エミリーとケイは、2年生になって色んな魔法を覚える事に苦労を感じています。リコは、ジュン達の話を聞いて憂いの表情を浮かべます。
同じ頃、ヤモーは、前話スパルダから聞いた本の正体がリンクルスマホンである事を確信していました。
ドクロクシーはリンクルスマホンを強く欲しているだけに、その欲望が叶えられないとなると、ヤモー達が存在する価値がなくなります。それを受け、スパルダが出撃。
少しして、エミリーは、道路を走っている物を見て怖がります。リコは、それが自動車である事と、自動車に乗った事について話します。
ジュンは、カーナビについて知っていました。ナシマホウ界はジュンの憧れなだけに、ガイドブックをよく読んでいたようです。
その直後、ジュン達はヘリコプターを目にし、ジュンは記念撮影しようとしますが、リコは、魔法がバレると制止します。
その時、まゆみとかなが、みらい達に声をかけました。2人は、みらいとリコの元に遊びに行くところだったようです。
そんな中、ジュンは魔法を使って、ヘリコプターを撮影。しかし、魔法がバレてはマズいと、みらいは、自ら絵を描いているフリをしてごまかします。
その後、ケイは、まゆみとかながみらいの友達だと感じ、リコは、まゆみとかなに、ジュン、エミリー、ケイを故郷の友達として紹介します。
少しして、みらい達は、まゆみとかなと一緒に、ショッピングモールに来ていました。リコ、エミリー、ケイは、ショッピングモールの広さに驚きます。
その後、ジュン達は、ショッピングモールにある商品に興味を示したり、プリクラを撮ったりなど、楽しい時間を過ごしました。ただ、みらいとリコは、まゆみとかなに魔法の事がバレないようにと、ヒヤヒヤものでしたが。
少しして、フランソワは、みらい達と同じ歳くらいの頃に、素敵な仕立て屋になるための修行の一環として、ナシマホウ界に住んでいた事を話します。
魔法界の人々がナシマホウ界で生活する事は珍しい事ではありません。このファミレスでも、そういう人が何人かいます。
「アタイも来るつもりさ。ナシマホウ界の事をもっと知りたいんだ。だから、学校を卒業したら、来るつもりだよ。」
「そっか。ジュンにはそんな目標があったんだね。すごいなー。」
しばらくして、みらい達はショッピングモールを出ました。
「心配ないわよ。リコちゃん。」
「え?」
「私もこっちにいた時は、ちょっぴり不安だったわ。魔法界のみんなより遅れをとっているんじゃないかって。でもね、こっちでは、魔法学校では教わらない色んな事を勉強できてよ。」
みらいもその意見に賛同します。リコが14話で言っていたように、ムダな努力なんてなく、どんな事でも一生懸命頑張れば、きっと自分の力になるのだから。
「私も、色んな事をやってみようと思うんだ! 立派な魔法使いになるっていうリコみたいに。私、なりたいものが決まってない・・・。」
「でも、いっぱいいっぱい、色んな事を経験して、沢山頑張ってみたら、何か目標が見つかるかなー、なんて・・・。」
「みらい・・・。」
その直後、スパルダが声をかけてきました。しかし、狙いは、いつものようにリンクルストーン・エメラルドではなく、リンクルスマホン。
~ Bパート ~
ジュン達が振り返ると、みらいとリコがいませんでした。なぜなら、2人は魔法のホウキに乗って、スパルダから逃げていたから。
ですが、少しして、クモの糸に当てられ、ビルの屋上に落下。スパルダに追い詰められてしまいます。
リンクルスマホンはドクロクシーが強く欲しているだけに、スパルダもこれまでとは一味違います。ヘリコプターをヨクバール召喚のための魔方陣に取り込んだ後、スパルダ自らがその中に入りました。
すると、暗雲が広がりました。
みらいとリコは変身します。今回は、サファイアスタイル。
ミラクルとマジカルが暗雲の中に飛び込むと、ヘリコプターと融合したスパルダを目にします。
スパルダ自身がヨクバールになったようです。スパルダは強力なパワーで攻撃するものの、その力を制御できず、地上にも被害が及びます。
「闇の中で勝てるはずがない。」
「闇?」
「闇は、あらゆるものを覆い尽くす。ドクロクシー様の・・・、闇は・・・、こんなものではない・・・! 」
「魔法界も、この世界も、すべてを覆い・・・、闇の世界となる・・・!」
「友達がいるの・・・。どっちの世界にも、大切な友達がいるの・・・!」
「ええ・・・。大切なの・・・! 私に、色んな事を教えてくれるの・・・。魔法界とこの世界のみんなが・・・!」
「何よりも・・・、楽しかったの・・・、今日・・・。みんなと一緒で・・・。また、みんなで、一緒に遊ぶんだから・・・!」
「だから・・・、闇の世界にするなんて・・・、」
『絶対に許さない!』
その直後、暗雲から光が出てきました。
ミラクルとマジカルは、サファイアスマーティッシュを放ちます。スパルダは、2人の力の前に押され、闇の力を失い、小さいクモの姿になりました。
これをバッティが拾い、ワープ。スパルダが敗れた事は、ヤモーやドクロクシーにも伝わり、ドクロクシーは立腹します。
しばらくして、みらいとリコは、ジュン達の元に戻りました。辺りはすっかり夕方になっており、エミリーは綺麗な夕焼けに感動します。
「きっと・・・、みんなでこうして見てるからだよ・・・。こっちとかあっちの世界とか関係なくさ・・・、みんなで見てるからだね!」
「ええ。だから、より一層綺麗に見えるのよね。」
「リコ、何か変わったわよね。」
「え? 私は、別に・・・。」
その直後、フランソワがリコを抱き締めます。
「え・・・、ちょっと・・・。」
「立派になったわ。」
魔法界への最終列車が発つ時間が迫っているため、ここで、ジュン達はみらい達と別れます。
「みらい、リコ、またね!」
「モフちゃんも、元気でね!」
「かな、まゆみ、またな!」
「じゃあ、リコちゃん、みらいちゃん、またね!」
「楽しかった。」
「うん! 最高過ぎ!」
「だよね!」
「ええ!」
しかし、その直後、魔法のじゅうたんが飛んでいるのを見て、ちょっとした騒ぎに。
今回は、これで終了です。
次回:「水晶さんおしえて! おばあちゃんの思い出の人」
みらいとリコが家で掃除をしていると、古いアルバムが出てきました。そこには、みらいの祖母・かの子の15歳頃の写真がありました。
かの子は、その頃公園で出会った不思議な人の事が忘れられないとの事。
そこで、みらいとリコは、魔法の水晶でその人の事を占います。かの子の思い出の人とは、一体誰なのか?
一方、今話を盛り上げたサブキャラ達が1人もいねぇ・・・。無念・・・。今話のタイトルに「補習メイト」とあるくらいですから、せめて、ジュン、エミリー、ケイの3人は出してほしかったですね。
【まとめ】
みらいとリコは、ナシマホウ界にやって来たジュン、エミリー、ケイ、フランソワと再会し、まゆみやかなとも一緒に楽しいひとときを過ごしました。
まずは、フランソワ。お前、役得過ぎるだろ。7人もの女子中学生と一緒にショッピングモールでお買い物とか、うらやまし過ぎる・・・。
しかも、リコにハグしたり、魔法界に帰る際にジュン達を押してったりなど、軽々しく女の子の身体に触れやがって・・・。外見や言葉が女性っぽいからこそ、なせる技なんでしょうか。
私も、フランソワみたく、華奢な身体つきで、オネエ言葉をしゃべっていれば、今の年齢でも、女子中学生や女子高校生と気楽に遊園地で遊んだりできたんでしょうかね。何となくオネエ最強だと感じた今日この頃です。(笑)
さて、オバカな感想はこのくらいにして、真面目な考察系感想に入りますか。
今回は、フランソワが語っていた、ナシマホウ界に魔法界の人々が多く住んでいるという事実が興味深く感じました。「魔法」という概念が存在しないゆえ、否定語を先頭につけて「ナシマホウ界」と呼びながらも、そこに多くの魔法界の人々が興味を持っているのは、なかなか面白いですね。
ナシマホウ界では、魔法を使うところをナシマホウ界の人々には見せられないために、魔法界では当たり前にできる事も、ナシマホウ界ではできない事が多く、不便に感じやすいものでしょう。
にもかかわらず、多くの魔法界の人々がナシマホウ界に興味を持っているのは、その不便さを加味しても、ナシマホウ界には素晴らしい要素が多くあると思っているからなんでしょうね。
今話では、家電、プリクラ、ドリンクバーなど、魔法界にはない多くの物を挙げて、魔法界の人々から見たナシマホウ界の素晴らしいところを描いていましたが、他にもそういうのはあるでしょう。
たとえば、10話のバトルシーンで語られていたように、ナシマホウ界の人々は、魔法界の人達と同じように優しくて温かい者ばかりな事。異世界で暮らす不安を和らげるには、彼らは心強い味方でしょう。
他にも、13話のテーマとしていた「便利なものに頼り過ぎずに、幸せを見つける事の大切さ」もそうだと思いますね。
魔法を使えば一瞬でできる事でも、魔法を使えないために多大な労力を注がないとできないものは多くありますが、だからこそ、そんな環境の中で幸せを見つけようと努力している姿勢に感銘を受ける人が多いのでしょう、きっと。そういう人達から色んな事を学びたいと、多くの魔法界の人々がナシマホウ界に訪れているのかもしれませんね。
ナシマホウ界に魔法界の人々が多く住んでいるとなれば、今後、そういうキャラにスポットを当てた話が何回かやってくるかもしれません。
その時には、そのキャラがどういう目的でナシマホウ界に住んでいるのか、そして、そのキャラがみらいとリコに何をもたらすのか、しっかり注目したいと思います。
~ オープニング前 ~
ある日、みらいの家に誰かがやって来て、みらいとリコは驚きます。
それもそのはず。その「誰か」というのは、4話から9話まで魔法学校で一緒に魔法の授業を受けていたジュン、エミリー、ケイだから。
さらに、3話に出てきたフランソワも。
~ Aパート ~
しばらくして、ジュン達は例のイチゴメロンパンを食べ、モフルンはジュン達がお土産として持ってきたお菓子を食べて、お互い喜んでいました。
フランソワは、買い物のためにナシマホウ界に来たとの事。トランクを開けると、沢山の生地が入っていました。
店で使う生地を調達するために、ナシマホウ界にはよく来ているとの事。ちなみに、リコの私服も、ナシマホウ界の生地が使われているようです。
その後、ジュン達は、はーちゃんに興味を示し、はーちゃんは、あいさつします。
ジュンは魔法を使って、8話に出てきた魔法のペンに記念撮影させます。
すると、あっという間に、3枚の写真ができました。この前の授業で連写を習ったようです。
一方、エミリーとケイは、2年生になって色んな魔法を覚える事に苦労を感じています。リコは、ジュン達の話を聞いて憂いの表情を浮かべます。
同じ頃、ヤモーは、前話スパルダから聞いた本の正体がリンクルスマホンである事を確信していました。
ドクロクシーはリンクルスマホンを強く欲しているだけに、その欲望が叶えられないとなると、ヤモー達が存在する価値がなくなります。それを受け、スパルダが出撃。
少しして、エミリーは、道路を走っている物を見て怖がります。リコは、それが自動車である事と、自動車に乗った事について話します。
ジュンは、カーナビについて知っていました。ナシマホウ界はジュンの憧れなだけに、ガイドブックをよく読んでいたようです。
その直後、ジュン達はヘリコプターを目にし、ジュンは記念撮影しようとしますが、リコは、魔法がバレると制止します。
その時、まゆみとかなが、みらい達に声をかけました。2人は、みらいとリコの元に遊びに行くところだったようです。
そんな中、ジュンは魔法を使って、ヘリコプターを撮影。しかし、魔法がバレてはマズいと、みらいは、自ら絵を描いているフリをしてごまかします。
少しして、みらい達は、まゆみとかなと一緒に、ショッピングモールに来ていました。リコ、エミリー、ケイは、ショッピングモールの広さに驚きます。
魔法界の人々がナシマホウ界で生活する事は珍しい事ではありません。このファミレスでも、そういう人が何人かいます。
「そっか。ジュンにはそんな目標があったんだね。すごいなー。」
しばらくして、みらい達はショッピングモールを出ました。
「心配ないわよ。リコちゃん。」
「え?」
「私もこっちにいた時は、ちょっぴり不安だったわ。魔法界のみんなより遅れをとっているんじゃないかって。でもね、こっちでは、魔法学校では教わらない色んな事を勉強できてよ。」
みらいもその意見に賛同します。リコが14話で言っていたように、ムダな努力なんてなく、どんな事でも一生懸命頑張れば、きっと自分の力になるのだから。
「私も、色んな事をやってみようと思うんだ! 立派な魔法使いになるっていうリコみたいに。私、なりたいものが決まってない・・・。」
「みらい・・・。」
その直後、スパルダが声をかけてきました。しかし、狙いは、いつものようにリンクルストーン・エメラルドではなく、リンクルスマホン。
~ Bパート ~
ジュン達が振り返ると、みらいとリコがいませんでした。なぜなら、2人は魔法のホウキに乗って、スパルダから逃げていたから。
リンクルスマホンはドクロクシーが強く欲しているだけに、スパルダもこれまでとは一味違います。ヘリコプターをヨクバール召喚のための魔方陣に取り込んだ後、スパルダ自らがその中に入りました。
すると、暗雲が広がりました。
みらいとリコは変身します。今回は、サファイアスタイル。
ミラクルとマジカルが暗雲の中に飛び込むと、ヘリコプターと融合したスパルダを目にします。
スパルダ自身がヨクバールになったようです。スパルダは強力なパワーで攻撃するものの、その力を制御できず、地上にも被害が及びます。
「闇の中で勝てるはずがない。」
「闇?」
「闇は、あらゆるものを覆い尽くす。ドクロクシー様の・・・、闇は・・・、こんなものではない・・・! 」
「魔法界も、この世界も、すべてを覆い・・・、闇の世界となる・・・!」
「ええ・・・。大切なの・・・! 私に、色んな事を教えてくれるの・・・。魔法界とこの世界のみんなが・・・!」
「だから・・・、闇の世界にするなんて・・・、」
『絶対に許さない!』
その直後、暗雲から光が出てきました。
ミラクルとマジカルは、サファイアスマーティッシュを放ちます。スパルダは、2人の力の前に押され、闇の力を失い、小さいクモの姿になりました。
これをバッティが拾い、ワープ。スパルダが敗れた事は、ヤモーやドクロクシーにも伝わり、ドクロクシーは立腹します。
しばらくして、みらいとリコは、ジュン達の元に戻りました。辺りはすっかり夕方になっており、エミリーは綺麗な夕焼けに感動します。
「きっと・・・、みんなでこうして見てるからだよ・・・。こっちとかあっちの世界とか関係なくさ・・・、みんなで見てるからだね!」
「リコ、何か変わったわよね。」
「え? 私は、別に・・・。」
「え・・・、ちょっと・・・。」
「立派になったわ。」
「みらい、リコ、またね!」
「楽しかった。」
「うん! 最高過ぎ!」
「だよね!」
「ええ!」
今回は、これで終了です。
次回:「水晶さんおしえて! おばあちゃんの思い出の人」
みらいとリコが家で掃除をしていると、古いアルバムが出てきました。そこには、みらいの祖母・かの子の15歳頃の写真がありました。
かの子は、その頃公園で出会った不思議な人の事が忘れられないとの事。
そこで、みらいとリコは、魔法の水晶でその人の事を占います。かの子の思い出の人とは、一体誰なのか?
今回のイラストコーナー
左の、まおちゃんが描いたみらリコの絵が上手過ぎる・・・。しかも、これを7歳の子が描いたってのが、すごいですね。小学校でも、図画工作の授業でこういう上手な絵を描いているんじゃないかと想像が膨らみます。一方、今話を盛り上げたサブキャラ達が1人もいねぇ・・・。無念・・・。今話のタイトルに「補習メイト」とあるくらいですから、せめて、ジュン、エミリー、ケイの3人は出してほしかったですね。
【まとめ】
みらいとリコは、ナシマホウ界にやって来たジュン、エミリー、ケイ、フランソワと再会し、まゆみやかなとも一緒に楽しいひとときを過ごしました。
まずは、フランソワ。お前、役得過ぎるだろ。7人もの女子中学生と一緒にショッピングモールでお買い物とか、うらやまし過ぎる・・・。
しかも、リコにハグしたり、魔法界に帰る際にジュン達を押してったりなど、軽々しく女の子の身体に触れやがって・・・。外見や言葉が女性っぽいからこそ、なせる技なんでしょうか。
私も、フランソワみたく、華奢な身体つきで、オネエ言葉をしゃべっていれば、今の年齢でも、女子中学生や女子高校生と気楽に遊園地で遊んだりできたんでしょうかね。何となくオネエ最強だと感じた今日この頃です。(笑)
さて、オバカな感想はこのくらいにして、真面目な考察系感想に入りますか。
今回は、フランソワが語っていた、ナシマホウ界に魔法界の人々が多く住んでいるという事実が興味深く感じました。「魔法」という概念が存在しないゆえ、否定語を先頭につけて「ナシマホウ界」と呼びながらも、そこに多くの魔法界の人々が興味を持っているのは、なかなか面白いですね。
ナシマホウ界では、魔法を使うところをナシマホウ界の人々には見せられないために、魔法界では当たり前にできる事も、ナシマホウ界ではできない事が多く、不便に感じやすいものでしょう。
にもかかわらず、多くの魔法界の人々がナシマホウ界に興味を持っているのは、その不便さを加味しても、ナシマホウ界には素晴らしい要素が多くあると思っているからなんでしょうね。
今話では、家電、プリクラ、ドリンクバーなど、魔法界にはない多くの物を挙げて、魔法界の人々から見たナシマホウ界の素晴らしいところを描いていましたが、他にもそういうのはあるでしょう。
たとえば、10話のバトルシーンで語られていたように、ナシマホウ界の人々は、魔法界の人達と同じように優しくて温かい者ばかりな事。異世界で暮らす不安を和らげるには、彼らは心強い味方でしょう。
他にも、13話のテーマとしていた「便利なものに頼り過ぎずに、幸せを見つける事の大切さ」もそうだと思いますね。
魔法を使えば一瞬でできる事でも、魔法を使えないために多大な労力を注がないとできないものは多くありますが、だからこそ、そんな環境の中で幸せを見つけようと努力している姿勢に感銘を受ける人が多いのでしょう、きっと。そういう人達から色んな事を学びたいと、多くの魔法界の人々がナシマホウ界に訪れているのかもしれませんね。
ナシマホウ界に魔法界の人々が多く住んでいるとなれば、今後、そういうキャラにスポットを当てた話が何回かやってくるかもしれません。
その時には、そのキャラがどういう目的でナシマホウ界に住んでいるのか、そして、そのキャラがみらいとリコに何をもたらすのか、しっかり注目したいと思います。