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今話の名セリフ:「生きるという事は、変わっていく事なの・・・。」(杉崎史)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第16話「友情の誓い! 永遠の大樹の下で」の感想です。
~ オープニング前 ~
「永遠の大樹・・・。その樹の下で友情を誓い合った友達は、永遠に友達でいられるという・・・。」
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のどか達は、そう言い伝えられている大樹の元に向かっていました。
~ Aパート ~
しかし・・・、
「これが、永遠の大樹・・・?」
「えーと・・・。こんなんだったっけ?」
「ううん・・・。もうちょっと・・・。」
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その直後、この樹は寿命だと言いながら、1人の男が現れました。
何日か前の嵐の夜に、木の上部が崩れてしまい、このような今にも枯れそうな形に。近いうちに、役所の者達が切り倒しに来るそうです。
「なあ、お嬢ちゃん方。人生の先輩から1つアドバイスだ。永遠なんて信じるな。」
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「なんか感じ悪!」
「ねえ、どうする? 友情の誓い、する? のどか?」
「あのおじいさん、すごく悲しい目をして大樹を見てた・・・。」
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「あのおじいさん、この樹に何か思い入れがあるんじゃないかな?」
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直後、エレメントなら何か知ってるんじゃないかと、ラビリンは言います。という事で、例の聴診器を使って、聞く事に。
この大樹にいる木のエレメントは、彼の事を知っていました。
「昔々、この樹の下で、永遠の友情を誓い合った3人がいました。」
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「私、杉崎史は、大樹に誓います!」
「長野日出夫は誓います!」
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「なんだか、こっぱずかしいな・・・。」
「哲也くん!」
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「オホン! 城戸哲也は誓うぜ!」
『永遠に友達でいる事を!』
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「それから、長い時が流れました。そして・・・。」
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「永遠に友達・・・、か・・・。」
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木のエレメントは、この老人が哲也だと気付きました。哲也は毎日、悲しい目でこの大樹を見上げているとの事です。
木のエレメントは、史と日出夫を見つけて、ここに連れてきてほしいと、のどか達にお願いしました。この樹が切り倒されれば、もう3人は合えなくなってしまうかもしれないと、木のエレメントは恐れています。
と言っても、離れ離れになってしまったのには事情がありそうですし、今どこにいるのか、すぐに分かりそうもありません。
木のエレメントによれば、あの当時3人は「純」という喫茶店によく通っていたとか。それを聞いたのどかは、史と日出夫を探すと言いました。
「永遠を誓い合った友達がバラバラになるなんて、悲し過ぎるよ・・・。でしょ?」
「そうね。」
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その直後、ひなたは、スマホを使って、その喫茶店の場所を調べてみました。すぐに、その場所を特定しました。
そして、「純」を訪れたのどか達。史と日出夫は、この喫茶店によく訪れているようで、店員との話途中に、この店にやって来ました。
のどか達は、2人に哲也の事を話し、大樹に行ってほしいとお願いしました。しかし、2人は何も言わず、思い詰めた表情をします。
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「色々あってね・・・。今になって思えば、実にちっぽけな事が原因だった・・・。」
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「でも、あの頃の私達にとっては、本当に、本当に深刻な問題だったのだ・・・。」
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「悪いけど、大樹には行けないよ・・・。」
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「何で!? 大昔の事じゃん!」
「生きるという事は、変わっていく事なの・・・。今更顔を合わせても、私達もうきっと話す事なんて、何もないわ・・・。」
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「永遠の友情なんて、ないのかな・・・?」
「そんな事・・・。」
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「え・・・。」
「のどかっち!?」
「お嬢ちゃん?」
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「2人は、喫茶『純』にいます! 2時頃にいつも来てるんです! だから・・・。」
「おい・・・。藪から棒に何を・・・。」
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「だから、会いに行って下さい! そうすれば、そうすればきっと・・・。」
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「40年ぶりにこの街に帰ってきた・・・。じきにまた街を出る・・・。ここにはもう戻らん・・・。」
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「だからいいんだ・・・。もう終わった事だ・・・。」
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「だったら、どうして毎日ここに来てるんですか!? 約束を信じてるからでしょ! 永遠の友情を信じてるからでしょ!」
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「余計な事、言っちゃった・・・。」
「そんな事ない・・・。3人が心配だからこその言葉だもの・・・。」
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「それもあるけど、怖くなったの・・・。いつか私達も友達でいられなくなっちゃう日が来るんじゃないかって・・・。」
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「誓おう!」
「え・・・。」
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「私、花寺のどかは大樹に誓います。」
「沢泉ちゆは誓います。」
「平光ひなたは誓います。」
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『永遠に友達でいる事を!』
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のどか達は、哲也達3人の再会を諦めていません。「永遠の大樹 ありがとうフェス」というものを考えており、すこやか市の友情を見守り続けてきた永遠の大樹に、街の人達が「ありがとう」と「さようなら」を伝えるイベントです。
そうすれば、永遠の大樹の元に、3人が再会するかもしれないと考えています。
~ Bパート ~
その後日、のどか達は、このフェスの企画書を先生に見せました。
先生は、大変な作業になると言いますが、のどか達は覚悟の上。それを知った先生は、のどか達を応援します。
そして、フェスに向けての準備が始まりました。
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フェス当日を迎えました。
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多くの人達が大樹の周りに集まっていましたが、哲也達3人は、大樹から少し離れた別々の場所にいます。少しして、のどか達は、哲也が帰っているのを目にしました。
それと同時に、ラテの具合が悪化。メガビョーゲンが現れました。
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フェスに参加中の人々が逃げまとう中・・・、
「出てけ! ここは・・・、この樹は、俺達の場所だ!」
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「哲也!」
「哲也君!」
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「お前ら、来てくれたのか・・・。」
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しかし、メガビョーゲンは容赦なく攻撃してきます。すぐに、のどか達はプリキュアに変身。
そして、グレース達は3人を守りました。哲也達に逃げるよう指示し、3人は逃げます。
哲也達が再会でき、後はメガビョーゲンを浄化するだけ。メガビョーゲンのパワーに押されそうになるものの、上手く分散して、グレースがキュアスキャン。
木のエレメントが捕まってる場所が分かったところを、ヒーリングオアシス。メガビョーゲンを浄化し、ラテの具合も回復しました。
しかし、大樹は・・・、
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メガビョーゲンに蝕まれ、寿命が尽きてしまったようです。
その後、哲也達が戻ってきました。哲也達も、大樹が枯れてしまった事に悲しみます。
ですが、樹をよく見てみると・・・、
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「枯れた大樹から新しい命が!」
「永遠の大樹は、本当に永遠なんだね!」
「自然の力ってすごい!」
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「おい。」
「ん?」
「久しぶりに『純』のコーヒーが飲みたくなったんじゃないか?」
「ああ・・・。」
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「お嬢ちゃん達もどうだ?」
「お礼にご馳走しなくちゃね。あの喫茶店、パフェがおすすめなのよ。」
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『はい!』
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今回は、これで終了です。
次回:「最高のおもてなし!? ちゆのおかみ修行」
週末、ちゆは、お休みの仲居達の代わりに、旅館沢泉のお仕事を手伝う事になりました。
しかし、ちゆは、少し悩んでいるようです。どうやら、外国からやって来た一家のエミリーという女の子が、ずっと笑顔を見せてくれないとの事で・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
のどか達は、「そこで友情を誓い合うと、永遠に友達でいられる」という伝説を持つ大樹の下で友情を誓い合い、皆で大樹に「ありがとう」と「さようなら」を言うお祭りを企画し、かつて大樹の下で友情を誓い合ったものの離れ離れになった3人を再会させる事ができました。
今回は、メイン視聴層の女の子達には結構難しい話でしたかね。
「永遠なんて信じるな」とか、「生きるという事は変わっていく事」とか、哲也達3人が離れ離れになった理由など、まだ10年も生きていない子達には、疑問に感じる事だらけでしょう。大人達にピンとくるものばかりだったと思います。
とはいえ、今話を見た後に、のどか達と同じように、仲の良い友達と手を重ねて友情を誓い合えば、それで十分なのかな、と思いますね。
そうは言っても、ほとんどの子供達は、未来は明るいものだと信じて疑わず、仲の良い友達は何年経っても仲が良いと思っているでしょう。手を重ねて友情を誓い合うなんてのは大袈裟だと思ってるかもしれません。
ですが、そんな「儀式」みたいなものをやっておけば、この先何があっても友達でい続けようと気が高まる事でしょうし、ケンカしそうになっても、「儀式」の事を思い出し、踏みとどまる事もできると思います。
人の命には限りがあるゆえ、友達でいられる時間にも限りがあるため、「永遠なんて信じるな」という言葉は、その通りかもしれませんし、進学、就職、結婚、出産などで生活環境が変わっていけば、生き方も変わってくる訳であり、「生きるという事は変わっていく事」ももっともな話。
しかし、過去は変わらない事から、「儀式」をした事は、紛れもない事実として人生に刻まれるもの。生活環境が変わって、仲の良い友達と離れ離れになろうとも、「儀式」や、友人達と遊んでいた過去を思い出す事だってできます。死を迎えるまで毎日欠かさず思い続けていく事が「永遠の友情」なのだと思いますね。
と言っても、それは簡単にできる事じゃないんですけどね。ですが、生い先長い子供達には、そう難しい事は考えず、仲の良い友達の事を大切に「今」を生き続けてほしいと、今話を見終えて感じました。
あと、哲也達3人が離れ離れになった理由については、具体的な明言は避けていましたが、三角関係になったからでしょう。その結果、史は日出夫と恋人になる事を選び、結婚まで発展し、残された哲也は居心地の悪さから、すこやか市を出たんじゃないかと思いますね。
それにしても、かつて仲の良かった3人のうち2人が結ばれるという構図は前作を思い出しますね。前作の主人公・ひかるの祖父母と、「遼じい」こと遼太郎の事を。と言っても、あちらは、三角関係になっていませんでしたし、ひかるの祖父母が結婚しても、遼太郎が2人を恨むなんて事はなく、これまで通りの交友関係を続けていましたが。
まあ、ですが、あの回を視聴した時に大きな説得力を感じた「時の移ろいとともに周りは変わる」という言葉は、改めて味のあるものだと思いましたし、「生きるという事は変わっていく事」という言葉も重く感じました。
それにしても、仲の良かった3人のうち2人が結ばれる展開、好きですね。前作の該当回放送から、まだ1年も経ってないんですし。しかも、約2か月間の休止期間がなかったら、半年以内に放映された事になります。
この間隔の短さを思うと、「もしかして、同じような関係にあるスタッフ様達が制作会社にいるんじゃないの?」と勘繰ってしまいますね。たぶん、いないと思いますが。(笑)
また、「おじゃ魔女どれみ」のコラボがあったのも、今話の注目ポイントでしょうか。ほんのちょっとでしたが、「永遠の大樹 ありがとうフェス」のポスターの隣に、「魔女見習いをさがして」というタイトルのポスターが映っており、多くの「おじゃ魔女どれみ」のファンを興奮させた事でしょう。
ただ、「おじゃ魔女どれみ」は20年くらい前に放送されたものであり、メイン視聴層の女の子達には全然知られていないもの。それを考慮して、「魔女見習いをさがして」のポスターよりもフェスのポスターが画面内に多く映るようにし、女の子達には、フェスのポスターや、ポスターを張っているひなた、ポスターを見る史と日出夫に目が行きやすい工夫をしていたように感じられ、良かったと思います。
これならば、女の子達に粗相のない、「さりげない」コラボのように見え、今秋公開予定の映画の良い宣伝になったんじゃないかと感じています。
さて、次回は、ちゆメイン回。放映休止期間後では初ですね。
話の内容は、旅館の仕事の手伝いをするもので、予告でも、和服姿で手伝いをしているちゆが様になっていると感じましたが、それだけで終わりなんて事はないはず。何かしら問題が発生して、それをどう解決するかが見所になるのでしょう。
次回を通して、ちゆがどう成長するか楽しみではありますが、のどかとひなたが、ちゆをどうサポートするかも見逃せないところ。いつも通り、話が終わった時には、3人の友情がさらに深まっている事に期待したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ヒーリングっど♡プリキュア」第16話「友情の誓い! 永遠の大樹の下で」の感想です。
~ オープニング前 ~
「永遠の大樹・・・。その樹の下で友情を誓い合った友達は、永遠に友達でいられるという・・・。」
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のどか達は、そう言い伝えられている大樹の元に向かっていました。
~ Aパート ~
しかし・・・、
「これが、永遠の大樹・・・?」
「えーと・・・。こんなんだったっけ?」
「ううん・・・。もうちょっと・・・。」
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その直後、この樹は寿命だと言いながら、1人の男が現れました。
何日か前の嵐の夜に、木の上部が崩れてしまい、このような今にも枯れそうな形に。近いうちに、役所の者達が切り倒しに来るそうです。
「なあ、お嬢ちゃん方。人生の先輩から1つアドバイスだ。永遠なんて信じるな。」
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「なんか感じ悪!」
「ねえ、どうする? 友情の誓い、する? のどか?」
「あのおじいさん、すごく悲しい目をして大樹を見てた・・・。」
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「あのおじいさん、この樹に何か思い入れがあるんじゃないかな?」
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直後、エレメントなら何か知ってるんじゃないかと、ラビリンは言います。という事で、例の聴診器を使って、聞く事に。
この大樹にいる木のエレメントは、彼の事を知っていました。
「昔々、この樹の下で、永遠の友情を誓い合った3人がいました。」
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「私、杉崎史は、大樹に誓います!」
「長野日出夫は誓います!」
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「なんだか、こっぱずかしいな・・・。」
「哲也くん!」
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「オホン! 城戸哲也は誓うぜ!」
『永遠に友達でいる事を!』
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「それから、長い時が流れました。そして・・・。」
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「永遠に友達・・・、か・・・。」
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木のエレメントは、この老人が哲也だと気付きました。哲也は毎日、悲しい目でこの大樹を見上げているとの事です。
木のエレメントは、史と日出夫を見つけて、ここに連れてきてほしいと、のどか達にお願いしました。この樹が切り倒されれば、もう3人は合えなくなってしまうかもしれないと、木のエレメントは恐れています。
と言っても、離れ離れになってしまったのには事情がありそうですし、今どこにいるのか、すぐに分かりそうもありません。
木のエレメントによれば、あの当時3人は「純」という喫茶店によく通っていたとか。それを聞いたのどかは、史と日出夫を探すと言いました。
「永遠を誓い合った友達がバラバラになるなんて、悲し過ぎるよ・・・。でしょ?」
「そうね。」
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その直後、ひなたは、スマホを使って、その喫茶店の場所を調べてみました。すぐに、その場所を特定しました。
そして、「純」を訪れたのどか達。史と日出夫は、この喫茶店によく訪れているようで、店員との話途中に、この店にやって来ました。
のどか達は、2人に哲也の事を話し、大樹に行ってほしいとお願いしました。しかし、2人は何も言わず、思い詰めた表情をします。
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「色々あってね・・・。今になって思えば、実にちっぽけな事が原因だった・・・。」
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「でも、あの頃の私達にとっては、本当に、本当に深刻な問題だったのだ・・・。」
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「悪いけど、大樹には行けないよ・・・。」
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「何で!? 大昔の事じゃん!」
「生きるという事は、変わっていく事なの・・・。今更顔を合わせても、私達もうきっと話す事なんて、何もないわ・・・。」
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「永遠の友情なんて、ないのかな・・・?」
「そんな事・・・。」
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「え・・・。」
「のどかっち!?」
「お嬢ちゃん?」
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「2人は、喫茶『純』にいます! 2時頃にいつも来てるんです! だから・・・。」
「おい・・・。藪から棒に何を・・・。」
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「だから、会いに行って下さい! そうすれば、そうすればきっと・・・。」
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「40年ぶりにこの街に帰ってきた・・・。じきにまた街を出る・・・。ここにはもう戻らん・・・。」
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「だからいいんだ・・・。もう終わった事だ・・・。」
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「だったら、どうして毎日ここに来てるんですか!? 約束を信じてるからでしょ! 永遠の友情を信じてるからでしょ!」
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「余計な事、言っちゃった・・・。」
「そんな事ない・・・。3人が心配だからこその言葉だもの・・・。」
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「それもあるけど、怖くなったの・・・。いつか私達も友達でいられなくなっちゃう日が来るんじゃないかって・・・。」
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「誓おう!」
「え・・・。」
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「私、花寺のどかは大樹に誓います。」
「沢泉ちゆは誓います。」
「平光ひなたは誓います。」
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『永遠に友達でいる事を!』
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のどか達は、哲也達3人の再会を諦めていません。「永遠の大樹 ありがとうフェス」というものを考えており、すこやか市の友情を見守り続けてきた永遠の大樹に、街の人達が「ありがとう」と「さようなら」を伝えるイベントです。
そうすれば、永遠の大樹の元に、3人が再会するかもしれないと考えています。
~ Bパート ~
その後日、のどか達は、このフェスの企画書を先生に見せました。
先生は、大変な作業になると言いますが、のどか達は覚悟の上。それを知った先生は、のどか達を応援します。
そして、フェスに向けての準備が始まりました。
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フェス当日を迎えました。
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多くの人達が大樹の周りに集まっていましたが、哲也達3人は、大樹から少し離れた別々の場所にいます。少しして、のどか達は、哲也が帰っているのを目にしました。
それと同時に、ラテの具合が悪化。メガビョーゲンが現れました。
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フェスに参加中の人々が逃げまとう中・・・、
「出てけ! ここは・・・、この樹は、俺達の場所だ!」
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「哲也!」
「哲也君!」
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「お前ら、来てくれたのか・・・。」
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しかし、メガビョーゲンは容赦なく攻撃してきます。すぐに、のどか達はプリキュアに変身。
そして、グレース達は3人を守りました。哲也達に逃げるよう指示し、3人は逃げます。
哲也達が再会でき、後はメガビョーゲンを浄化するだけ。メガビョーゲンのパワーに押されそうになるものの、上手く分散して、グレースがキュアスキャン。
木のエレメントが捕まってる場所が分かったところを、ヒーリングオアシス。メガビョーゲンを浄化し、ラテの具合も回復しました。
しかし、大樹は・・・、
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メガビョーゲンに蝕まれ、寿命が尽きてしまったようです。
その後、哲也達が戻ってきました。哲也達も、大樹が枯れてしまった事に悲しみます。
ですが、樹をよく見てみると・・・、
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「枯れた大樹から新しい命が!」
「永遠の大樹は、本当に永遠なんだね!」
「自然の力ってすごい!」
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「おい。」
「ん?」
「久しぶりに『純』のコーヒーが飲みたくなったんじゃないか?」
「ああ・・・。」
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「お嬢ちゃん達もどうだ?」
「お礼にご馳走しなくちゃね。あの喫茶店、パフェがおすすめなのよ。」
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『はい!』
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今回は、これで終了です。
次回:「最高のおもてなし!? ちゆのおかみ修行」
週末、ちゆは、お休みの仲居達の代わりに、旅館沢泉のお仕事を手伝う事になりました。
しかし、ちゆは、少し悩んでいるようです。どうやら、外国からやって来た一家のエミリーという女の子が、ずっと笑顔を見せてくれないとの事で・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
のどか達は、「そこで友情を誓い合うと、永遠に友達でいられる」という伝説を持つ大樹の下で友情を誓い合い、皆で大樹に「ありがとう」と「さようなら」を言うお祭りを企画し、かつて大樹の下で友情を誓い合ったものの離れ離れになった3人を再会させる事ができました。
今回は、メイン視聴層の女の子達には結構難しい話でしたかね。
「永遠なんて信じるな」とか、「生きるという事は変わっていく事」とか、哲也達3人が離れ離れになった理由など、まだ10年も生きていない子達には、疑問に感じる事だらけでしょう。大人達にピンとくるものばかりだったと思います。
とはいえ、今話を見た後に、のどか達と同じように、仲の良い友達と手を重ねて友情を誓い合えば、それで十分なのかな、と思いますね。
そうは言っても、ほとんどの子供達は、未来は明るいものだと信じて疑わず、仲の良い友達は何年経っても仲が良いと思っているでしょう。手を重ねて友情を誓い合うなんてのは大袈裟だと思ってるかもしれません。
ですが、そんな「儀式」みたいなものをやっておけば、この先何があっても友達でい続けようと気が高まる事でしょうし、ケンカしそうになっても、「儀式」の事を思い出し、踏みとどまる事もできると思います。
人の命には限りがあるゆえ、友達でいられる時間にも限りがあるため、「永遠なんて信じるな」という言葉は、その通りかもしれませんし、進学、就職、結婚、出産などで生活環境が変わっていけば、生き方も変わってくる訳であり、「生きるという事は変わっていく事」ももっともな話。
しかし、過去は変わらない事から、「儀式」をした事は、紛れもない事実として人生に刻まれるもの。生活環境が変わって、仲の良い友達と離れ離れになろうとも、「儀式」や、友人達と遊んでいた過去を思い出す事だってできます。死を迎えるまで毎日欠かさず思い続けていく事が「永遠の友情」なのだと思いますね。
と言っても、それは簡単にできる事じゃないんですけどね。ですが、生い先長い子供達には、そう難しい事は考えず、仲の良い友達の事を大切に「今」を生き続けてほしいと、今話を見終えて感じました。
あと、哲也達3人が離れ離れになった理由については、具体的な明言は避けていましたが、三角関係になったからでしょう。その結果、史は日出夫と恋人になる事を選び、結婚まで発展し、残された哲也は居心地の悪さから、すこやか市を出たんじゃないかと思いますね。
それにしても、かつて仲の良かった3人のうち2人が結ばれるという構図は前作を思い出しますね。前作の主人公・ひかるの祖父母と、「遼じい」こと遼太郎の事を。と言っても、あちらは、三角関係になっていませんでしたし、ひかるの祖父母が結婚しても、遼太郎が2人を恨むなんて事はなく、これまで通りの交友関係を続けていましたが。
まあ、ですが、あの回を視聴した時に大きな説得力を感じた「時の移ろいとともに周りは変わる」という言葉は、改めて味のあるものだと思いましたし、「生きるという事は変わっていく事」という言葉も重く感じました。
それにしても、仲の良かった3人のうち2人が結ばれる展開、好きですね。前作の該当回放送から、まだ1年も経ってないんですし。しかも、約2か月間の休止期間がなかったら、半年以内に放映された事になります。
この間隔の短さを思うと、「もしかして、同じような関係にあるスタッフ様達が制作会社にいるんじゃないの?」と勘繰ってしまいますね。たぶん、いないと思いますが。(笑)
また、「おじゃ魔女どれみ」のコラボがあったのも、今話の注目ポイントでしょうか。ほんのちょっとでしたが、「永遠の大樹 ありがとうフェス」のポスターの隣に、「魔女見習いをさがして」というタイトルのポスターが映っており、多くの「おじゃ魔女どれみ」のファンを興奮させた事でしょう。
ただ、「おじゃ魔女どれみ」は20年くらい前に放送されたものであり、メイン視聴層の女の子達には全然知られていないもの。それを考慮して、「魔女見習いをさがして」のポスターよりもフェスのポスターが画面内に多く映るようにし、女の子達には、フェスのポスターや、ポスターを張っているひなた、ポスターを見る史と日出夫に目が行きやすい工夫をしていたように感じられ、良かったと思います。
これならば、女の子達に粗相のない、「さりげない」コラボのように見え、今秋公開予定の映画の良い宣伝になったんじゃないかと感じています。
さて、次回は、ちゆメイン回。放映休止期間後では初ですね。
話の内容は、旅館の仕事の手伝いをするもので、予告でも、和服姿で手伝いをしているちゆが様になっていると感じましたが、それだけで終わりなんて事はないはず。何かしら問題が発生して、それをどう解決するかが見所になるのでしょう。
次回を通して、ちゆがどう成長するか楽しみではありますが、のどかとひなたが、ちゆをどうサポートするかも見逃せないところ。いつも通り、話が終わった時には、3人の友情がさらに深まっている事に期待したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。