今話の名セリフ:「きな子ちゃんに私達のライブを見てほしい・・・。今のLiella!のとっても楽しいライブを!」
「ラブライブ!スーパースター!!」2期第1話「ようこそ! Liella!へ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「毎日偉いわね。」
「入学式は明日でしょ?」
「休んでる暇なんてないの! ごちそうさま!」
「行ってきます。」
「東京は何でこんなに暑いんっすか・・・。溶ける・・・。」
「しかし、ここが天下の原宿・・・。ヒルズ族・・・。きな子の家はどこっすか・・・。」
ここで、オープニング。タイトルは「WE WILL!!」。歌い手は、1期のLiella!メンバー5人に、2期からの追加メンバー4人を加えた9人です。
まさか、初回から9人の歌が聞けるとは・・・。歌とダンスは相変わらず見応えがありますね。本編では、いつ9人の歌が披露されるのか、かなり楽しみになってきました。
~ Aパート ~
今日も練習に励むLiella!メンバー。前回のラブライブで2位だった事や、優勝したサニーパッションがLiella!を称えた事もあって、フォロワーが倍に増えたり、次回の優勝候補とも評されるようになりました。
ですが、大会で結果は残せていません。だからこそ、次は結果を残し、この結ヶ丘女子高等学校の皆と一緒に喜びたいと、メンバーは気合いを入れます。
そんな中・・・、
「ここは・・・。ここは・・・。」
「ここは一体・・・、どこっすか!?」
「くたびれたー!」
「な、何としても家に辿り着かねば・・・。」
「素敵な神社っすね・・・。」
それから少しして・・・、
「ん? もしかして・・・。」
「間違いない! きな子が通う高校っす!」
「素敵な高校っすね・・・。」
「しゅごい・・・。あの屋上に、Liella!が・・・。Liella!が!」
「リエラ?」
「何見てんだ!」
「すまないっす!」
「フン!」
「しまった・・・。」
「あなたは?」
「えーと・・・。」
「もしかして、新入生!?」
「あ・・・。え、えーと・・・、はい・・・。」
『わー!』
「後輩!? 後輩デスよね!? 可愛いデスー!」
「待ちなさいよ! 何、先に話しかけてるのよ!」
「まずは生徒会長の私が!」
「もしかして、スクールアイドル部に入部希望?」
「え? スクールアイドル?」
「だって新入生でしょ? スクールアイドル部は、れっきとした部活だよ!」
「この子が・・・。」
「え?」
「ありがとうございます・・・。」
「ずっとこの日を待ってたよ・・・。」
「一緒に光を追い求めマショウ!」
「え? ええ?」
「素直じゃない子ね!」
「ようこそ! Liella!へ!」
「違う! 違うっすよー!」
「道に迷った?」
「はい・・・。」
「ごめんね。勝手に勘違いして。」
「いえ・・・。」
「もしかして、東京初めて?」
「えっ!? んな訳ねぇっす! 東京は庭! 庭っすよ!」
「散々検索したっすし・・・。あー、ヒルズ族っすよね・・・。ヒルズ族・・・。ヒルズ族・・・。」
全然ごまかせてなくて草。しかも、ヒルズ族って、もう何年も聞いた事がないワードで、正直、死語っぽく聞こえますね。(笑)
どうも東京の事は分かってなさそうですので、かのんが送る事に。
新入生の名前は「桜小路きな子」。実家は北海道にあります。
「私、かのん。澁谷かのんっていいます。」
「よろしくお願いします! かのん先輩!」
「え!? かのん・・・、先、輩!?」
「はい! 先輩!」
「そっかー! 私、先輩か!」
「はい!」
「そっかー!」
「えー、先輩!? えー、私が!?」
「はい! 先輩です!」
「えー!」
「あの、もう1回・・・。」
「はい?」
「もう1回呼んでくれる?」
「かのん先輩!」
「くぅー! 何かむず痒いけど、いいよね! その響き!」
学生「あるある」とはいえ、だらしねーツラしやがって。こう舞い上がってるところに、「澁谷パイセン」とか「しぶかの先輩」と呼んで、ちょっと落としてみたいですねえ。(笑)
その後、かのんときな子は、かのんの家の喫茶店に。
「あの・・・。さっきのスクールなんとかというのは・・・。」
「スクールアイドル。」
「スクールアイドル・・・。」
「うん。すっごく楽しくて、やりがいあるよ! ・・・って、私も始めて、まだ1年しか経ってないんだけど・・・。」
「けど、私はスクールアイドルと出会って、人生が変わった・・・。頑張ろうって前向きな気持ちになれたの!」
「興味があったら部室に来てよ!」
その夜・・・、
「自宅まで無事に送れましたか?」
「うん。すぐ近くだったから。」
「もしかして6人目のLiella!の誕生?」
「気が早いよ。」
「でも、ちょっと不思議な感じ・・・。私、この5人で優勝目指すのかと思っていたから・・・。」
「私もです。大会終わった直後は、この5人で今度は勝ちたいって。」
「じゃあ、2人は入ってきてほしくないの? 1年生。」
「いえ。」
「私、きな子ちゃんと話しているうちに思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって。」
「ええ。そうやって、1つの紐と紐が結ばれて繋がっていく。それが、母の願いでもあると思いますから。」
「じゃあ明日から新しい仲間を見つけられるよう、改めて頑張っていこう!」
『おー!』
「私がアイドル・・・。」
~ Bパート ~
後日、入学式の日を迎えました。Liella!の5人は、ラブライブで一躍有名になった事もあり、多くの新入生に囲まれました。
そんな中・・・、
「にゃはっ! オニナッツー! あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの!」
「今日は、なんと、私、ついに高校入学をガチ決めましたの! プライベート大公開!」
「ん? 何か?」
「いや・・・。もしや、エルチューバーっすか?」
「芸能人っすね! ザ・都会って感じっす!」
「まあ?」
「ともあれ、チャンネル登録よろしくですの! 今の動画は明日公開! 毎週日曜はライブ配信実施中! 投げ銭、追い銭、プレゼント、何でも結構ですの! ではー!」
「CEO?」
「四季・・・。」
「おはよう、メイ。」
「何で、お前がそこに?」
「平等なランダム配置によって導き出されたもの。つまり、偶然。」
「ったく、これじゃ中学と変わんねぇ・・・。」
それからしばらくして・・・、
「どう? 逸材はいそう?」
「全員、すみれよりは上デス。そもそも音楽科なのデスよ。」
「音楽科だからって上とは限らないでしょ! 私はショウビジネスで・・・。」
「グソクムシ。」
「言うなー!」
2期になっても、すみれはグソクムシと呼ばれるのか・・・。まあ、グソクムシの歌って、無駄にこぶしがきいて、印象に残りやすいから、グソクムシ呼ばわりされるのは致し方ないと思いますけどね。(笑)
しばらくして・・・、
「ハ・・・、ハハ・・・。」
「誰も・・・、来ない・・・。」
「え!? ええ!? どうして!? どうして!?」
「すみれが音楽科の校舎で騒ぐからデス・・・。」
「はあ!? アンタもでしょ!」
「まあまあ。落ち込むのは早いよ。」
「でも、他の部は、それなりに新入生が集まっているようです。不思議ですね・・・。」
「ここで考えていてもしょうがないデス! 気を取り直して!」
「あの! そこの道行く新入生達!」
『え!?』
「スクールアイドルに興味は!?」
『失礼します!』
「やはり、すみれが問題デスね・・・。」
「どうしてそうなる・・・。」
「とにかく行動あるのみ!」
「これでよーし!」
「どうして、こんなもん、次から次へと作り出せるのよ!」
「これなら新入生に注目される事、間違いなしデス! 明日になれば、きっと、沢山の人が集まりますよ!」
しかし、誰も来ませんでした。
一体どうして、1年生が集まらないのか? そう考えていると、かのんのクラスメイト達が部室に来ました。
その理由は、Liella!は、次のラブライブへの決勝進出間違いなしと言われていて、しかも、メンバー1人1人のレベルも高いから。そのため、1年生の間では、入部したところで練習についていけないと広まっているそうです。
それを聞いたかのん達は悩みます。
練習はきつくないと言って勧誘すれば新入生は集まりそうですが、優勝を目指している以上、そうは言えません。となると、新入生は集まらないでしょう。
なら、新入部員は諦めて今の5人で頑張るのか? でも、それだと、自己満足で終わってしまいます。
同じ頃・・・、
「アッハー! 今も、あの屋上に・・・。」
「練習についていけない・・・、か・・・。」
「見てもらえば?」
「え?」
「お姉ちゃんがどうしてスクールアイドルに夢中になるのか、初めはちっとも分からなかったんだ・・・。」
「けど、実際にライブを見て、すごく感動した! 言葉だと上手く伝わらないのかもしれないね。スクールアイドルって!」
「上手く伝わらない・・・。ライブの映像とか見てもらえばいいのかな・・・。」
それからしばらくして・・・、
「きな子ちゃん。」
「え? かのん先輩?」
「驚かせて、ごめん。」
「夜も練習してるんっすね。やっぱり、すごいっす・・・。」
「ねえ、きな子ちゃん。先輩しかいなくて、気後れしちゃうかもしれないけど、私、きな子ちゃんと一緒にスクールアイドルがしたいんだ・・・。」
「私だって、最初は何もできなかった・・・。でも、みんながいてくれたから、何とかここまで成長することができたの・・・。」
「だから、これから先の景色は、きな子ちゃんと見られたらすごい幸せ!」
「週末、屋上で今度のライブのリハーサルをやるんだ。待ってるから。じゃあ。」
その後日・・・、
「オニナッツー! あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの! にゃはっ!」
「ん? ちょっと! 気が散ってしまったですの! 撮り直しですのよ! リテーイク!」
「すまねえっす!」
「ん? 浮かない顔してますの。」
「CEO・・・。」
「夏美でいいですわ。」
「興味はあるけど、自分には向いてなさそうな時、CEOなら・・・。」
「だから、夏美でいいって・・・。」
「いいですの? 向いてない事をいくら頑張ったって、駄目なものは駄目ですの。」
「でも、やってもないのに、向いているかどうかなんて、分からないでしょ?」
「自分に正直に・・・。」
「え?」
「ええーっ!?」
「足関節神経ブロック。一部シンクロ完了。」
「若菜さん!?」
「若菜さーん!」
「ファイトー。」
「きな子ちゃんに私達のライブを見てほしい・・・。今のLiella!のとっても楽しいライブを!」
「なんじゃこりゃー!」
「捕まえたデス!」
「ああ・・・、見ちゃった・・・。こんな近くで・・・。」
「必然。」
「もう! うるさいと撮り直しになるですの! リテーイクですのよ!」
「かのん先輩・・・。」
「これがスクールアイドルの魅力・・・。みんなと結ばれて作る新しい未来・・・。」
「ようこそ!」
『Liella!へ!』
今回は、これで終了です。
【まとめ】
という事で、昨年の10月中頃に1期最終話が放映されてから1年経たないうちに、「ラブライブ!スーパースター!!」の2期が始まりました。
2期は、1期のLiella!(リエラ)のメンバー5人が2年生に進級。そして、1年生の4人がLiella!に加入し、9人体制となります。
メンバーが9人になるのは、まだまだ先の事だと思いますが、その時がかなり楽しみですね。Liella!に新たな4人が加わってどう変わるのか、ラブライブではどんな結果を残すのか、注目したいところです。
2期の追加メンバー4人は、早くも初回から全員登場しました。
毎月刊行されている「LoveLive!Days」や、YouTubeのラブライブ!シリーズ公式チャンネルの自己紹介動画を見た感じでは、「なかなかキャラ濃いな!」と思いましたが、今話を見終えて、「やっぱりキャラ濃いな!」と感じましたね。今話の視聴をすごく待ちわびた甲斐がありました。
追加メンバー4人のうち、一番画面に長く映っていたのは、「桜小路きな子」。「っす」が口癖で、実家は北海道。
北海道と聞くと、「サンシャイン」のセイントスノーが思い浮かびますね。まあ、このアニメには出てこないでしょうけど。
今話視聴前は、素朴な印象が強く、「サンシャイン」の花丸っぽいと感じ、今話を見終えても同じように感じました。いつか「未来ずらー!」ならぬ「未来っす!」と言いそうで、結構楽しみにしています。(笑)
次に登場したのは「米女メイ」。学校の屋上で練習しているかのん達の声を聞いて、テンションが上がっていた子ですね。
事前情報では、ボーイッシュで、少しぶっきらぼうなところもある一方、好きなものにはのめりやすくテンションが上がりやすいのかな、と思っていましたが、想像通りでした。
っていうか、少しキャラ崩壊入ってる気が。「しゅごい・・・」「アッハー!」とか、はしゃぎ過ぎなんだぜ。今後もこういう壊れっぷりを楽しみにしています。(笑)
Bパートに入って30秒くらい経って登場したのは「鬼塚夏美」。今話視聴前は、なかなかクセが強く、すみれと同じ匂いがするな、と感じていました。(笑)
今話を見ても、想像通りクセが強かったですが、やってもないのに向いているかどうかなんて分からないと、良い感じにきな子の背中を押していたのも見逃せないところ。クセは強いものの、良い発言をする事が今後多いかもしれませんね。
っていうか、「株式会社オニナッツ」って何すか。しかも、代表取締役社長って。CEO(最高経営責任者)って。きな子からCEO呼びされた時は吹きました。これは「社長」呼びも検討しますかね。(笑)
最後の追加メンバーは「若菜四季」。メイとは付き合いが長く、事前情報では、多くの事を語らない、クールでミステリアスな子というイメージが強かったですね。
ですが、今話を見終えて、ちょっと変な子という印象が強くなりました。何だよ、あの二人三脚マシンは。あのヘンテコ発明のせいで、なかなかやべーヤツだと感じました。(笑)
という事で、結構個性の強い追加メンバー4人ですが、まだ1話目。個性の強さを感じさせるシーンは、これからも沢山出てきそうで、今後のストーリーがますます楽しみになってきました。
もちろん、追加メンバーでだけでなく、2年生勢も、1期では描写されなかった魅力に期待したいですね。2期も最終回まで、多くのシーンで楽しさを感じ、自分なりの良い感想を書いていきたいと思います!
今話の感想は、これで以上です。ここからは、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想の読み方についての解説です。
1期の感想やプリキュア感想を読んだ事がある方は不要かと思いますが、見ていない方もいると思いますので、一応、解説を入れておきます。知っている方は、ここで読み終えて下さって構いません。
まず、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想は、本編解説部分と、まとめ部分の2つに大きく分けています。
本編解説部分では、ストーリー解説を、キャプチャー画像、私の感想、キャラのセリフを入れながら、語っています。ストーリー解説は、割と詳細に書いているために長文になりますので、画像やセリフなどを入れないと、読む気がなくなるでしょう。(入れても変わらないかもしれませんが・・・)
本編解説部分のうち、ストーリー解説部分は、ストーリーを把握している方にとっては不要と思われますので、読み飛ばせるよう、字の大きさを小さくしています。通常字体がフォントサイズ3なのに対して、ストーリー解説部分の字体は2にしています。
通常字体にしている部分のうち、私の感想にはアンダーラインを入れています。
カギカッコも含めて太字にしている部分はキャラのセリフです。メインキャラについては、キャラクターカラーなどに合わせて、以下のような色字にしています。
澁谷かのん → オレンジ 桜小路きな子 → 茶色
唐可可 → 水色 米女メイ → 赤
嵐千砂都 → ピンク 若菜四季 → 青
平安名すみれ → 黄緑 鬼塚夏美 → 紫
葉月恋 → 藍色
メインキャラ以外のセリフは黒字で表現しています。また、複数人数によるセリフは、黒字の二重カギカッコで表わしています。
最後のまとめ部分では、その回において深く考えた事など、本編解説部分に書くと長文になって脱線しそうなものを書いています。ここでは、真面目に考察したものが中心になっており、ギャグ感想は本編解説部分に書く事が多いです。
まとめ部分も、回によっては、かなり長くなる事があり、2,000字を超えた場合は、最初に「※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。」と注釈を入れておきます。
また、過去作について、「ラブライブ!サンシャイン!!」は「サンシャイン」、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」は「ニジガク」と、それぞれ略します。今作の略称は「スーパースター」とします。
長くなりましたが、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想の読み方については、これで以上です。
2期の感想もかなり長く、長文が苦手な方は抵抗を感じると思われ、また、TV放映から5日以上経ってからの投稿が多くなると思いますが、それでもOKな方は、「ラブライブ!スーパースター!!」2期の感想も、何卒よろしくお願い致します!
この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!スーパースター!!」2期第1話「ようこそ! Liella!へ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「毎日偉いわね。」
「入学式は明日でしょ?」
「休んでる暇なんてないの! ごちそうさま!」
「行ってきます。」
「東京は何でこんなに暑いんっすか・・・。溶ける・・・。」
「しかし、ここが天下の原宿・・・。ヒルズ族・・・。きな子の家はどこっすか・・・。」
ここで、オープニング。タイトルは「WE WILL!!」。歌い手は、1期のLiella!メンバー5人に、2期からの追加メンバー4人を加えた9人です。
まさか、初回から9人の歌が聞けるとは・・・。歌とダンスは相変わらず見応えがありますね。本編では、いつ9人の歌が披露されるのか、かなり楽しみになってきました。
~ Aパート ~
今日も練習に励むLiella!メンバー。前回のラブライブで2位だった事や、優勝したサニーパッションがLiella!を称えた事もあって、フォロワーが倍に増えたり、次回の優勝候補とも評されるようになりました。
ですが、大会で結果は残せていません。だからこそ、次は結果を残し、この結ヶ丘女子高等学校の皆と一緒に喜びたいと、メンバーは気合いを入れます。
そんな中・・・、
「ここは・・・。ここは・・・。」
「ここは一体・・・、どこっすか!?」
「くたびれたー!」
「な、何としても家に辿り着かねば・・・。」
「素敵な神社っすね・・・。」
それから少しして・・・、
「ん? もしかして・・・。」
「間違いない! きな子が通う高校っす!」
「素敵な高校っすね・・・。」
「しゅごい・・・。あの屋上に、Liella!が・・・。Liella!が!」
「リエラ?」
「何見てんだ!」
「すまないっす!」
「フン!」
「しまった・・・。」
「あなたは?」
「えーと・・・。」
「もしかして、新入生!?」
「あ・・・。え、えーと・・・、はい・・・。」
『わー!』
「後輩!? 後輩デスよね!? 可愛いデスー!」
「待ちなさいよ! 何、先に話しかけてるのよ!」
「まずは生徒会長の私が!」
「もしかして、スクールアイドル部に入部希望?」
「え? スクールアイドル?」
「だって新入生でしょ? スクールアイドル部は、れっきとした部活だよ!」
「この子が・・・。」
「え?」
「ありがとうございます・・・。」
「ずっとこの日を待ってたよ・・・。」
「一緒に光を追い求めマショウ!」
「え? ええ?」
「素直じゃない子ね!」
「ようこそ! Liella!へ!」
「違う! 違うっすよー!」
「道に迷った?」
「はい・・・。」
「ごめんね。勝手に勘違いして。」
「いえ・・・。」
「もしかして、東京初めて?」
「えっ!? んな訳ねぇっす! 東京は庭! 庭っすよ!」
「散々検索したっすし・・・。あー、ヒルズ族っすよね・・・。ヒルズ族・・・。ヒルズ族・・・。」
全然ごまかせてなくて草。しかも、ヒルズ族って、もう何年も聞いた事がないワードで、正直、死語っぽく聞こえますね。(笑)
どうも東京の事は分かってなさそうですので、かのんが送る事に。
新入生の名前は「桜小路きな子」。実家は北海道にあります。
「私、かのん。澁谷かのんっていいます。」
「よろしくお願いします! かのん先輩!」
「え!? かのん・・・、先、輩!?」
「はい! 先輩!」
「そっかー! 私、先輩か!」
「はい!」
「そっかー!」
「えー、先輩!? えー、私が!?」
「はい! 先輩です!」
「えー!」
「あの、もう1回・・・。」
「はい?」
「もう1回呼んでくれる?」
「かのん先輩!」
「くぅー! 何かむず痒いけど、いいよね! その響き!」
学生「あるある」とはいえ、だらしねーツラしやがって。こう舞い上がってるところに、「澁谷パイセン」とか「しぶかの先輩」と呼んで、ちょっと落としてみたいですねえ。(笑)
その後、かのんときな子は、かのんの家の喫茶店に。
「あの・・・。さっきのスクールなんとかというのは・・・。」
「スクールアイドル。」
「スクールアイドル・・・。」
「うん。すっごく楽しくて、やりがいあるよ! ・・・って、私も始めて、まだ1年しか経ってないんだけど・・・。」
「けど、私はスクールアイドルと出会って、人生が変わった・・・。頑張ろうって前向きな気持ちになれたの!」
「興味があったら部室に来てよ!」
その夜・・・、
「自宅まで無事に送れましたか?」
「うん。すぐ近くだったから。」
「もしかして6人目のLiella!の誕生?」
「気が早いよ。」
「でも、ちょっと不思議な感じ・・・。私、この5人で優勝目指すのかと思っていたから・・・。」
「私もです。大会終わった直後は、この5人で今度は勝ちたいって。」
「じゃあ、2人は入ってきてほしくないの? 1年生。」
「いえ。」
「私、きな子ちゃんと話しているうちに思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって。」
「ええ。そうやって、1つの紐と紐が結ばれて繋がっていく。それが、母の願いでもあると思いますから。」
「じゃあ明日から新しい仲間を見つけられるよう、改めて頑張っていこう!」
『おー!』
「私がアイドル・・・。」
~ Bパート ~
後日、入学式の日を迎えました。Liella!の5人は、ラブライブで一躍有名になった事もあり、多くの新入生に囲まれました。
そんな中・・・、
「にゃはっ! オニナッツー! あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの!」
「今日は、なんと、私、ついに高校入学をガチ決めましたの! プライベート大公開!」
「ん? 何か?」
「いや・・・。もしや、エルチューバーっすか?」
「芸能人っすね! ザ・都会って感じっす!」
「まあ?」
「ともあれ、チャンネル登録よろしくですの! 今の動画は明日公開! 毎週日曜はライブ配信実施中! 投げ銭、追い銭、プレゼント、何でも結構ですの! ではー!」
「CEO?」
「四季・・・。」
「おはよう、メイ。」
「何で、お前がそこに?」
「平等なランダム配置によって導き出されたもの。つまり、偶然。」
「ったく、これじゃ中学と変わんねぇ・・・。」
それからしばらくして・・・、
「どう? 逸材はいそう?」
「全員、すみれよりは上デス。そもそも音楽科なのデスよ。」
「音楽科だからって上とは限らないでしょ! 私はショウビジネスで・・・。」
「グソクムシ。」
「言うなー!」
2期になっても、すみれはグソクムシと呼ばれるのか・・・。まあ、グソクムシの歌って、無駄にこぶしがきいて、印象に残りやすいから、グソクムシ呼ばわりされるのは致し方ないと思いますけどね。(笑)
しばらくして・・・、
「ハ・・・、ハハ・・・。」
「誰も・・・、来ない・・・。」
「え!? ええ!? どうして!? どうして!?」
「すみれが音楽科の校舎で騒ぐからデス・・・。」
「はあ!? アンタもでしょ!」
「まあまあ。落ち込むのは早いよ。」
「でも、他の部は、それなりに新入生が集まっているようです。不思議ですね・・・。」
「ここで考えていてもしょうがないデス! 気を取り直して!」
「あの! そこの道行く新入生達!」
『え!?』
「スクールアイドルに興味は!?」
『失礼します!』
「やはり、すみれが問題デスね・・・。」
「どうしてそうなる・・・。」
「とにかく行動あるのみ!」
「これでよーし!」
「どうして、こんなもん、次から次へと作り出せるのよ!」
「これなら新入生に注目される事、間違いなしデス! 明日になれば、きっと、沢山の人が集まりますよ!」
しかし、誰も来ませんでした。
一体どうして、1年生が集まらないのか? そう考えていると、かのんのクラスメイト達が部室に来ました。
その理由は、Liella!は、次のラブライブへの決勝進出間違いなしと言われていて、しかも、メンバー1人1人のレベルも高いから。そのため、1年生の間では、入部したところで練習についていけないと広まっているそうです。
それを聞いたかのん達は悩みます。
練習はきつくないと言って勧誘すれば新入生は集まりそうですが、優勝を目指している以上、そうは言えません。となると、新入生は集まらないでしょう。
なら、新入部員は諦めて今の5人で頑張るのか? でも、それだと、自己満足で終わってしまいます。
同じ頃・・・、
「アッハー! 今も、あの屋上に・・・。」
「練習についていけない・・・、か・・・。」
「見てもらえば?」
「え?」
「お姉ちゃんがどうしてスクールアイドルに夢中になるのか、初めはちっとも分からなかったんだ・・・。」
「けど、実際にライブを見て、すごく感動した! 言葉だと上手く伝わらないのかもしれないね。スクールアイドルって!」
「上手く伝わらない・・・。ライブの映像とか見てもらえばいいのかな・・・。」
それからしばらくして・・・、
「きな子ちゃん。」
「え? かのん先輩?」
「驚かせて、ごめん。」
「夜も練習してるんっすね。やっぱり、すごいっす・・・。」
「ねえ、きな子ちゃん。先輩しかいなくて、気後れしちゃうかもしれないけど、私、きな子ちゃんと一緒にスクールアイドルがしたいんだ・・・。」
「私だって、最初は何もできなかった・・・。でも、みんながいてくれたから、何とかここまで成長することができたの・・・。」
「だから、これから先の景色は、きな子ちゃんと見られたらすごい幸せ!」
「週末、屋上で今度のライブのリハーサルをやるんだ。待ってるから。じゃあ。」
その後日・・・、
「オニナッツー! あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの! にゃはっ!」
「ん? ちょっと! 気が散ってしまったですの! 撮り直しですのよ! リテーイク!」
「すまねえっす!」
「ん? 浮かない顔してますの。」
「CEO・・・。」
「夏美でいいですわ。」
「興味はあるけど、自分には向いてなさそうな時、CEOなら・・・。」
「だから、夏美でいいって・・・。」
「いいですの? 向いてない事をいくら頑張ったって、駄目なものは駄目ですの。」
「でも、やってもないのに、向いているかどうかなんて、分からないでしょ?」
「自分に正直に・・・。」
「え?」
「ええーっ!?」
「足関節神経ブロック。一部シンクロ完了。」
「若菜さん!?」
「若菜さーん!」
「ファイトー。」
「きな子ちゃんに私達のライブを見てほしい・・・。今のLiella!のとっても楽しいライブを!」
「なんじゃこりゃー!」
「捕まえたデス!」
「ああ・・・、見ちゃった・・・。こんな近くで・・・。」
「必然。」
「もう! うるさいと撮り直しになるですの! リテーイクですのよ!」
「かのん先輩・・・。」
「これがスクールアイドルの魅力・・・。みんなと結ばれて作る新しい未来・・・。」
「ようこそ!」
『Liella!へ!』
今回は、これで終了です。
【まとめ】
という事で、昨年の10月中頃に1期最終話が放映されてから1年経たないうちに、「ラブライブ!スーパースター!!」の2期が始まりました。
2期は、1期のLiella!(リエラ)のメンバー5人が2年生に進級。そして、1年生の4人がLiella!に加入し、9人体制となります。
メンバーが9人になるのは、まだまだ先の事だと思いますが、その時がかなり楽しみですね。Liella!に新たな4人が加わってどう変わるのか、ラブライブではどんな結果を残すのか、注目したいところです。
2期の追加メンバー4人は、早くも初回から全員登場しました。
毎月刊行されている「LoveLive!Days」や、YouTubeのラブライブ!シリーズ公式チャンネルの自己紹介動画を見た感じでは、「なかなかキャラ濃いな!」と思いましたが、今話を見終えて、「やっぱりキャラ濃いな!」と感じましたね。今話の視聴をすごく待ちわびた甲斐がありました。
追加メンバー4人のうち、一番画面に長く映っていたのは、「桜小路きな子」。「っす」が口癖で、実家は北海道。
北海道と聞くと、「サンシャイン」のセイントスノーが思い浮かびますね。まあ、このアニメには出てこないでしょうけど。
今話視聴前は、素朴な印象が強く、「サンシャイン」の花丸っぽいと感じ、今話を見終えても同じように感じました。いつか「未来ずらー!」ならぬ「未来っす!」と言いそうで、結構楽しみにしています。(笑)
次に登場したのは「米女メイ」。学校の屋上で練習しているかのん達の声を聞いて、テンションが上がっていた子ですね。
事前情報では、ボーイッシュで、少しぶっきらぼうなところもある一方、好きなものにはのめりやすくテンションが上がりやすいのかな、と思っていましたが、想像通りでした。
っていうか、少しキャラ崩壊入ってる気が。「しゅごい・・・」「アッハー!」とか、はしゃぎ過ぎなんだぜ。今後もこういう壊れっぷりを楽しみにしています。(笑)
Bパートに入って30秒くらい経って登場したのは「鬼塚夏美」。今話視聴前は、なかなかクセが強く、すみれと同じ匂いがするな、と感じていました。(笑)
今話を見ても、想像通りクセが強かったですが、やってもないのに向いているかどうかなんて分からないと、良い感じにきな子の背中を押していたのも見逃せないところ。クセは強いものの、良い発言をする事が今後多いかもしれませんね。
っていうか、「株式会社オニナッツ」って何すか。しかも、代表取締役社長って。CEO(最高経営責任者)って。きな子からCEO呼びされた時は吹きました。これは「社長」呼びも検討しますかね。(笑)
最後の追加メンバーは「若菜四季」。メイとは付き合いが長く、事前情報では、多くの事を語らない、クールでミステリアスな子というイメージが強かったですね。
ですが、今話を見終えて、ちょっと変な子という印象が強くなりました。何だよ、あの二人三脚マシンは。あのヘンテコ発明のせいで、なかなかやべーヤツだと感じました。(笑)
という事で、結構個性の強い追加メンバー4人ですが、まだ1話目。個性の強さを感じさせるシーンは、これからも沢山出てきそうで、今後のストーリーがますます楽しみになってきました。
もちろん、追加メンバーでだけでなく、2年生勢も、1期では描写されなかった魅力に期待したいですね。2期も最終回まで、多くのシーンで楽しさを感じ、自分なりの良い感想を書いていきたいと思います!
今話の感想は、これで以上です。ここからは、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想の読み方についての解説です。
1期の感想やプリキュア感想を読んだ事がある方は不要かと思いますが、見ていない方もいると思いますので、一応、解説を入れておきます。知っている方は、ここで読み終えて下さって構いません。
まず、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想は、本編解説部分と、まとめ部分の2つに大きく分けています。
本編解説部分では、ストーリー解説を、キャプチャー画像、私の感想、キャラのセリフを入れながら、語っています。ストーリー解説は、割と詳細に書いているために長文になりますので、画像やセリフなどを入れないと、読む気がなくなるでしょう。(入れても変わらないかもしれませんが・・・)
本編解説部分のうち、ストーリー解説部分は、ストーリーを把握している方にとっては不要と思われますので、読み飛ばせるよう、字の大きさを小さくしています。通常字体がフォントサイズ3なのに対して、ストーリー解説部分の字体は2にしています。
通常字体にしている部分のうち、私の感想にはアンダーラインを入れています。
カギカッコも含めて太字にしている部分はキャラのセリフです。メインキャラについては、キャラクターカラーなどに合わせて、以下のような色字にしています。
澁谷かのん → オレンジ 桜小路きな子 → 茶色
唐可可 → 水色 米女メイ → 赤
嵐千砂都 → ピンク 若菜四季 → 青
平安名すみれ → 黄緑 鬼塚夏美 → 紫
葉月恋 → 藍色
メインキャラ以外のセリフは黒字で表現しています。また、複数人数によるセリフは、黒字の二重カギカッコで表わしています。
最後のまとめ部分では、その回において深く考えた事など、本編解説部分に書くと長文になって脱線しそうなものを書いています。ここでは、真面目に考察したものが中心になっており、ギャグ感想は本編解説部分に書く事が多いです。
まとめ部分も、回によっては、かなり長くなる事があり、2,000字を超えた場合は、最初に「※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。」と注釈を入れておきます。
また、過去作について、「ラブライブ!サンシャイン!!」は「サンシャイン」、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」は「ニジガク」と、それぞれ略します。今作の略称は「スーパースター」とします。
長くなりましたが、このブログの「ラブライブ!スーパースター!!」の感想の読み方については、これで以上です。
2期の感想もかなり長く、長文が苦手な方は抵抗を感じると思われ、また、TV放映から5日以上経ってからの投稿が多くなると思いますが、それでもOKな方は、「ラブライブ!スーパースター!!」2期の感想も、何卒よろしくお願い致します!
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