「ハピネスチャージプリキュア!」第49話(最終話)「愛は永遠に輝く! みんな幸せハピネス!」の感想です。
~ Aパート ~
前話ラストで「フォーエバーラブリー」へと変身したラブリーは、笑顔でレッドを見つめます。
「俺の愛を守るだと?」
「私は、みんなからもらった力で、すべての愛を守りたい。だから、あなたの愛も・・・」
「俺は、愛など持ち合わせていない! ありもしないものを、どう守るというのだ!?」
「あるよ! 今も、あなたの心の中に愛はある。あなたがこの星で幸せだった思い出は、あなたの胸に刻まれているはず。」
フォーエバーラブリーの愛の力により、プリンセス、ハニー、フォーチュン、誠司、リボン、ぐらさんは鏡から解放されます。
「愛は心にあり続けるんだよ。永遠に。」
「永遠の愛。ゆえに、フォーエバーラブリーという訳か。いいだろう。お前を倒せば、愛という幻は、完全に消え失せよう。俺の全力をもって、お前とともに、この世界を終わらせよう!」
「終わらせないよ! 愛も、世界も!」
そして、フォエバーラブリーとレッドとの戦いが始まりました。その後、両者は、一進一退の戦いを繰り広げます。
「緑豊かだった大地は、荒野となり、生きとし生きるものは皆、消え去った。もはや、夢も希望もない! すべて消え去るのみだ!」
それから少しして、ビームの打ち合いとなります。
これは、レッドの力がラブリーの力を上回り、ラブリーはレッドの力に押され、ダメージを受けます。
しかし、ラブリーは、めげずに立ち向かいます。
「生きとし生きるものは、いずれ息絶える! 惑星レッドと同じように、地球も滅びる! それが定められた運命だ!」
「あなたは、それでいいの? 運命だから、あなたの星も地球も消して、本当にそれでいいの?」
「いいも悪いもない! 運命から逃れる術はない。愛から色々生まれると言ったな。勇気、優しさ、希望。だが! 勇気は徒労に終わり、優しさは報われず、希望は砕け散る! 望もうと望むまいと、滅ぶのが運命! 最後には、何もかも消え失せる! この世界に、永遠などないのだ!」
「それでも、倒れている人がいたら、助けたい! 泣いている人がいたら、笑ってほしい! あなたにも、笑ってほしい!」
「あなたは優しいね。滅びた星を忘れずに、ずっと想い続けるなんて、それって、とっても強い愛だよ!」
「黙れ! 愛では、何もできぬ! 何も!」
「そんな事、ないよ! 愛があれば、頑張れる! どんな困難にも、負けない!」
2人の戦いはさらに続き、レッドは、ラブリーの力に不思議さを感じます。
「愛は消えないよ。愛は、みんなの心から生まれる。あたし達1人1人の心の中から、生まれ続ける。」
「1人の愛は、小さいかもしれない。でも、愛は、伝わって、集まって、繋がっていく。だから、愛は、永遠に消えたりしないんだよ!」
その後も、ラブリーとレッドはぶつかり合います。今度は、ラブリーがレッドの力を押していき、ラブリーはレッドを抱き締めます。
「もう一度、愛を信じて。幸せになる事を諦めないで。」
そして、ラブリーは、「フォーエバーハピネスシャワー」を放ちます。
「これが、愛か・・・。」
~ Bパート ~
フォーエバーハピネスシャワーの光は、プリンセス達にも届き、プリンセス達は、ラブリーの温かな想いに安らぎます。
さらに、光は、地球にも届きました。地球には青空が戻り、サイアークやチョイアークは浄化されていきました。
光に包まれたレッドは、地に倒れ、呆けた表情で、レッドに近付くラブリーを見つめます。
「どんなに痛めつけても、諦めない。憎んでも、決して揺るがない。なんという愛の力・・・。」
ラブリーが地に降り立つと、プリンセス達がラブリーに近付き、フォエバーラブリーとしての活躍を称えます。
「ありがとう。みんなのおかげで、愛を伝える事ができたよ!」
「だが、その愛も、いつかは消える。幸せになっても、必ず終わりが来る。幸せは、永遠には続かない。命は儚い。たとえ、新たな命が生まれたところで、いずれ消えてしまう。築いた幸せも、脆く消え去る運命だ。」
「だからこそ、愛おしい!」
ブルーはそう言って、レッドの前に現れました。ミラージュ、ファンファンも一緒です。
また、ブルーは、レッドの事を「兄さん」と呼びます。レッドは、ブルーの兄でした。
「俺は、失う事を怖れ過ぎていた。自分の悲しみに、我を忘れていたんだ。俺は、この星、惑星レッドを蘇らせたい。再び、命あふれる星に。」
「大丈夫です。兄さんなら、できますよ。」
さらに、地球と惑星レッドは、兄弟星でした。
「俺は、自分の星が滅んでしまった絶望のあまり、弟の地球をうらやんでしまった。なぜ自分の星は、地球のように、命にあふれ、美しくないのか。いつしか俺は、ブルーを憎むようになってしまったんだ・・・。」
「みんな、心に鏡を持っている。心の鏡に憎しみが映れば、憎しみが広がり、悲しみが映れば、悲しみが広がる。でも、強い愛があれば、みんなの心に愛が広がり、世界に愛が満ちていく。ラブリーの愛が、みんなの心を照らし、愛を再び蘇らせたんだ。ありがとう。みんなのおかげで、レッドと地球は救われた。本当に、ありがとう。」
「みんなが幸せハピネスなら、それが一番だよ!」
その後、ブルーは、地球から離れる事を告げます。惑星レッドを再生させるには長い時間がかかるために、レッドの手助けをしたいと考えた上での決断です。
そう思うようになったのは、ラブリー達のおかげです。誰かの力になりたい、助けたい、という気持ちがブルーやミラージュに伝わりました。ミラージュも、レッドの手助けをするつもりでいます。
「神も1人きりでは、不安になったり、時には、くじけたりする。でも、誰かと一緒なら、どんな困難も、乗り越えられると思うんだ! みんなのように。」
でも、地球の神様が、地球から離れて大丈夫なのか? それについては、大丈夫でしょう。だって、プリキュア達や、愛にあふれた人達がいるから。
ファンファンは、ミラージュから離れて、地球に残る事を決意します。
「地球には、愛を生み出し続ける君達がいる。僕は何にも心配してないよ。」
「ブルー・・・。」
「神様・・・。」
「これは、僕から君達への感謝の気持ちだ。みんなが、愛に恵まれるように。みんなに、幸せハピネスが訪れますように。」
ブルーは、「愛の結晶」をラブリー達に差し出します。
そして、ラブリー達は、ブルー、レッド、ミラージュと別れ、地球に帰還しました。
それから、後日、めぐみ達は相変わらず、幸せに歌いながら、学校へと通います。
また、オレスキー、ホッシーワ、ナマケルダも、人間として生まれ変わり、幸せを築こうと、新たな人生を歩んでいました。
さらに、ファンファンは、ゆうこの店で、幸せご飯を作ろうと、料理に励んでいました。ちなみに、料理をする時は、人間態になっています。
リボンも、美味しいご飯をブルースカイ王国の国民達に振舞ってほしい、と言い、ひめも乗ります。
その言葉に、いおなは不安を感じ、ぐらさんは、ひめはブルースカイ王国に帰るのか、と聞きます。母親達からは、帰ってほしいと言われていますが、ひめ本人は、皆と一緒に学校を卒業したいと、当分、ぴかりが丘にいるつもりでいます。それを聞いて、いおなは安心します。
「私、みんなとプリキュアできて良かった。ひめ、ゆうゆう、いおなちゃん。大切な人が沢山できた。これって、愛だよね! 私、すごく幸せだよ!」
「なーに言ってるのよ! 私だって、幸せだよ。私だって、めぐみと会えて、すっごく、すごーく嬉しかったよ!」
「ひめ・・・。」
「ほら、ここだよ。私とめぐみが初めて会った場所。」
「そうだったね。」
「私が『愛の結晶』を投げて、たまたまめぐみに当たった。そのおかげで、地球は救われたのだ!」
人と人の出会いは、そういう偶然から生まれるものなのかもしれません。
家がたまたま隣だったから、幼なじみになったり、たまたま同じ街に住んで、たまたま一緒にご飯を食べたりして、生まれる縁がある。それで、一緒にプリキュアをしたりする。不思議ではありますが、幸せな事でもあります。
そして、ひめは、ブルーからもらった「愛の結晶」を投げようと決意します。
「私、これが当たった人と友達になるの! 沢山の人と出会って、いっぱい繋がりができれば、もっともーっと、愛が生まれるかも!」
ゆうこも、「愛の結晶」が当たった人と一緒にご飯を食べようと考えていました。
よし、この感想を書き終わったら、「愛の結晶」を当てられに、ちょっくら、ぴかりが丘に行ってこようかな!(最終回まで来て、ふさけた感想書いてんじゃねーよ(笑))
めぐみは、大切な人ができたら、「愛の結晶」を渡そうと考えていました。誠司も同じです。
そうして、めぐみ達は、幸せな人生を歩み続けていきます。
この画像は良いですね。めぐみも誠司も、その「大切な人」がお互いだったのではないか、と感じさせて、期待を膨らませます。
これにて、「ハピネスチャージプリキュア!」は終了です。
【まとめ】
フォーエバーラブリーの愛の力が、レッドに愛を呼び起こす事ができ、地球が救われました。
いやー、今回は最終回なのに、またしても、人間の奥深さについて考えさせられましたね。
前話でも出ていましたが、「生きとし生きるものは、いずれ滅びる」。それは、絶対変えようのない真実です。
地球についても、同じ事でしょう。1億年、あるいは、10億年くらい後に、地球は滅びてしまうのかもしれません。もしかしたら、100年後、10年後と近い将来の事なのかも。
まあ、さすがに、100年後、10年後という事はないでしょうけど、しかし、未来が不確定要素である以上、今から100年以内に地球が滅びる確率は、0じゃないですよね。滅びる事が運命だと知って、悲観的に感じる者達は、少なくないでしょう。そういった者達が、愛を否定して、幸せを壊そうと殺人などに走るのは、よくある話だと思います。
しかし、人は、それを「運命」として受け入れる事もできれば、「あがく」事だってできます。世界中を総じて見れば、その「あがく」人達が多いのでしょうね。
だからこそ、たとえば、スポーツや受験などで、勝率や合格率が1%未満だったとしても、「希望」を持って挑む人だっているのでしょう。また、そんなチャレンジが成功してほしいと応援して「勇気」づけさせたり、失敗してしまった者達を慰める「優しさ」を持っている者もいるのでしょうね。
そういった「愛」があるから、やはり、人間は面白いと思いますし、そのような「愛」を次世代に残していこうと、子孫を生み続けたりするものなのでしょう。特に、「愛」を次世代に残す事は、この地球で人間が生まれた、はるか昔から、ずっと続いている事であり、人間が生まれつき持っている本能と言えるのかもしれませんね。
だから、「愛」は、人が生き続ける限り、なくなりはしないのでしょう。いずれ滅ぶ運命だとしても、「愛」を残していこうと「あがく」人々が沢山いるのですから、そう簡単には、滅びないと思いますね。
やっぱり、人間は面白い。
前作「ドキドキ」でも、そう感じさせましたが、今作の方が、そう感じさせた事は多かったと思います。今作全49話を見終えて、良くなかったと思う点はいくつかありましたが、全体としては、素晴らしい作品だったと感じています。
今話の感想は、これで以上です。
これで、今作全49話の感想を書き終えましたが、まだ、全話見終えての総評とか、プリキュア1人1人の感想とか、語りたい事は山ほどあります。そういったものも書かなければ、「『ハピネスチャージプリキュア!』の感想を全話書く」という、このブログの2年目の目標を果たしたとは言えませんので、後日、「ハピネスチャージプリキュア! 総評」の記事を挙げたいと思います。
予定としては、明後日、28日(水)を考えています。思う事が沢山ありましたので、2回に分けて書くつもりでいます。
もし興味がありましたら、総評記事も見ていただければ、と思います。
それでは、今回の記事は、これで終わりにします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
~ Aパート ~
前話ラストで「フォーエバーラブリー」へと変身したラブリーは、笑顔でレッドを見つめます。
「俺の愛を守るだと?」
「私は、みんなからもらった力で、すべての愛を守りたい。だから、あなたの愛も・・・」
「俺は、愛など持ち合わせていない! ありもしないものを、どう守るというのだ!?」
「あるよ! 今も、あなたの心の中に愛はある。あなたがこの星で幸せだった思い出は、あなたの胸に刻まれているはず。」
フォーエバーラブリーの愛の力により、プリンセス、ハニー、フォーチュン、誠司、リボン、ぐらさんは鏡から解放されます。
「愛は心にあり続けるんだよ。永遠に。」
「永遠の愛。ゆえに、フォーエバーラブリーという訳か。いいだろう。お前を倒せば、愛という幻は、完全に消え失せよう。俺の全力をもって、お前とともに、この世界を終わらせよう!」
「終わらせないよ! 愛も、世界も!」
そして、フォエバーラブリーとレッドとの戦いが始まりました。その後、両者は、一進一退の戦いを繰り広げます。
それから少しして、ビームの打ち合いとなります。
これは、レッドの力がラブリーの力を上回り、ラブリーはレッドの力に押され、ダメージを受けます。
しかし、ラブリーは、めげずに立ち向かいます。
「生きとし生きるものは、いずれ息絶える! 惑星レッドと同じように、地球も滅びる! それが定められた運命だ!」
「あなたは、それでいいの? 運命だから、あなたの星も地球も消して、本当にそれでいいの?」
「いいも悪いもない! 運命から逃れる術はない。愛から色々生まれると言ったな。勇気、優しさ、希望。だが! 勇気は徒労に終わり、優しさは報われず、希望は砕け散る! 望もうと望むまいと、滅ぶのが運命! 最後には、何もかも消え失せる! この世界に、永遠などないのだ!」
「それでも、倒れている人がいたら、助けたい! 泣いている人がいたら、笑ってほしい! あなたにも、笑ってほしい!」
「あなたは優しいね。滅びた星を忘れずに、ずっと想い続けるなんて、それって、とっても強い愛だよ!」
「黙れ! 愛では、何もできぬ! 何も!」
「そんな事、ないよ! 愛があれば、頑張れる! どんな困難にも、負けない!」
2人の戦いはさらに続き、レッドは、ラブリーの力に不思議さを感じます。
「愛は消えないよ。愛は、みんなの心から生まれる。あたし達1人1人の心の中から、生まれ続ける。」
「1人の愛は、小さいかもしれない。でも、愛は、伝わって、集まって、繋がっていく。だから、愛は、永遠に消えたりしないんだよ!」
その後も、ラブリーとレッドはぶつかり合います。今度は、ラブリーがレッドの力を押していき、ラブリーはレッドを抱き締めます。
「もう一度、愛を信じて。幸せになる事を諦めないで。」
そして、ラブリーは、「フォーエバーハピネスシャワー」を放ちます。
「これが、愛か・・・。」
~ Bパート ~
フォーエバーハピネスシャワーの光は、プリンセス達にも届き、プリンセス達は、ラブリーの温かな想いに安らぎます。
さらに、光は、地球にも届きました。地球には青空が戻り、サイアークやチョイアークは浄化されていきました。
光に包まれたレッドは、地に倒れ、呆けた表情で、レッドに近付くラブリーを見つめます。
「どんなに痛めつけても、諦めない。憎んでも、決して揺るがない。なんという愛の力・・・。」
ラブリーが地に降り立つと、プリンセス達がラブリーに近付き、フォエバーラブリーとしての活躍を称えます。
「だが、その愛も、いつかは消える。幸せになっても、必ず終わりが来る。幸せは、永遠には続かない。命は儚い。たとえ、新たな命が生まれたところで、いずれ消えてしまう。築いた幸せも、脆く消え去る運命だ。」
「だからこそ、愛おしい!」
ブルーはそう言って、レッドの前に現れました。ミラージュ、ファンファンも一緒です。
また、ブルーは、レッドの事を「兄さん」と呼びます。レッドは、ブルーの兄でした。
「俺は、失う事を怖れ過ぎていた。自分の悲しみに、我を忘れていたんだ。俺は、この星、惑星レッドを蘇らせたい。再び、命あふれる星に。」
「大丈夫です。兄さんなら、できますよ。」
さらに、地球と惑星レッドは、兄弟星でした。
「俺は、自分の星が滅んでしまった絶望のあまり、弟の地球をうらやんでしまった。なぜ自分の星は、地球のように、命にあふれ、美しくないのか。いつしか俺は、ブルーを憎むようになってしまったんだ・・・。」
「みんな、心に鏡を持っている。心の鏡に憎しみが映れば、憎しみが広がり、悲しみが映れば、悲しみが広がる。でも、強い愛があれば、みんなの心に愛が広がり、世界に愛が満ちていく。ラブリーの愛が、みんなの心を照らし、愛を再び蘇らせたんだ。ありがとう。みんなのおかげで、レッドと地球は救われた。本当に、ありがとう。」
「みんなが幸せハピネスなら、それが一番だよ!」
その後、ブルーは、地球から離れる事を告げます。惑星レッドを再生させるには長い時間がかかるために、レッドの手助けをしたいと考えた上での決断です。
そう思うようになったのは、ラブリー達のおかげです。誰かの力になりたい、助けたい、という気持ちがブルーやミラージュに伝わりました。ミラージュも、レッドの手助けをするつもりでいます。
「神も1人きりでは、不安になったり、時には、くじけたりする。でも、誰かと一緒なら、どんな困難も、乗り越えられると思うんだ! みんなのように。」
でも、地球の神様が、地球から離れて大丈夫なのか? それについては、大丈夫でしょう。だって、プリキュア達や、愛にあふれた人達がいるから。
ファンファンは、ミラージュから離れて、地球に残る事を決意します。
「地球には、愛を生み出し続ける君達がいる。僕は何にも心配してないよ。」
「ブルー・・・。」
「神様・・・。」
「これは、僕から君達への感謝の気持ちだ。みんなが、愛に恵まれるように。みんなに、幸せハピネスが訪れますように。」
ブルーは、「愛の結晶」をラブリー達に差し出します。
そして、ラブリー達は、ブルー、レッド、ミラージュと別れ、地球に帰還しました。
それから、後日、めぐみ達は相変わらず、幸せに歌いながら、学校へと通います。
また、オレスキー、ホッシーワ、ナマケルダも、人間として生まれ変わり、幸せを築こうと、新たな人生を歩んでいました。
オレスキー
ホッシーワ
ナマケルダ
さらに、ファンファンは、ゆうこの店で、幸せご飯を作ろうと、料理に励んでいました。ちなみに、料理をする時は、人間態になっています。
リボンも、美味しいご飯をブルースカイ王国の国民達に振舞ってほしい、と言い、ひめも乗ります。
その言葉に、いおなは不安を感じ、ぐらさんは、ひめはブルースカイ王国に帰るのか、と聞きます。母親達からは、帰ってほしいと言われていますが、ひめ本人は、皆と一緒に学校を卒業したいと、当分、ぴかりが丘にいるつもりでいます。それを聞いて、いおなは安心します。
「私、みんなとプリキュアできて良かった。ひめ、ゆうゆう、いおなちゃん。大切な人が沢山できた。これって、愛だよね! 私、すごく幸せだよ!」
「なーに言ってるのよ! 私だって、幸せだよ。私だって、めぐみと会えて、すっごく、すごーく嬉しかったよ!」
「ひめ・・・。」
「ほら、ここだよ。私とめぐみが初めて会った場所。」
「そうだったね。」
「私が『愛の結晶』を投げて、たまたまめぐみに当たった。そのおかげで、地球は救われたのだ!」
人と人の出会いは、そういう偶然から生まれるものなのかもしれません。
家がたまたま隣だったから、幼なじみになったり、たまたま同じ街に住んで、たまたま一緒にご飯を食べたりして、生まれる縁がある。それで、一緒にプリキュアをしたりする。不思議ではありますが、幸せな事でもあります。
そして、ひめは、ブルーからもらった「愛の結晶」を投げようと決意します。
「私、これが当たった人と友達になるの! 沢山の人と出会って、いっぱい繋がりができれば、もっともーっと、愛が生まれるかも!」
ゆうこも、「愛の結晶」が当たった人と一緒にご飯を食べようと考えていました。
よし、この感想を書き終わったら、「愛の結晶」を当てられに、ちょっくら、ぴかりが丘に行ってこようかな!(最終回まで来て、ふさけた感想書いてんじゃねーよ(笑))
めぐみは、大切な人ができたら、「愛の結晶」を渡そうと考えていました。誠司も同じです。
そうして、めぐみ達は、幸せな人生を歩み続けていきます。
この画像は良いですね。めぐみも誠司も、その「大切な人」がお互いだったのではないか、と感じさせて、期待を膨らませます。
これにて、「ハピネスチャージプリキュア!」は終了です。
次回作「Go!プリンセスプリキュア」へのバトンタッチ
次回作予告直後の1枚絵
【まとめ】
フォーエバーラブリーの愛の力が、レッドに愛を呼び起こす事ができ、地球が救われました。
いやー、今回は最終回なのに、またしても、人間の奥深さについて考えさせられましたね。
前話でも出ていましたが、「生きとし生きるものは、いずれ滅びる」。それは、絶対変えようのない真実です。
地球についても、同じ事でしょう。1億年、あるいは、10億年くらい後に、地球は滅びてしまうのかもしれません。もしかしたら、100年後、10年後と近い将来の事なのかも。
まあ、さすがに、100年後、10年後という事はないでしょうけど、しかし、未来が不確定要素である以上、今から100年以内に地球が滅びる確率は、0じゃないですよね。滅びる事が運命だと知って、悲観的に感じる者達は、少なくないでしょう。そういった者達が、愛を否定して、幸せを壊そうと殺人などに走るのは、よくある話だと思います。
しかし、人は、それを「運命」として受け入れる事もできれば、「あがく」事だってできます。世界中を総じて見れば、その「あがく」人達が多いのでしょうね。
だからこそ、たとえば、スポーツや受験などで、勝率や合格率が1%未満だったとしても、「希望」を持って挑む人だっているのでしょう。また、そんなチャレンジが成功してほしいと応援して「勇気」づけさせたり、失敗してしまった者達を慰める「優しさ」を持っている者もいるのでしょうね。
そういった「愛」があるから、やはり、人間は面白いと思いますし、そのような「愛」を次世代に残していこうと、子孫を生み続けたりするものなのでしょう。特に、「愛」を次世代に残す事は、この地球で人間が生まれた、はるか昔から、ずっと続いている事であり、人間が生まれつき持っている本能と言えるのかもしれませんね。
だから、「愛」は、人が生き続ける限り、なくなりはしないのでしょう。いずれ滅ぶ運命だとしても、「愛」を残していこうと「あがく」人々が沢山いるのですから、そう簡単には、滅びないと思いますね。
やっぱり、人間は面白い。
前作「ドキドキ」でも、そう感じさせましたが、今作の方が、そう感じさせた事は多かったと思います。今作全49話を見終えて、良くなかったと思う点はいくつかありましたが、全体としては、素晴らしい作品だったと感じています。
今話の感想は、これで以上です。
これで、今作全49話の感想を書き終えましたが、まだ、全話見終えての総評とか、プリキュア1人1人の感想とか、語りたい事は山ほどあります。そういったものも書かなければ、「『ハピネスチャージプリキュア!』の感想を全話書く」という、このブログの2年目の目標を果たしたとは言えませんので、後日、「ハピネスチャージプリキュア! 総評」の記事を挙げたいと思います。
予定としては、明後日、28日(水)を考えています。思う事が沢山ありましたので、2回に分けて書くつもりでいます。
もし興味がありましたら、総評記事も見ていただければ、と思います。
それでは、今回の記事は、これで終わりにします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
最後の決め手もやはりキュアラブリーでした。彼女はイノセントフォームに目覚めて以降、ファントム、クイーンミラージュ、闇テンダー、ダーク誠司、そしてレッドと愛を説得し続け遂には黒幕さえも「フォーエバーハピネスシャワー」で愛を取り戻すことに成功し最終的には敵味方1人の犠牲者も出さずに平和を取り戻したのが今作の素晴らしいところです(後述のオレスキートリオも人間として転生していた)。
今回はドラゴンボールや「ドキドキ」のパルテノンモードなど圧倒的な物理的強さはなかったものの最後まで愛を求め続けキュアラブリーは非常に強い愛を持つプリキュアで単に殴るだけの戦いよりも余程有意義だったと思います。
レッドとブルー、そして地球と惑星レッドはそれぞれ兄弟だったのにも驚きました。元々はレッドとブルーは仲が良かったみたいで惑星レッドが滅んだのが理不尽でそれが憎悪を生むこととなってしまったと思われます。でも最後は惑星レッドを復興させると約束しこれにはブルーとミラージュも手伝うことになり本当に良い終わり方となりました。
最終決戦が終わった後ひめが旅立ち大きなショックになるのでは・・・という心配もありましたがその描写はなく引き続きめぐみ達と一緒に暮らすようで安心できましたがブルーやミラージュの旅立ちはやはりショックでした。でも惑星レッドを復興させるのは簡単なことではないので2人とも手伝うのは良いことで旅立った以上は惑星レッドをしっかり復興させて欲しいです。ひめの両親も中学校卒業まではめぐみたちと暮らすことを認めてくれるようでこの間は精一杯ぴかり楽しんでもらえると幸いです。
それよりも今回ショックが大きかった事柄は今後めぐみたちが余程のことがない限りプリキュアに変身することがなくなってしまった、ということです。世界に平和が戻ったことによりめぐみたちはプリキュアとしての出番はほぼ皆無となりこれには悲壮感も漂います。
プリキュアの活用方法としては敵との戦い以外にも地震や台風、豪雨などの災害時の救援、というのもいいと思います。大規模な災害が発生したときに4人はプリキュアに変身して迅速に現場へ駆けつけ被災者を救援すると共に瓦礫等の撤去作業に活用するのもいいと思います。プリキュアの力なら重い瓦礫の撤去も比較的容易だろうし空を高速で飛行出来るプリキュアを使って被災者を迅速に避難、救援させるのはとても有効だろうと思います。
オレスキートリオも人間として転生していて、恐らくフォーエバーハピネスシャワーの力により蘇ったものと思われます。オレスキーは35話に登場した老婦の荷物輸送を手伝いホッシーワは保育園の先生をやっていてナマケルダは「面倒臭い」といいつつも真面目にサラリーマンとして働き3人とも幸せそうでした。トリオ3人も本当にここまで生まれ変われたもので感心します。
最後に、キュアラブリーによる「GOプリンセスプリキュア」へのバトンタッチという描写があったのが嬉しかったです。「ハピネスチャージプリキュア」としては今回でで終わりですがプリキュアシリーズ自体はなくならず次作にプリキュアの魂が引き継がれたのがいいことでした。個人的にはプリキュアのファン歴はまだまだ浅く本格的に見るようになったのはハピプリからなのでまだ(プリキュアとしての)知識量も乏しいですが引き続きGOプリも楽しみに見ていきたいです。
今回も、コメント、ありがとうございます!
>敵味方1人の犠牲者も出さずに平和を取り戻したのが今作の素晴らしいところです
犠牲者0は、「スイート」以来ですね。唯一、28話に出てきたマダム・モメールが所在不明でしたが、きっと彼も新たに生まれ変わって、幸せに過ごしているでしょう。
やはり、犠牲者が誰もいないのは、良いですね。生まれながらの悪人はいない、というメッセージのように思えて、私も、素晴らしいと感じています。
>ひめの両親も中学校卒業まではめぐみたちと暮らすことを認めてくれるようでこの間は精一杯ぴかりが丘で楽しんでもらえると幸いです
もしかしたら、20歳まで認めてくれるんじゃないかな、と私は思っています。
国王は見た目が若く、まだまだ現役でやれそうですし、めぐみ達と一緒に過ごす事で、王宮暮らしだと気付けない大切な事は沢山あるでしょう。それが、将来国を治める事になった時に役に立つ可能性があると思いますので、中学卒業後も、長くぴかりが丘にいてほしいな、と思いました。
>世界に平和が戻ったことによりめぐみたちはプリキュアとしての出番はほぼ皆無となりこれには悲壮感も漂います
世界に平和が戻ったと言っても、どこかしらの国では、紛争が起こっているでしょうし、また地球壊滅の危機を迎える可能性もありますから、そういった時に、再びプリキュアは必要とされるでしょう。それに、プリキュアは、現実の私達にとっては、架空の存在なのですから、プリキュアに頼らずに平和を築き上げる事は、大切だと思いますね。
>大規模な災害が発生したときに4人はプリキュアに変身して迅速に現場へ駆けつけ被災者を救援すると共に瓦礫等の撤去作業に活用するのもいいと思います
プリキュアは職業でない以上、そう簡単に出動できるとは思いませんが、いざとなれば、世界中のプリキュアに頼るという手もありますし、私も、もし現実にプリキュアがいたら、そういう活用のされ方はアリだと思いますね。
>トリオ3人も本当にここまで生まれ変われたもので感心します
3幹部がこういう形で再登場するのは、「ハートキャッチ」の最終話から、何となく読めていましたが、やはり、実際に見られると嬉しいですね。次回作も、説得可能性の高い敵キャラを出してほしいと期待しています。
>最後に、キュアラブリーによる「GOプリンセスプリキュア」へのバトンタッチという描写があったのが嬉しかったです
TV本編で、他作品のキャラ同士が会話するのは、今までのプリキュアシリーズではなかった事ですので、すごく良かったと思います。
ただ、次回作をかなりプッシュしていたあたり、今作はそこまで人気がなかったのか、と疑いもしますけどね。まあ、何にせよ、次回作も楽しんで見ていきたいと思います。
>個人的にはプリキュアのファン歴はまだまだ浅く本格的に見るようになったのはハピプリからなのでまだ(プリキュアとしての)知識量も乏しいですが引き続きGOプリも楽しみに見ていきたいです
そうでしたか。私の感想は、ちょくちょく過去作について触れていますので、225765さんにとっては分かりにくいところが結構あったかもしれませんね。それでも、昨年10月下旬からたびたび、このブログにコメントしていただいて、本当に感謝しています!
「Go!プリンセスプリキュア」の感想も書くつもりでいますので、次回作の感想でも面白く読んでいただければ幸いです。思った事があったらまた、どんどんコメントして下さい。今後も、よろしくお願いします!