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スター☆トゥインクルプリキュア 第34話感想

2019年10月01日 | スター☆トゥインクルプリキュア
 今話の名セリフ:「笑顔も大事だけど、もっと大事なのは、理解しようとする事・・・。」(天宮かえで)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第34話「つながるキモチ☆えれなとサボテン星人!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ある日、ひかる達は、アブラハムと連絡をとっていました。
 なんでも、宇宙星空連合から視察員が来るとの事。名前は「サボロー」。
 ひかる達は、サボローが地球を気に入ってもらえるように、しっかりおもてなししようと張り切ります。


~ Aパート ~
 それから後日、ひかる達は、サボローが来るのを待ちました。
「歓迎! 地球へようこそ! キラやば~っ☆ 楽しみ!」
   
「っていうか、日本語で書いても伝わらないんじゃ・・・。」
    
「サボローさんとは、どんな方なのでしょう?」
「星空連合には色んな星の異星人がいるでプルンスからな・・・。」
「早くお友達になりたいな!」
    

 ですが、いつまで経ってもサボローはやって来ません。到着時間も過ぎています。
 しばらくすると、AIが、上空に飛行物体があると告げました。上を見てみると・・・、
   
 宇宙船が見えましたが、ひかる達がいる場所を過ぎてしまい、不時着。ひかる達は、すぐに到着現場に駆け付けました。
「キラやば~っ☆! 可愛い宇宙船!」
「こんなの初めて見るでプルンス・・・。」
    
    
    
   
「サボローさん、地球へようこそ! はじめまして! 私、星奈ひかる!」
   
 ですが、サボローは、何も言わずに身体を動かすだけ。少しして、羽織っていたものが脱げ落ちました。
   
 サボテンに似た異星人っぽいです。だが、スターカラーペンダントがあるにもかかわらず、言葉が分からないのはどうしてなのか?
「ここは、宇宙のあらゆる言葉を知り尽くすプルンスの出番でプルンスな!」
   
「ようこそ! プルンスでプルンス!」
   
   
「もしもーし? プルンスでプルンスよ!」
    
   
「痛いでプルンス・・・。」
   
 どうやら棘に触れてしまったようです。これでは、握手ができません。
 その後も、サボローは身体を動かします。
    
   
 どうやら、何かを伝えようとしているようですが、一体何なのか?
「えーっと・・・。分かった!」
    
「ボクと一緒に、フラメンコダンスを踊ろう!」
    
   
    
    
   
「違うようですね・・・。」
「えー・・・。」
   
 そりゃあ、宇宙にフラメンコなんて文化はないだろうからなあ(笑)。でも、まあ、自分なりに考えて行動に移すというのは、ひかるらしくて良いな、と感心しますね。

「もしかして、水って言ってるんじゃないかな?」
「えれな、分かるでプルンス?」
「なんとなくだけどね。」
    
   
「アタシはえれな! 水、案内するよ!」
    
   

 そして、えれな達が向かったのは池。サボローは、池を見ると、すぐに足を水に浸けました。
   
 水分補給をしている様子。どうやら、喉が渇いていたようです。
 直後、えれなも足を水に浸け、サボローに話しかけました。
「サボロー、気持ちいい?」
    
   
「喜んでいるようですね!」
「さすが、えれなさん!」
   
「やっぱり、植物に必要なのは、たっぷりのお日様と水分だよね!」
    

 それから少しして・・・、
   
「お花、好きなんだ?」
    
「そっか・・・。アタシも好き!」
    

 その後、えれな達は、サボローを天文台や商店街に案内しました。
    
    
    
   
「えれなさんのおかげで、すっかり楽しんでくれてるみたい!」
「どんな人でも笑顔にできるのが、えれなの天性ですね!」
   
 ユニは、サボローは遊んでばかりで地球を視察しているようには見えず、本当に視察員かどうか怪しみます。
 ですが、プルンスは、これこそ地球人と異星人の友好の懸け橋だと主張。おもてなしは順調だと、ひかる達は考えます。

 その後、えれなは、自分の家の店である「ソンリッサ」を案内しました。父・カルロスは、今日もひかる達を温かく歓迎。
 カルロスは、サボローもハグしようとしますが、えれなは制止を求めます。サボローはとても恥ずかしがり屋だからだと、まどかが上手くごまかしました。
 直後、カルロスは客の対応をする事となり、正体はバレずに済みました。
「その花、気に入った?」
    
「ハイ!」
    
   
「サボロー?」
    
「あ・・・。サボロー!」
    
   

 その後、えれな達は、サボローの宇宙船に来ましたが、いくら呼びかけてもサボローは出てきません。
「もしかして・・・、怒らせちゃったのかも・・・。」
   
「どうしてルン?」
「植物型の異星人だから、地球人が花を売ってるのを見て、ショックだったのね・・・。」
    
「サボロー・・・。」
   


~ Bパート ~
 その夜・・・、
「どうしたの?」
「ママ・・・。お帰り・・・。」
    
   
「珍しいわね。えれなが溜息なんて。」
「うん・・・。」
   
   
「ねえ、ママ・・・。分かり合うって、難しいね・・・。ママはすごいよ・・・。通訳のお仕事で、どんな国の人でも笑顔にできるんだから・・・。」
   
   
    
「えれな・・・。いくら英語やスペイン語が上手に話せてもね、分かり合えない事だってあるのよ・・・。」
    
「え? そうなの?」
「分かり合うのは簡単な事じゃないわ・・・。」
    
「だからこそ、相手の事をもっとよく知らないとね・・・。」
    
「笑顔も大事だけど、もっと大事なのは、理解しようとする事・・・。」
「理解・・・。」
    

 その翌朝、あのサボローは視察員ではない事がアブラハムから告げられました。視察員のサボローは、地球の視察をさぼってバカンスの真っ最中だそうです。
   
 ここに来たサボローは、たまたま地球に立ち寄った異星人のようです。
「お騒がせでプルンス・・・。」
   
「みんな・・・、ちょっと待って! まだ、何も・・・、解決してないよ・・・。」
    
「サボローは、友達になりたかっただけなんだ・・・。だけど、このままじゃ、分かり合えないまま行っちゃう・・・。」
    
「アタシ・・・、アタシ・・・、サボローに、謝りたい・・・。」
    
「えれなさん・・・。」
「ひかる・・・。」
「行こう! サボローに会いに!」
    

 同じ頃・・・、
   
    
    
    
    
   
   
 その直後、テンジョウと大量のノットレイ達が目の前に。すぐに、サボローはノットレイ化されてしまいました。
    
 5人はプリキュアに変身します。

 バトルスタート。サボローノットレイの棘ミサイルをかわし、おうし座スターパンチ、ふたご座ミルキーショック、やぎ座セレーネアローで反撃しますが、すべて棘ミサイルで相殺されてしまいます。
「サボロー・・・。やめよう・・・。あなたと、戦いたくない!」
   
「笑わせるわね。そんな言葉がコイツに届くとでも?」
    
「違う星の者同士分かり合える訳ないのさ!」
   
    
「確かに、言葉は・・・、届かないかも・・・、しれない・・・。分かり合えない・・・、相手もいるかもしれない・・・。」
    
「けど! 分からないからって・・・、何もしないなんて・・・、そんなの・・・、そんなの、アタシは嫌だ!」
    
 サボローノットレイは、その言葉を無視するかのように、刺ミサイルで攻撃してきますが、スター達4人が対抗。
「みんな!」
「ソレイユ! おもてなしは、まだ終わっていません!」
    
「ルン! サボローに!」
「地球の事、もっと好きになってほしい!」
    
「その邪魔は、させないニャン!」
   
 ですが、サボローノットレイの攻撃で、ソレイユ以外の4人は吹き飛ばされてしまいます。
 その後、サボローノトットレイは、ソレイユを踏み潰そうとしてきました。
「サボロー・・・。アタシは・・・、アタシは、あなたと友達に・・・、なりたいんだ!」
   
    
    
    
 サボローノットレイの動きが止まり、5人はスタートゥインクルイマジネーションを放って、サボローを救い出す事ができました。

「サボロー。アタシの星では、大切な人に、心を込めて、花を、贈るんだ。」
    
   
「でも、ごめん・・・。サボローの気持ちを考えてなかった・・・。」
   
「アタシ、サボローに、笑顔になってほしかったんだ・・・。本当に・・・、ごめん・・・。」
    
    
    
   
    
    
    
   
「サボロー・・・。」
    
「アタシに?」
   
「ありがとう!」
    
    
   
「うん・・・。そっか・・・。友達、いっぱい出会えるといいね!」
    
    
『バイバーイ!』
    
   
「チャオ・・・。」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「ひかるが生徒会長!? キラやば選挙バトル☆
 3年生は卒業の時が近付いており、まどかももうすぐ生徒会長を退く事になります。
 次の生徒会長は誰になるのかと考えていたら、まどかは、ひかるに生徒会長をやってみないかと勧めてきました。ひかるは、思い切って立候補する事に。
 ですが、桜子が待ったをかけて立候補。そして、選挙で生徒会長を決める事に。次期生徒会長になるのは一体どっち?


    今回のラッキー星座


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 異星人「サボロー」が地球に立ち寄り、親しくなろうとしたひかる達でしたが、言葉が話せず苦労したり、サボローを怒らせてしまった事もあったものの、えれなが、サボローの気持ちを考えていなかった事を謝ったり、サボローに笑顔になってほしい気持ちを示した事で、分かり合う事ができました。

 今回のポイントは「相手の事をよく知る」でしょうか。
 お互いが分かり合うというのは難しい事。ものの価値観って人それぞれですからね。人の数だけ価値観は存在するものです。
 それゆえに、価値観の違いから起こる衝突は、よくある事。公用語が違うとか、口がきけるかどうかとかは関係のない話であり、同じ国の者同士、もっといえば、身近な友達同士、50メートル以内に住んでいる近所同士にだって起きうる問題です。

 じゃあ、よくある事だから仕方ないと、そこで終わらせてしまうのは良くないでしょう。
 まあ、大人達は、利権絡みから、他から利が得られると判断すれば、そこで縁を切る事も珍しくはないですが、このアニメのメイン視聴層である女の子達相手だと、そうはいかないでしょう。小さい頃から利を優先して、付き合う相手を選んでしまうようでは、汚い大人に育つだけ。立派な大人になるには、色んな相手と付き合う事が大切だと思います。

 そのためには、相手の事をよく知って、尊重寄りの姿勢に立つのが大事なのでしょう。
 自分の価値観を一方的に通すようでは、衝突して平行線を辿るだけ。それだと、得るものは何もなく、相手の価値観を、自分にはない素晴らしいものだと捉える寛容な心が必要なのだと思いますね。

 それでも、小さい子供達は、感情をコントロールするのが難しいために、相手の価値観を認めるのは難しいかもしれないでしょう。まあ、大人でも、自分の事に意固地で相手の事は認めないという人はいますけどね。
 だけど、笑顔とか良き人間関係というのは、その難しさを乗り越えた先にあるものの。誰かと親しくなるには、寛容な心のみならず、我慢強く諦めないという精神も大事なのでしょうね。

 さて、今話を見終えて印象に残ったキャラについても語りますか。
 まず、今回のメインを飾ったえれなについて、サボローに身振り手振りでコミュニケーションを取っていたのは、さすがだと感じました。弟や妹達が、まだ言葉が離せないくらい小さい頃は、同じようにして伝えたい事を伝えていたのでしょう。
 サボローを怒らせてしまった事には大いに悩んだものの、今回も、えれなの長所である面倒見の良さが今回も光っていたと思います。

 続いて、えれなの母・かえでは、えれなに対し良いアドバイスをしていたと思います。
 笑顔も大事だが、相手の事を理解する事はもっと大切。両者の話している事をただ機械的に訳すのではなく、両者の個性を十分把握した上で、適切に訳せるか。これが通訳において重要な事なのでしょうね。通訳の奥深さを感じました。

 また、サボローについても、えれなに出会えた事は幸せな出来事だったように思いますね。ノットレイ化される前の過去の振り返りを見た感じでは、過酷な人生を送っていたように思いますし。
 確かに、触れれば棘でケガをする、話す事ができないとなれば、多くの者達から疎まれてもおかしくはないでしょう。好き好んでこの姿に生まれた訳ではないのに嫌われ続けているのは辛いもの。
 それが、今回、えれな達に温かく迎えられて友達になれたのはすごく良かったな、と思いました。今回の出来事を自信に分かり合える相手が増えたら良いですね。最終回の後日談で、友達が多くできたサボローを描いてほしいな、と期待したいです。

 さて、今のひかる達の目標は、トゥインクルイマジネーションを見つける事ですが、前話も今話も手がかりは見つかっていません。
 そんな中、前話はフワの気持ちを知る、今話はサボローの気持ちを知ると、2話連続で相手の気持ちを知る事がポイントになっているのが気になるところ。もしかしたら、「相手の事をよく知る」事が、トゥインクルイマジネーション発見に繋がるのかも? それに、ノットレイダーとは和解すると思いますし、もしそうなるのであれば、「相手の事をよく知る」事は必要不可欠になるでしょう。

 そして、次回は、ひかるが生徒会長選挙に臨む話。全生徒の中で一番偉い人になってチヤホヤされたいなどといった安易で私利私欲な理由では生徒会長になれる訳がなく、生徒達が学校に何を望んでいるのか、どんな学校生活を送りたいのかなどを知った上で、生徒会長になったら生徒達のためにどういった事をしたいのかを表明する事が大事であり、生徒達をよく知る事が求められるでしょう。
 タイトルに「!?」とある感じでは、ひかるは生徒会長にならなさそうな気がしますが、それでも、ひかる特有の豊富なイマジネーション力と鋭い観察眼を生徒達のためにどう活かしたいと考えるのか、注目したいところ。次回も、「相手の事をよく知る」という点にスポットを当てて視聴していきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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