今話の名セリフ:「そうだ・・・。もう私は、この前までの私とは違う・・・。」(天王寺璃奈)
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」の感想です。
~ オープニング前 ~
「ねーねー、帰りどっか寄ってかない?」
「あ、じゃあ、私、ゲーセン行きたい!」
「え? ゲーセン?」
「欲しいぬいぐるみ、あるんだよ!」
「いいよ、行こ。」
「わーい、やった!」
「超久しぶりに行くなあ!」
「ゲーセン・・・。」
「あ、あの・・・。」
「ん?」
「しゃべらなきゃ・・・。」
「ん?」
「何でもない・・・。」
「思いを伝える事って難しい・・・。私の場合は特にそう・・・。」
「友達になりたい・・・。そんな一言を言うのにも、ハードルがある・・・。」
「どうしたの?」
「上級生・・・。怖い・・・。」
「怖くないよ! なんかキミ、元気なさそうだったからさ!」
「お、ジョイポリの割引券じゃん! ここって楽しいよね!」
「お友達と行って下さい・・・。」
「じゃ、一緒に行こうか!」
「え・・・。」
「初めて人と繋がる事ができた・・・。」
「そして今の私は、もっと沢山の人と繋がりたいと思っている・・・。今からでも変われるんだ!」
~ Aパート ~
それから何日か経ち、今、璃奈は、侑、歩夢、愛と一緒にジョイポリスのVRゲームで楽しんでいました。
そんな中、璃奈のクラスメイトと会います。彼女達は、スクールアイドル同好会のPVを見たようで、歩夢や愛に、すごく良かったと感想を伝えました。
璃奈のPVも良かったと感じています。
「ニャーン! 初めまして! 天王寺璃奈だよ!」
「あのキャラ、面白いよね!」
「うんうん! 動きとか!」
クラスメイトは、ライブの下見に来たのかと聞きました。
このジョイポリスは、最近多くのスクールアイドルが、ライブのステージとして使っているそうです。そのため、彼女達は歩夢達に、ここでライブしてほしいと期待しています。
それを聞いた璃奈は、クラスメイトと友達になりたい一心から、ここでライブをやると言いました。
その後日、ジョイポリスでライブする話が、メンバー全員に伝わりました。
「色々足りないのは分かってる。でも、みんなに見てほしくなって・・・。」
「それに、PVはキャラに頼っちゃったから・・・。クラスの子達は良いって言ってくれたけど、あれは本当の私じゃないから・・・。ダメ・・・、かな・・・?」
「良いんじゃない!」
「決めるのは璃奈ちゃんだよ!」
「私は、璃奈さんの決めた事を応援しますよ!」
「そうです! チャレンジしたいという気持ちは大事な事だと思います!」
「うん。」
ライブをやるのは、来週の土曜日と急ではありますが、皆、応援する気でいっぱいです。
その後、どんなライブにするか話し合いが行われました。ステージ映像は璃奈自身で作るつもりですが、パフォーマンスには自信がない模様。
という事で、トレーニング。
続いて、発声練習。
その次は・・・、
「こんにちはー! 今日は、かすみん、会場のみんなを夢中にさせる魔法、かけちゃいますからねー!」
「もう夢中だよ!」
「良いよ! かすかす!」
「かすかすって呼ばないで下さい! プン!」
相変わらず、「かすかす」と呼ばれて怒るかすみん、可愛いなあ。この調子で、愛さんには積極的に「かすかす」呼びをしていただきたいものですな!(笑)
これはMCの練習。続いて、歩夢が手本を見せますした。
「えっと・・・。今日は来てくれてありがとうございます。一歩ずつ頑張っていくので、応援よろしくお願いしますね!」
「歩夢! 今日も可愛いよ!」
「え・・・。照れるよ・・・。」
「そういうところが可愛いよ!」
遠慮せず「可愛い」を連呼する侑が問題なのか、それとも、「可愛い」と言われて簡単に照れちゃう歩夢が問題なのか、ちょっと考えちゃいますねえ(笑)。今回も、良い感じに「ゆうぽむ」熱をヒートさせてくれて、ありがとうございます。
「ムム・・・。かすみんだって、可愛さなら負けてませんよ!」
でも、キミが歩夢のように髪をいじる仕草をしても、全然ときめかないと思うんだよなあ(笑)。まあ、普段から可愛いのは事実ですけどね。
璃奈は、MCは難しそうだと感じますが、それでも、やるつもりでいます。
「今回は、できないからやらないは、なしだから。」
それから少しして、璃奈の家に。
「え!? スマホで開けたの!?」
「家の事は全部、これでできるようにしてある。」
そして、部屋に入ると・・・、
「機械とかも得意なんだね!」
「うん。私、小さい頃から、表情出すの苦手で、友達いなかったから・・・。1人でできる遊びばかりしてたんだ・・・。」
「だから、高校生になって、こんなに毎日がワクワクするなんて思わなかった・・・。こんなに変われるなんて、思わなかった・・・。」
「みんなに、すごく感謝してる。私、頑張るよ!」
「ライブ、成功させようね!」
「うん!」
「そうだ・・・。もう私は、この前までの私とは違う・・・。」
練習途中、璃奈のクラスメイトが声をかけてきました。
「今の私なら・・・。」
「もし、良かったら・・・。もし、良かったら・・・。」
「天王寺さん?」
「何でもない・・・。」
「璃奈さん!」
「今日は帰るね・・・。」
「私は・・・、私は、変われない・・・。」
~ Bパート ~
それから少しして侑達も、璃奈が帰ってしまった事を知りました。連絡しても繋がらず、果林は、今日はもう解散にしないかと言います。
「果林ちゃん、拗ねてる?」
「何で私が!?」
「明日は、モデルのお仕事入れないようにしてたもんね。」
「本当は璃奈ちゃんのライブ、楽しみにしてたんじゃない?」
「わ、私は、ライブの内容に興味があっただけよ!」
「そうなんですかー? 果林先輩も可愛いとこあるんですねー!」
「お黙り!」
その後、侑達は、璃奈の所に向かいました。
少しして・・・、
「りなりー、いる?」
「愛さん! いきなり、りなりーはどうかと思いますよ・・・。」
「ああ、ごめんごめん・・・。普段この時間は、りなりー1人だって聞いてたから・・・。」
ウインクしてる果林がめっちゃ気になるんですが。果林先輩、今そういう空気じゃないんで、カッコつけるのは自重して下さい。(笑)
少しだけお話ししたいという愛のお願いを聞き、璃奈は、エントランスのドアを開錠しました。そして、侑達は、璃奈の部屋に。
部屋に入ると・・・、
「りなりー。」
「ごめんね、勝手に休んで・・・。」
「ホントだよ・・・。心配したんだぞ・・・。」
「どうしたの?」
「自分が、恥ずかしくて・・・。」
「私は何も変わってなかった・・・。昔から、楽しいのに怒ってるって思われちゃったり、仲良くしたいのに、誰とも仲良くなれなかった・・・。今もクラスに友達はいないよ・・・。」
「全部私のせいなんだ・・・。もちろん、それじゃダメだと思って、高校で変わろうとしたけど、最初はやっぱりダメで・・・。」
「でも、そんな時に、愛さんと会えた・・・。スクールアイドルのすごさを知る事ができた・・・。」
「もう一度、変わる努力をしてみようって思えた・・・。歌で沢山の人達と繋がれるスクールアイドルなら、私は変われるかもって・・・。」
「でも、みんなは、こんな事でって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ・・・。自分の表情が、ずっとそれで失敗し続けてきたから・・・。」
「ああ、ダメだ・・・。誤解されるかもって思ったら、胸が痛くて、ギューって・・・。こんなんじゃ・・・。このままじゃ・・・。」
「私は、みんなと繋がる事なんてできないよ・・・。ごめんなさい・・・。」
「ありがとう。」
「え・・・?」
「璃奈ちゃんの気持ち、教えてくれて。」
「うん。愛さんもそう思うよ。」
「私、璃奈ちゃんのライブ、見たいな。今はまだできない事があってもいいんじゃない?」
「え・・・?」
「そうですよね。璃奈さんにはできるところ、沢山あるのに!」
「頑張り屋さんなところとか!」
「諦めないところもね。」
「機械に強いし。」
「動物にも優しいですしね!」
「みんなー! ドンドン言っちゃって、ずるいよー!」
「よーし! 愛さんも!」
「ちょっと・・・。恥ずかしい・・・。」
「りな子。ダメなところも武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ。」
「そうそう! できない事は、できる事でカバーすればいいってね!」
「一緒に考えてみようよ!」
「まだ時間あるし!」
「ありがとう・・・。」
「璃奈さんとこういうお話できたの、初めてですね。」
「そういえば、そうだねー。」
「もしかして・・・。」
「これだ!」
「よし! オッケー!」
「ニャニャーン! 初めまして! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の天王寺璃奈です! 今日は、今の私にできる精一杯のライブを見てもらいたいです! 楽しんでくれると嬉しいな!」
「みんなと、繋がった!」
「璃奈ちゃんボード『ニッコリン』!」
その後日・・・、
「おはよう! 天王寺さん!」
「ライブ最高だった!」
「いっぱい感想言いたいんだけど、お昼とか一緒にどうかな?」
「うん! 一緒に食べたい!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
ジョイポリスでのライブに臨む事になった璃奈は、その前日、感情表現の乏しさに落ち込んでしまうものの、メンバーのフォローと自身の閃きで、多くの人と繋がれる良いライブをする事ができました。
という事で、今回は、璃奈がメインの話。待望の璃奈ちゃんボードは、登場はしたものの、映った時間は少なめでしたが、その一方で、璃奈の心情がすごく深く描かれ、かなりの良回だと感じました。
感情表現の乏しさがコンプレックスになっている事は、「スクスタ」と同じで、あらかじめ知ってはいたものの、やはり、明かされると重く感じますね。むしろ、BGMの悲壮感とか、クラスメイトと友達になりたいと思ったものの言えず終いの描写が2度もあった分、「スクスタ」よりも重苦しく感じ、璃奈の辛さが痛いほど伝わってきました。
だからこそ、周りのメンバーが璃奈の辛さをしっかり聞いて、璃奈の良いところをドンドン挙げて、ちゃんとフォローしてくれていたのが、本当に良かったと思いますね。ライブシーン後にクラスメイトと友達になれた描写を入れてきたのも感動ポイントでした。「ラブライブ!」シリーズに出てくるキャラはいい子達ばかりだと、改めて感じました。
ライブ曲「ツナガルコネクト」については、本当は感情表現が苦手とはとても思えないくらい、楽しい曲だったと思います。璃奈ちゃんボードの様々な変化はもちろん、バックモニターに「ええと、あの・・・」とか「あ。あ。あ。。」といった文字が表示され、璃奈の弱さを少し出してきたのも見所だったと思います。
所々でドキドキさせる仕草のカットを入れてきたのも、見逃せないところですね。感情表現は苦手でも、素は良いんだから、努力次第ではもっとイケるかもしれない。「スクスタ」で璃奈の素顔が公開された時と同じく、そう感じました。
そういえば、「スクスタ」で璃奈の素顔が公開されて、そろそろ1年になりますね。その約2週間後にはアニメ化決定となりました。
今話を見終えて、璃奈の素顔公開とアニメ化決定には相関性があるのかな、と思いました。「スクスタ」では、璃奈はボードで顔を隠すのを基本とし、素顔は「とっておき」としてますが、もし、素顔が基本で、璃奈ちゃんボードがとっておきだったらどうなるのか?
璃奈の素顔を公開した時に、そんな話を作ってみたいという思いから、アニメ化決定に踏み切ったのかな、と思いました。まあ、こう書いた事は推測でしかなく、本当のところは分かりませんが。
「スクスタ」のプレイ動画や「にじよん」をよく見ている身としては、アニメ版で璃奈ちゃんボードが出てこない事に違和感を抱いていましたが、今話の感動を考えれば、それで正解だったと思います。前話まで、璃奈の大きな特徴を上手く温存したな、とスタッフ様には拍手を贈りたいですね。
璃奈ちゃんボードの今後の出番については、増やしていくのか、それとも、今まで通り控えめになるのかは分かりませんが、話の要所で盛り上げてくれれば、それで十分だと思います。感情表現は苦手で人見知りでも、そんな弱さに逃げずに立ち向かう強さとか、頑張り屋なところを、これからもドンドン描いてほしいと大いに期待しています。
さて、次回は、彼方がメインの話のようですね。
予告映像を見た感じでは、妹の遥も登場する!? 楽しみですね。何気に、Aパートで璃奈のクラスメイトが言っていた「東雲学院」は、遥が通っている学校で、彼方の編入前の学校でもあり、東雲学院がどんなところなのか描かれる可能性も?
妹の溺愛っぷりや、料理上手なところを描いてくれる事に期待したいですね。次回は、彼方特有のスローテンポなゆるボイスに存分に癒されたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」の感想です。
~ オープニング前 ~
「ねーねー、帰りどっか寄ってかない?」
「あ、じゃあ、私、ゲーセン行きたい!」
「え? ゲーセン?」
「欲しいぬいぐるみ、あるんだよ!」
「いいよ、行こ。」
「わーい、やった!」
「超久しぶりに行くなあ!」
「ゲーセン・・・。」
「あ、あの・・・。」
「ん?」
「しゃべらなきゃ・・・。」
「ん?」
「何でもない・・・。」
「思いを伝える事って難しい・・・。私の場合は特にそう・・・。」
「友達になりたい・・・。そんな一言を言うのにも、ハードルがある・・・。」
「どうしたの?」
「上級生・・・。怖い・・・。」
「怖くないよ! なんかキミ、元気なさそうだったからさ!」
「お、ジョイポリの割引券じゃん! ここって楽しいよね!」
「お友達と行って下さい・・・。」
「じゃ、一緒に行こうか!」
「え・・・。」
「初めて人と繋がる事ができた・・・。」
「そして今の私は、もっと沢山の人と繋がりたいと思っている・・・。今からでも変われるんだ!」
~ Aパート ~
それから何日か経ち、今、璃奈は、侑、歩夢、愛と一緒にジョイポリスのVRゲームで楽しんでいました。
そんな中、璃奈のクラスメイトと会います。彼女達は、スクールアイドル同好会のPVを見たようで、歩夢や愛に、すごく良かったと感想を伝えました。
璃奈のPVも良かったと感じています。
「ニャーン! 初めまして! 天王寺璃奈だよ!」
「あのキャラ、面白いよね!」
「うんうん! 動きとか!」
クラスメイトは、ライブの下見に来たのかと聞きました。
このジョイポリスは、最近多くのスクールアイドルが、ライブのステージとして使っているそうです。そのため、彼女達は歩夢達に、ここでライブしてほしいと期待しています。
それを聞いた璃奈は、クラスメイトと友達になりたい一心から、ここでライブをやると言いました。
その後日、ジョイポリスでライブする話が、メンバー全員に伝わりました。
「色々足りないのは分かってる。でも、みんなに見てほしくなって・・・。」
「それに、PVはキャラに頼っちゃったから・・・。クラスの子達は良いって言ってくれたけど、あれは本当の私じゃないから・・・。ダメ・・・、かな・・・?」
「良いんじゃない!」
「決めるのは璃奈ちゃんだよ!」
「私は、璃奈さんの決めた事を応援しますよ!」
「そうです! チャレンジしたいという気持ちは大事な事だと思います!」
「うん。」
ライブをやるのは、来週の土曜日と急ではありますが、皆、応援する気でいっぱいです。
その後、どんなライブにするか話し合いが行われました。ステージ映像は璃奈自身で作るつもりですが、パフォーマンスには自信がない模様。
という事で、トレーニング。
続いて、発声練習。
その次は・・・、
「こんにちはー! 今日は、かすみん、会場のみんなを夢中にさせる魔法、かけちゃいますからねー!」
「もう夢中だよ!」
「良いよ! かすかす!」
「かすかすって呼ばないで下さい! プン!」
相変わらず、「かすかす」と呼ばれて怒るかすみん、可愛いなあ。この調子で、愛さんには積極的に「かすかす」呼びをしていただきたいものですな!(笑)
これはMCの練習。続いて、歩夢が手本を見せますした。
「えっと・・・。今日は来てくれてありがとうございます。一歩ずつ頑張っていくので、応援よろしくお願いしますね!」
「歩夢! 今日も可愛いよ!」
「え・・・。照れるよ・・・。」
「そういうところが可愛いよ!」
遠慮せず「可愛い」を連呼する侑が問題なのか、それとも、「可愛い」と言われて簡単に照れちゃう歩夢が問題なのか、ちょっと考えちゃいますねえ(笑)。今回も、良い感じに「ゆうぽむ」熱をヒートさせてくれて、ありがとうございます。
「ムム・・・。かすみんだって、可愛さなら負けてませんよ!」
でも、キミが歩夢のように髪をいじる仕草をしても、全然ときめかないと思うんだよなあ(笑)。まあ、普段から可愛いのは事実ですけどね。
璃奈は、MCは難しそうだと感じますが、それでも、やるつもりでいます。
「今回は、できないからやらないは、なしだから。」
それから少しして、璃奈の家に。
「え!? スマホで開けたの!?」
「家の事は全部、これでできるようにしてある。」
そして、部屋に入ると・・・、
「機械とかも得意なんだね!」
「うん。私、小さい頃から、表情出すの苦手で、友達いなかったから・・・。1人でできる遊びばかりしてたんだ・・・。」
「だから、高校生になって、こんなに毎日がワクワクするなんて思わなかった・・・。こんなに変われるなんて、思わなかった・・・。」
「みんなに、すごく感謝してる。私、頑張るよ!」
「ライブ、成功させようね!」
「うん!」
「そうだ・・・。もう私は、この前までの私とは違う・・・。」
練習途中、璃奈のクラスメイトが声をかけてきました。
「今の私なら・・・。」
「もし、良かったら・・・。もし、良かったら・・・。」
「天王寺さん?」
「何でもない・・・。」
「璃奈さん!」
「今日は帰るね・・・。」
「私は・・・、私は、変われない・・・。」
~ Bパート ~
それから少しして侑達も、璃奈が帰ってしまった事を知りました。連絡しても繋がらず、果林は、今日はもう解散にしないかと言います。
「果林ちゃん、拗ねてる?」
「何で私が!?」
「明日は、モデルのお仕事入れないようにしてたもんね。」
「本当は璃奈ちゃんのライブ、楽しみにしてたんじゃない?」
「わ、私は、ライブの内容に興味があっただけよ!」
「そうなんですかー? 果林先輩も可愛いとこあるんですねー!」
「お黙り!」
その後、侑達は、璃奈の所に向かいました。
少しして・・・、
「りなりー、いる?」
「愛さん! いきなり、りなりーはどうかと思いますよ・・・。」
「ああ、ごめんごめん・・・。普段この時間は、りなりー1人だって聞いてたから・・・。」
ウインクしてる果林がめっちゃ気になるんですが。果林先輩、今そういう空気じゃないんで、カッコつけるのは自重して下さい。(笑)
少しだけお話ししたいという愛のお願いを聞き、璃奈は、エントランスのドアを開錠しました。そして、侑達は、璃奈の部屋に。
部屋に入ると・・・、
「りなりー。」
「ごめんね、勝手に休んで・・・。」
「ホントだよ・・・。心配したんだぞ・・・。」
「どうしたの?」
「自分が、恥ずかしくて・・・。」
「私は何も変わってなかった・・・。昔から、楽しいのに怒ってるって思われちゃったり、仲良くしたいのに、誰とも仲良くなれなかった・・・。今もクラスに友達はいないよ・・・。」
「全部私のせいなんだ・・・。もちろん、それじゃダメだと思って、高校で変わろうとしたけど、最初はやっぱりダメで・・・。」
「でも、そんな時に、愛さんと会えた・・・。スクールアイドルのすごさを知る事ができた・・・。」
「もう一度、変わる努力をしてみようって思えた・・・。歌で沢山の人達と繋がれるスクールアイドルなら、私は変われるかもって・・・。」
「でも、みんなは、こんな事でって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ・・・。自分の表情が、ずっとそれで失敗し続けてきたから・・・。」
「ああ、ダメだ・・・。誤解されるかもって思ったら、胸が痛くて、ギューって・・・。こんなんじゃ・・・。このままじゃ・・・。」
「私は、みんなと繋がる事なんてできないよ・・・。ごめんなさい・・・。」
「ありがとう。」
「え・・・?」
「璃奈ちゃんの気持ち、教えてくれて。」
「うん。愛さんもそう思うよ。」
「私、璃奈ちゃんのライブ、見たいな。今はまだできない事があってもいいんじゃない?」
「え・・・?」
「そうですよね。璃奈さんにはできるところ、沢山あるのに!」
「頑張り屋さんなところとか!」
「諦めないところもね。」
「機械に強いし。」
「動物にも優しいですしね!」
「みんなー! ドンドン言っちゃって、ずるいよー!」
「よーし! 愛さんも!」
「ちょっと・・・。恥ずかしい・・・。」
「りな子。ダメなところも武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ。」
「そうそう! できない事は、できる事でカバーすればいいってね!」
「一緒に考えてみようよ!」
「まだ時間あるし!」
「ありがとう・・・。」
「璃奈さんとこういうお話できたの、初めてですね。」
「そういえば、そうだねー。」
「もしかして・・・。」
「これだ!」
「よし! オッケー!」
「ニャニャーン! 初めまして! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の天王寺璃奈です! 今日は、今の私にできる精一杯のライブを見てもらいたいです! 楽しんでくれると嬉しいな!」
「みんなと、繋がった!」
「璃奈ちゃんボード『ニッコリン』!」
その後日・・・、
「おはよう! 天王寺さん!」
「ライブ最高だった!」
「いっぱい感想言いたいんだけど、お昼とか一緒にどうかな?」
「うん! 一緒に食べたい!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
ジョイポリスでのライブに臨む事になった璃奈は、その前日、感情表現の乏しさに落ち込んでしまうものの、メンバーのフォローと自身の閃きで、多くの人と繋がれる良いライブをする事ができました。
という事で、今回は、璃奈がメインの話。待望の璃奈ちゃんボードは、登場はしたものの、映った時間は少なめでしたが、その一方で、璃奈の心情がすごく深く描かれ、かなりの良回だと感じました。
感情表現の乏しさがコンプレックスになっている事は、「スクスタ」と同じで、あらかじめ知ってはいたものの、やはり、明かされると重く感じますね。むしろ、BGMの悲壮感とか、クラスメイトと友達になりたいと思ったものの言えず終いの描写が2度もあった分、「スクスタ」よりも重苦しく感じ、璃奈の辛さが痛いほど伝わってきました。
だからこそ、周りのメンバーが璃奈の辛さをしっかり聞いて、璃奈の良いところをドンドン挙げて、ちゃんとフォローしてくれていたのが、本当に良かったと思いますね。ライブシーン後にクラスメイトと友達になれた描写を入れてきたのも感動ポイントでした。「ラブライブ!」シリーズに出てくるキャラはいい子達ばかりだと、改めて感じました。
ライブ曲「ツナガルコネクト」については、本当は感情表現が苦手とはとても思えないくらい、楽しい曲だったと思います。璃奈ちゃんボードの様々な変化はもちろん、バックモニターに「ええと、あの・・・」とか「あ。あ。あ。。」といった文字が表示され、璃奈の弱さを少し出してきたのも見所だったと思います。
所々でドキドキさせる仕草のカットを入れてきたのも、見逃せないところですね。感情表現は苦手でも、素は良いんだから、努力次第ではもっとイケるかもしれない。「スクスタ」で璃奈の素顔が公開された時と同じく、そう感じました。
そういえば、「スクスタ」で璃奈の素顔が公開されて、そろそろ1年になりますね。その約2週間後にはアニメ化決定となりました。
今話を見終えて、璃奈の素顔公開とアニメ化決定には相関性があるのかな、と思いました。「スクスタ」では、璃奈はボードで顔を隠すのを基本とし、素顔は「とっておき」としてますが、もし、素顔が基本で、璃奈ちゃんボードがとっておきだったらどうなるのか?
璃奈の素顔を公開した時に、そんな話を作ってみたいという思いから、アニメ化決定に踏み切ったのかな、と思いました。まあ、こう書いた事は推測でしかなく、本当のところは分かりませんが。
「スクスタ」のプレイ動画や「にじよん」をよく見ている身としては、アニメ版で璃奈ちゃんボードが出てこない事に違和感を抱いていましたが、今話の感動を考えれば、それで正解だったと思います。前話まで、璃奈の大きな特徴を上手く温存したな、とスタッフ様には拍手を贈りたいですね。
璃奈ちゃんボードの今後の出番については、増やしていくのか、それとも、今まで通り控えめになるのかは分かりませんが、話の要所で盛り上げてくれれば、それで十分だと思います。感情表現は苦手で人見知りでも、そんな弱さに逃げずに立ち向かう強さとか、頑張り屋なところを、これからもドンドン描いてほしいと大いに期待しています。
さて、次回は、彼方がメインの話のようですね。
予告映像を見た感じでは、妹の遥も登場する!? 楽しみですね。何気に、Aパートで璃奈のクラスメイトが言っていた「東雲学院」は、遥が通っている学校で、彼方の編入前の学校でもあり、東雲学院がどんなところなのか描かれる可能性も?
妹の溺愛っぷりや、料理上手なところを描いてくれる事に期待したいですね。次回は、彼方特有のスローテンポなゆるボイスに存分に癒されたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。