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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期第8話感想

2022年05月22日 | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
 今話の名セリフ:「私も、みんなに近付きたい・・・。みんなと一緒に、ここにいる私を、伝えたい・・・。」

 「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」2期第8話「虹が始まる場所」の感想です。


~ オープニング前 ~
 今日は、第2回スクールアイドルフェスティバル最終日。12時から始まるライブまでは、まだ時間があります。
「いよいよね。」
「うん。」
    
「あなた達のこれまでのライブ、見せてもらったわ。どれも良かった。」
   
「でも、今日の主役は、あなた達じゃない・・・。この鐘嵐珠よ! 最初に約束した通り、このスクールアイドルフェスティバルで、最高のソロアイドルの姿を見せてあげるわ!」
   
   
「それは楽しみね。」
「かすみんだって負けませんよ!」
「お互い頑張ろう! 璃奈ちゃんボード『ムン』!」
「私達も、合同文化祭に参加してくれた人達も、みんなが最高の1日だったって思えるようなステージにしようね!」
    
    
 ですが、同好会メンバー全員で何を歌うかは、まだ決まっていません。作曲担当の侑が行き詰まっているようです。


~ Aパート ~
 それから少しして・・・、
    
    
「皆さん! 校内レインボージェットスライダーを始めます!」
   
「流しそうめん同好会監修のもと、校内に設置されたレーンをニジガク号が一周する、午前の目玉イベントです!」
    
    
   
 また流しそうめん同好会か。虹ヶ咲学園の目玉の部活といったら、スクールアイドル同好会じゃない! 流しそうめん同好会一択だぜ! ・・・という壮大なアピールの場にしたいんでしょうか。(笑)
 しかも、このめちゃくちゃ長いレーンを作るのにも、相当な費用がかかってそうだよなあ。このせいで、次年度の学費が大幅に増加しちゃうかもしれませんね。(笑)

「それでは、スタートです!」
   
「随分大掛かりね。」
「あの船がゴールするのに合わせて、ランジュちゃんのステージが始まるんだよー。」
   
「ちゃんと応援しに行かないとね! ケーキおかわり!」
「はーい!」
    
   
   
「はい、どうぞ!」
『歩夢ちゃん、可愛い!』
「そう? ありがとう!」
   
 今、私の頭の中で、とんでもない方程式ができあがったわ。歩夢 + ウサ耳カチューシャ + メイド服 = 私の時が1分ほど止まる、というものがね。(笑)
 いやー、この歩夢、殺人的な可愛さでしょ。これで、伝説のメイド・ミナリンスキーとダブルで、「美味しくなぁれ♪ 萌え萌えきゅんきゅん♪♪」なんて言われたら、すぐにあの世に行けると思います。(笑)

 侑の事が心配な歩夢。歩夢はまだ抜けられないため、果林達が様子を見る事になりました。
 3人は部室の前で栞子と合流。そして、部室の扉を開けると・・・、

「トキメキは、どこー!」
   
「トキメキ・・・。ううう・・・、全然出てこないー!」
    
「どんなに考えても・・・、ときめかないよー!」
    
 なかなか器用な悩み方するなあ、キミ。こういうのを見ると、実は全然悩んでいないんじゃないかと疑いたくなります。(笑)

 同じ頃、かすみ、しずく、璃奈、ミアの4人は、ハンバーガーを食べ合っていました。
「美味しい!」
「何でボクまで一緒に?」
   
「美味しいものは、みんなでシェアするものなんだよ!」
「そんなもん?」
「そんなもん、だよ。」
    
   
「見るなよ・・・。」
   

 その直後、侑達を目にしました。
「これ飲んで落ち着いて下さい。」
「ありがとう!」
   
 「あれ? これって誰かと間接キスになるんじゃ?」と思った私は、老けたお兄さんまっしぐらですね(笑)。ちゃんと新しいのを買って渡してますよね、きっと。

 その後、歩夢、愛、せつ菜もやって来ました。
「ごめんね。みんなには何度も相談に乗ってもらってるのに・・・。」
「相談くらい、いくらでも乗りますよ。」
「話して?」
   
「せっかく開催できる事になった大事なフェスの曲だから、最高のものにしたくってさ・・・。でも、みんなの素敵なところは、どうやって表現できるかとか、どうしたらファンの人達に喜んでもらえるかとか、それに、この曲が、ランジュちゃんと約束した、私が同好会にいる事の答えにふさわしいのか、とか・・・。」
   
「そういうの全部叶えられるものになってるのかなって思うと、自信なくなっちゃって・・・。考えれば考えるほど、頭がグルグルしちゃってさ!」
   
   
「力、入り過ぎですよ?」
「それに色々考え過ぎ!」
「侑ちゃんらしいけどねー。」
    
「私が言うのはおかしいかもしれませんが、深く考える必要はないのではないですか?」
「そうだよ! 侑ちゃんの曲を私達で歌うなんて、それだけで、すっごく素敵な事なんだからさ!」
    
「侑さんが作ってくれた曲を歌えるなんて、すごく嬉しい!」
「かすみん達は、自信を持って、ステージで歌えます!」
   
「そっか・・・。だったら、やっぱり、同好会やファン、みんなの中のトキメキに応えられる、そんな曲になれば・・・。」
   
「みんな、本当にありがとう! もう少しでできると思うから、待ってて!」
   
   

 ライブ開始の時が近付いてきました。
 そして、ジェットスライダーの方も、もうすぐゴールを迎えます。ゴールと同時に、ライブも開始となりますが・・・、
   
「そんなー!」
「リハーサルでは上手くいってたのに・・・。」
   

 ライブのトップバッターであるランジュに水を差す形となりましたが、ランジュは動じていません。
「お膳立てなんて最初から期待してないわ。前に言ったでしょ? 私は、与えるだけでいいって。」
    
「私は、私を知らしめるために、ステージに上がるんだから! 私には、このやり方しかないの。」
   
    
   
    
   


~ Bパート ~
 ランジュのライブが終わりました。
「まさに孤高・・・。」
「ソロアイドル、だね・・・。」
   
「ランジュさんのパフォーマンス、前に見た時より、もっとすごくなってた・・・。」
「プレッシャーかけられちゃったわね・・・。」
    

 その後、同好会メンバーは、準備スペースへ向かいましたが、侑だけは逆の方向に行きました。
    
「どうしたんだよ?」
   
「ミアちゃん・・・。」
「ミア先輩、だろ?」
    
「さっきのランジュちゃんのライブ、私、すごいときめいたよ・・・。」
   
「上手く言えないけど、私はこうなんだって気持ちが歌や踊り、全部から伝わってきて、あの瞬間、ランジュちゃんで心の中がいっぱいになった・・・。」
   
「ランジュは最高のプレイヤーだから。」
   
「ランジュだけじゃない。他のスクールアイドルだって、きっとそうだ。自分の存在すべてをステージにかける。そういうものなんだ。」
    
   
「でも、ボク達は、そんな事をする必要はない。求められる曲を作って、評価してもらえるんなら、それでいいじゃないか。」
    
「同好会のアイドルのために作るっていうベイビーちゃんの判断は、絶対に間違ってない。みんな、喜んでくれるさ。」
    
   
「そう・・・、なのかな・・・?」
   
「侑先輩、大丈夫でしょうか?」
「きっと大丈夫だよ! 私達は、私達にやれる事をやろう!」
    
「確かに、今のままでも、みんなに喜んでもらえるかもしれないけど、今、私が感じているこのトキメキは、もっと・・・。なんて言うか・・・。」
    

    
    
「そっか・・・。私は、ファンの私は、スクールアイドルのパフォーマンスや、音楽だけにときめいてたんじゃなくて、歩夢、せつ菜ちゃん、しずくちゃん、愛ちゃん、果林さん、かすみちゃん、璃奈ちゃん、彼方さん、エマさん・・・。」
   
    
    
    
    
   
「自分を目一杯伝えようとしている、みんなの姿にときめいていたんだ・・・。」
   
「私も、みんなに近付きたい・・・。みんなと一緒に、ここにいる私を、伝えたい・・・。」
   
    
「そうなんだ! これが私のトキメキ!」
   
「来て!」
    

「本気で言ってるのか!?」
「うん。それに合わせてアレンジを加えたいんだ。手伝ってくれる?」
    
   
「これは、同好会の中で私のやりたい事・・・。スクールアイドルが、みんなと一緒に叶えたい、夢!」
    
    

 それからしばらくして、曲が完成しました。
「どうかな?」
「すっごく良いよ!」
    
「ありがとう! もう1つ、やりたい事あるんだ・・・。」
   

 同好会メンバーがステージに立つ時が来ました。
   
「5日間にわたった合同文化祭、スクールアイドルフェスティバルも、最後のステージとなりました!」
「参加していただいた沢山の学校、スクールアイドル、ご来場の皆さんに、この場を借りてお礼を言わせて下さい!」
    
   
『ありがとうございました!』
   
「次が、最後の曲になります! 私達の大切な仲間が作ってくれた曲です!」
「これから歌う曲、そして、このステージは、今日まで出会ってきた、みんなのおかげでできたもので!」
「沢山の出会いが、私達に力をくれました!」
    
「ある人が助けてくれたから、新しい歌は生まれました!」
「ある人が提案してくれたから、今回のフェスティバルは実現しました!」
「ある人が素敵なライブを見せてくれたから、私達は、もっと成長する事ができました!」
    
    
    
「そして、ここに集まってくれた、スクールアイドルを愛してくれる皆さんがいてくれたから、このフェスティバルは無事、フィナーレを迎える事ができました!」
   
    
    
   
「そして、また、ここから次の夢は始まります! 私達と一緒に、走り出していきましょう!」
   
    
「それでは聞いて下さい!」
   

    
    
    
    
   

   
    
    
    
    
    
   
    
    
    
    
    
    
    
    
   
   

   
    
    
    
    
   
    
    


~ エンディング後 ~
「良かったわよ。」
「ランジュちゃんのおかげだよ!」
   
   
「あなたの覚悟、伝わったわ。あなた達も、見事に正しさを証明してみせた。」
    
「私は100%やり切ったけど、同好会は、それ以上だった。」
   
   
「ここに来た価値は十分あった。後悔はないわ。」
   
   
「バイバイ・・・。」
   

 今回は、これで終了です。


【まとめ】
 アニメにも、TOKIMEKI Runners、キター! めちゃくちゃ興奮した!
 そして、Bパートラストに今話のタイトルが出てきたのも、すごく鳥肌が立った! 素晴らしい感動をありがとう! ニジガクアニメ!


 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
 1期エンディングのピアノバージョンがエンディングとなった第3話に並ぶ興奮度の高い回だったと思います。

 「TOKIMEKI Runners」といえば、「スクスタ」のオープニング曲。
 そして、この「スクスタ」において、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はデビューした訳であり、今話のタイトル「虹が始まる場所」にふさわしい楽曲として、「TOKIMEKI Runners」を持ってきたように思いますね。

 さらに、侑のピアノから曲が始まったのは、約1年前の「3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」を意識したものでしょう。
 あの時は、侑の声役・矢野妃菜喜さんのピアノから、1期最終話のライブ曲「夢がここからはじまるよ」が披露され、大きな感動を生みました。
 これを知っている方達にとっては、興奮ポイントだったでしょう。弾く直前に緊張で手が震えていたのを再現していたところも秀逸だったと思います。

 また、前話でスクールアイドルになった栞子をあえてステージに出さなかったのも、良かったと思います。
 「TOKIMEKI Runners」には、栞子を含めたバージョンもあるのですが、それが出てきたのは、リリース翌年。「スクスタ」リリース時点では、栞子はまだ登場していないため、栞子を含めたバージョンの方は、始まりの歌としては、ふさわしくないでしょう。
 前話で栞子は、同好会の加入はフェスが終わってからだと言ってましたが、それはこのためでしょう。良い伏線だったと思います。

 あと、普段はAパート最初に出すタイトルをBパートラストに出してきたのも、素晴らしかったですね。やっぱり、タイトルを最後に持ってくるのは、感動度がめちゃくちゃ上がります。
 タイトルを最後に持ってくるといえば、「スーパースター」にもありましたね。思えば、あの時も第8話。あの話から、今作の8話目も同じ演出をやってみたいと思ったのかもしれませんね。

 第2回スクールアイドルフェスティバルも大成功に終わりましたが、その途中、侑は、歩夢達9人が歌う歌をどうするか悩んでいました。
 周りの話を聞いて、難しい事を考えずに気楽に自分らしく、そして、自分を目一杯伝えようとしている他のメンバーと同じように、自分も自分を目一杯伝えようと思うようになりました。やはり、侑も、スクールアイドルですよね。
 歩夢達と一緒に歌ったり踊ったりはしなかったものの、ピアノを弾いて事からのステージライブスタートとなったあたりは、スクールアイドルデビューと言ってもいいと、私は思いますね。もちろん、これで終わりとはならず、いつかステージに立って、歌やダンスを披露する事にも期待しています。

 その一方、ランジュの今後が気になるところ。ランジュは、自分は100%のライブをやり切ったものの、同好会はそれ以上に素晴らしかったと認め、後悔はしていないと言って、侑達の元を去りました。
 ですが、本当にそれで良いのでしょうか? 全力で戦い合って敗れた事には悔いはないのかもしれませんが、最後に寂しそうに「バイバイ・・・」と言っていたあたりは、このまま放ってはおけないと思うんですよね。
 ランジュは、かなりの自信家で、これまでのライブは成功続きだったでしょう。それだけに、同好会に敗れた事は、悔いはないとは言っていたものの、ショックは感じていると思います。
 となると、心の拠りどころが必要だと思いますが、ここまで孤高を貫き続けたとなると、そういう相手はいないでしょう。そんな状態で今後もソロでスクールアイドルを続けるとなると、所々で調子を落としそうで、納得のいくパフォーマンスを披露できない事に苦しみ、かなり辛そうな気がしますが・・・。
 今話を見終えて、ランジュが同好会に入ってほしい気持ちが更に高まりました。同好会メンバーはどのようにして、ランジュを同好会に加入させるのか、かなり楽しみですね。

 さて、次回は、ミアが同好会に加入する話でしょうか。
 タイトルに「Can't」という否定語があるあたり、「スクスタ」と同じく、過去に大きな挫折を経験した事があるのかも? スクールアイドルにあまり興味のないミアが、どのようにしてスクールアイドルになるのか、しっかり見ていきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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