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歴史と暮らしを変えた化学 第10回 NHKラジオ

保存してあったNHKラジオのバックナンバーです。

歴史と暮らしを変えた化学 第10回

東京大学非常勤講師・元法政大学教授…左巻健男

学習メモの抜粋。


間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" "内は感想です。

今回は第10回、夢の物質の暗転、DDT、フロン

・昔の農薬は、
除虫菊やニコチンだった。
大量に入手できず、効果もそれほどでもなかった。

・そのため19世紀くらいから化学物質が使われるようになった。

良く使われるのが、硫黄、硫酸銅、ボルドー液。

・ボルドーはフランスの地名。
ブドウ盗難避けのため、
硫酸銅と石灰を混ぜた物に色を付けて散布した。
その結果、ベト病(?)が非常に少なくなった。


・1923年、水銀の化合物水溶液に種を浸して、
病虫害を受けないように消毒した。

・その後ヒ素化合物が使われたりした。

・もっと強力な殺虫効果のある農薬が作れないかの挑戦が始まった。

・1939年、スイスのミュラーがDDTを発見した。
化合物としては既にあったもの。
ジクロロ ジフェニル トリクロロエタン。

・世界の3大感染症。
エイズ、結核、マラリア。

・マラリアの中でも一番危険なのは、
熱帯熱マラリア。

・WW2中の米英はDDTを染み込ませたシャツを使うことによって、
マラリアと発疹チフスの患者数を激減させた。

・戦後DDTは民間に開放され、奇跡の薬扱いされた。

・ところが、1962年刊行のレイチェル・カールソン著 サイレント スプリングにより変わる。
カールソンのところに、農薬を撒いていると小鳥が落ちて死ぬとの手紙が来た。
そして、論文を数百編読み勉強して本を書く。
短期的な効果だけではなく、
耐性獲得など長期的な影響や、
自然界への影響を調査して、
農薬を使うべきではないのかという論旨。

・米は環境保護庁をつくり対応させていった。

・DDTのマラリア蚊への効果は絶大であり、
そして、効果、価格でDDTに替わる薬品はまだない。
そのため、WHOは住居の壁に散布するなどの使用は良しとしている。

・フロンも不燃性で、冷房の媒質に丁度良く、スプレー缶にも丁度良く、油汚れも落とす。
夢の物質と言われていた。

しかし、成層圏のオゾン層を破壊していることが判った。

そこで代替フロンを使用したが、今度は温室効果があるということで使用できなくなった。

最終的に、イソブタンという可燃性の物質をエアコンなどに使用している。

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