
PanasonicのLUMIX DMC-G1について書こうと思います.........................................
やっぱり今月はいろいろと発表されるモノが多いですね。
予想はしていましたが、こうも多いとは思いませんでした。
しかも蚊帳の外からの一撃なので予定していた記事を延期させねばならなくなりました。
このようなCameraはDigitalになってからは「いずれ発売されるだろう」と予てから噂されていました。
しかし問題なのはManual時のLIVE Viewの精度だということも良く言われています。
確かにLIVE Viewは便利だとは思います。
Video Cameraはとっくの昔にLIVE Viewですからね。
使用感の良さというのは間違いないでしょう。
問題は何処まで再現できるかでしょうね。
Responseとかよりも如何にRealityのある色再現が可能なのかが焦点になるでしょうし、どの色を基準にするかによってRetouchの方法が変わってきます。
確かに撮影する時に一つの色を基準に他の色を記憶できるのは便利だと思います。
撮影に当たっては最も再現率を高くする方法は同条件で撮影することが前提でその中に試し撮りすることを前提でカラーチェッカー(Macbeth Chart)と呼ばれるColor再現する為の指標を写し込み調整することが望ましいんですな。
理想的な露出を測ろうと思うと銀一 シルクグレーカードやグレイスケールバランスカードを写し込むとPhotoshop等やRAW現像Applicationでは正確な色再現が可能になるはずです。
これらを写し込むとColor Management Toolが無くても時間さえあれば調整できるんですよね。
注意点としてPrint出力の方では駄目ですがね。
Pro Cameramanと呼ばれる人は撮った際に被写体の色を覚えていることが多いんですな。
Color調整というのは自分で記憶した色を元に調整していたんですよ。
昨今の状況としては、文明の利器で構築されているComputer及び周辺機器の全てで色を統一させる術としてはColor Managementが必要不可欠になってきています。
加えて撮影の条件としてはMacbeth Chart等を入れることが出来ない事の方が絶対に多いはずです。
よって基準となる色に合わせて撮影しておき他の色の発色が基準の色との兼ね合いからどれほど違うのかを記憶して家に帰ってから調整するというのは効率的な調整の仕方だと言えるでしょう。
でもですよ。
液晶というのは個々に条件が異なりますよね。
それにColor ManagementというのはCameraのMonitorはでは行えないんですよ。
つまりColorの点では余りにも不安定な条件での撮影になってしまう事は明白なんですな。
Focus Pointというのは難しいんですな。
特に高画素化に伴って「何処にピントを合わせるのか」ということがあるんですよ。
これはmicro FOUR THIRDSというLensを使用することが推奨されています。
まだmicro FOUR THIRDに加えてFOUR THIRD Lensも使用可能なのですから問題はないでしょうけどね。
しかしFull Size FOUR THIRDのLensをNativeに用いるCameraでDouble LIVE Viewを搭載させるようになってから始めてDouble LIVE View搭載というのは意義が発揮されるでしょう。
micro FOUR THIRDというのは恐らくですが、被写界深度の深い絞り開放でもF4程度からのモノしか発売されないでしょう。
理由は被写界深度が深いとピントが合う深さ(前後の幅)が大きいからなんですな。
それに対してFull Size FOUR THIRD Lensというのは確か50mmでF1.4が発売されていて、基準がこのLensになる訳です。
ほとんどのCamera MakerがCameraを設計するに当たって50mm F1.4が基準になっているのは常識です。
露出の設定もこれが基準になっているんですよ。
そして50mm F1.4というのは被写界深度が浅いのはわかりますよね。
ということは焦点距離が50mm以上になるとFocus Pointにピントを合わせる為には拡大して合わせなければなりませんよね。
これが普通のMirror Up方式の一眼ではPentaprismと鏡越しですが肉眼でピントの山というのが解ります。
そして手で微妙な調整を「合わせたいFocus Point」に持っていき写真を撮る訳です。
ComputerやSystemには再現できない人間の感性がそこに息づいているんですね。
Computerというのは一時的に人間性の排除に走ったことがありました。
これは今でもMad Scientistによりいわれていることですけどね。
ComputerやSystemというのは人間が作り出したモノです。
そして人間性を排除してしまうと味気ないものとなっていき廃れていく傾向があるんですよね。
人間というのは人間性を否定されるモノというのは嫌う傾向があります。
社会の流れ的に乗ってそのまま生きているといつの間にかそれがStandardになり自然になっていくのかも知れませんがね。
このCameraはまだこういうStyleの入り口に立っただけなんですよね。
もし一眼レフでこういうStyleで撮影する事を望むのであればもう少し待つ必要があるでしょう。
Finder部のLIVE Viewでは144万ドットという細密な画面が装備されていますが、撮影できる画素数からすると9分の1程度に過ぎないのです。
少なくとも3分の1程度のモノが出てこなければならないでしょうね。
確かなこととして時間が許し手間を惜しまないのであればこのCameraでも十分に「絵作り」は出来るでしょう。
しかし拡大してピントの精度を上げるような撮り方をずっと続けることが果たして出来るでしょうか?
おいらは他の人よりも写真を撮る機会というのが多いんですけどね。
凝った撮り方というのは絶対に長続きしません。
機能が沢山付いていると謳われていて嬉しいと思うでしょうけどね。
確かに沢山の機能が付いているのは良いことなのは認めましょう。
でもそのような撮り方をするのは始めのうちだけですよ。
もしくは余り写真を撮らない人がたまに写真を撮る際に使い方が解らずに、機能の説明書を読みながら使うぐらいでしょうね。
さらにそういう機能が付いていて嬉しくて堪らない人、使っている自分が好きな人などでしょう。
そのうちにVideo Camera化していく分岐点に立ったような気がしますね。
Video CameraとDigital Still Cameraの違いが曖昧になっていくというのはDigital化が始まった時点で行き着くことでしょう。
しかし一瞬を切り取るDigital Still CameraとVideo Cameraでは構造が異なります。
今までDigital一眼レフがFilm一眼と同じ形で製造されてきたのは写真の撮影Styleの偏見に対処する為でした。
写真を撮る為にはこういう形でなければならないというProcessが出来上がっていたんですな。
その意味ではこのCameraは少し穿ったStyleになったんでしょうかね。
ところでおいらはとにかくToughなものが好きな傾向にあります。
それに対して小さいCameraというのは対極の位置に存在することになります。
小さいから壊れやすいというのは安易で愚かな考え方なのかも知れませんがね。
おいらが普通の大きさ~大きめのモノを使用するのには訳があります。
これも何度もこのBlogで書いてきましたが、手が大きいんですよね。
加えて重さの点でも何度も書いてきました。
おいらは軽いよりも重いモノの方が好きなんですな。
特にCameraや万年筆などの安定性を求められる道具は重さというのが結構大きなFactorになってきます。
軽くて小さいモノはHandlingでは良いでしょうけどね。
おいらは可能であればPro仕様のモノを使いたいと願う傾向にありますね。
まあおいらの事は良いんですよ。
とにかく
LUMIXのCameraというのは「L 10」以外は写真を撮ることに対しての偏見が強いと思ってしまうんですよね。
Panasonic自体がCMなどで自社のCameraのことを「お遊びCamera」だという位置づけにしてしまっているような気がします。
浜崎○ゆみさんのCMを見ていると「こんなCMのどこが良いのだろう」と正直考えてしまいます。
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