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JW1.5世の自分が生きてるのを不思議に思う、ひねくれ者の日記です。
扇風機の羽の真ん中をおさえるひねくれ者の日記



絵画の世界では和田氏が盗作をした疑惑がありましたが.........

槇原氏の盗作疑惑を知ったのは夜の報道特集でした。
歌やポエムなどをたしなむ人は多少は他の人と似たようなものを作ったことがおありだと思います。
しかし全く同じ言葉を使って作ることは無かったのではないでしょうか?
また発言する際に先に言った人の言葉を自分がさも考えたかのように言う人や、先に答えを見つけて発言した人のを大きな声で言う人がいますよね~。
あのようなことをやっているのを見ると見ている方が恥ずかしくなります。

言葉というのはある程度の法則があり、その法則に則って答えが生じます。
イラストや絵画にはある程度は「自分の絵の描き方」というのがありますよね~。
しかし言葉の場合は答えというのは一つだとは言いませんが、ある程度決まっている場合が多いのです。

今回の論点はここがポイントです。

言葉を入れ替えただけで盗作ではないというのであれば盗作というのは幾らでも作ることが出来ます。
しかも今回のようにはっきり解るような言葉を使うことは失礼なことだと感じます。
なぜ「名言」や「格言」のように決まった言葉たちが本になったりするのでしょうか?
このことを考えると自ずと答えが出るでしょう。

確かに「名言」や「格言」の一部を変えて使われることが多々あるのは事実です。
しかしオリジナルほどのインパクトがあるかというとありません。
加えてもし聴き手がオリジナルを知っている場合は、その言葉を自分が考えたかのように発言している人を見ると興ざめする事請け合いです。

言葉というのは「無限の可能性」を秘めているものです。
また言葉というのは絵のように自分で作ることも出来ます。

今回の言葉は入れ替えている部分を除くと句読点を入れて16文字です。
そして全く同じ言葉を思いつく確率を分析すると漢字の数とひらがなカタカナの数、数字、アルファベットなど日本人が使う字を考えると途方もない確率になるのが解ります。
ちょこっとだけ入れ替えて言葉を思いつくのは「奇跡」だといっても良いぐらいです。
さらにこんなに印象に残る言葉を考える確率なんてそれこそ天文学的な数字になるでしょう。

「どこかで聴いたかもしれない」と認めるだけでかなりの精神的苦痛から解放されるのではないでしょうか?
今回の件は和田氏と一緒というよりも悪質なのかもしれません。
文字通り「他人のふんどしで相撲を取る」力士というのは情けないものですよね~。
しかし言葉を巧みに操る才能を十分に持っているはずの槇原氏の場合、その「言葉」を扱うことを本職にしていない「(短い言葉を扱う点では)格下の力士のふんどしで相撲を取る」力士になってしまっているからです。
確かに漫画家というのはシナリオを考える際に、言葉を考え創り出す人たちであり、本職といえばそうなのかもしれません。
しかしながら槇原さんのように「歌」などのより文学性の高いもの、感銘に打たれるような言葉たちを使い慣れている人が似たような言葉を使うことにプロとしてのプライドが無くなってしまったのかな~と感じてしまうのです。
より歌に向いたテイストの言葉を選んでアレンジしていたなら、かなり.....というより全く問題が起こらなかったことなので騒ぎが大きくなったのでしょう。

少しずれたので「力士」の話にもどします。
力士というのは「相撲」で生計を立てています。
そしておいらが和田氏の件よりもなぜ悪質だというのかというと、全く認めていないということです。

作詞作曲によって著作権が発生します。
この著作権というのは莫大な報酬が生まれるわけです。
和田氏の場合は雑誌やメディアなどに取り上げられなければ権利というのは生まれませんし、侵害行為に近いことと社会が見なされて社会的懲罰を受けたといえますし、報酬も多少は減ったことでしょう。
このことと比べると、歌の場合はカラオケなどで歌われると必ずお金が発生し自分の元へ来るわけです。
指示されている歌だから余計にそう感じるのです。
これが確信犯的に行われたのであれば許されることではありませんよね。
まあ、確かに歌の世界というのは狭く、盗作が多いのも事実なんですがね~。

和田義彦氏の盗作疑惑
上記の記事でアーティスト全般には必ず「発想の枯渇」があることを書きました。
今回の盗作騒ぎは歌手ではなく、本職のシンガーソングライター兼作詞作曲家が行ったことが大きいように感じます。

今回の言葉たちを分析してみると、和田氏とほとんど同じ事をしているような気がします。
精巧な贋作というのは言葉では作れません。

最近では「安倍なつみ」さんの盗作騒ぎがありました。
下記のURLで詳しく扱われています。
安倍なつみ盗作疑惑
彼女の謝罪文から少し引用すると
「私は昔から、自分で「素敵だな」と思った詩やフレーズをノートに書き留めておくようにしていました。
 そして詩を書くときに、そのノートを参考にしながら書いたりしていて、
 結果、人の詩やフレーズに勝手に手を加えた形で発表してしまいました。」
となっています。
認めている事はマシですが、盗作しまくってますね~.......
ひどいですな。

漫画の世界でも他の漫画家のイラストをコピーして自分なりに描き変えただけのものが発覚しました。
しかしそれが最終的にコミックとして出版されるまで行ってから問題になったこともありました。
下記のURLで詳しく扱われています。
末次由紀氏の盗用(盗作)検証まとめサイト
ここまで調べるのか!?というほど詳しく調べられていて怖いぐらいです。
全く知らない漫画なんですが、見ていると「ひどいな~......」と思うものや「別にこれは良いんでないの~」と思うものまで調べ尽くされています。
イラストというのはある程度描けるようになるまではモデルというのを必要としますので、参考にするのであれば自分で写真をとりんさい!!ということなんでしょうね。

世界中には贋作と呼ばれながらも芸術になっている絵まである始末です。

しかし他の人がしているから別に良いのではないか?

とか

オリジナルにまた注目が集まったのだから良いのではないか?
オリジナル以上に売れたら良いのだ!

という考え方は道徳的に、そして倫理的に問題があると思います。

盗作というのは「盗む」という実際の行為は見ることができませんが、他の人の有している貴重なデータを盗むのと一緒です。
もしクレジットカードを盗まれて使い込まれ、実質的には保険などによって賄われてもうれしいものではありませんよね。
そしてそのキャッシュカードが原因で個人情報が見られて知らないところで自分のことを狙われるようなブラックリストなんかが出回っている事を知るなら生活に支障が出てきます。

おいらの場合は写真を撮りますし、このBLOGでアップしてます。
そしてもし自分が撮ったように扱われても後悔しないような写真をアップしています。
しかしもし我が物顔で自分の写真のように発表されていることを考えたときにやはり嫌なものだと感じました。
下手なおいらでさえ嫌なんです。
プロが考え込まれて作ったものの場合はつらいでしょうね~。

槇原氏の事務所は名誉毀損で訴えるようです。
どちらが正しいのでしょうかね~。
答えは先に発表した方なのは明らかなんですが.......
法廷という場はお金があれば勝つことが出来る場合がありますからな。
本人が認めようとしているのに、事務所は全く認めようとしないという変な事態になっています。
彼の所属する事務所の姿勢が最低な気がしてきました。

サビであれだけ使っているのに.......

加えて題名も新海誠さんのアニメが好きな人なら必ず突っ込みそうな名前ですな。
その名も

「雲の向こう、約束の場所」

........「題名よ、お前もか......」という言葉が聞こえてきそうです。
まあ「約束の場所」という言葉はよく使われているでしょうから自然なのでしょうけどね。
それにこの映画の前に「約束の場所」という題の歌らしきものが発売されていますので新海さんもだろ!と言われそうですが....
かなり話題になった映画なので槇原さんはインスパイアされたのかもしれませんな。

ちなみにこの映画は個人的には結構楽しめました。
コメントは下記の記事で書いています。
海の向こう、約束の場所

この盗作疑惑問題に関してはいろいろと波乱がありそうな、もう見たくないような.....

おいらのストレートな意見は
「事務所も認めてあげたらいいのに」
本人が楽になるでしょうにね~。
「銀河鉄道999」を見たことがないというのは絶対嘘ですよ。
自分からすすんでこのアニメを見たいとおもっていなかったおいらでさえ、「アニメ」と言う事実だけで子供の頃見たことを記憶してますもんね。
しかも小学生になる前の数少ない記憶の中で覚えてるぐらいなんです。
何かしら見ているはずですよ。

まあおいらもWEBから見つけてきた写真なんかをアップすることがあるので人のことはいえないのですがね.......
しかし悪い意味では極力使かわないようにしていますのでお許しください。

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コメント
 
 
 
Unknown (chomemaro)
2006-10-25 22:45:53
mumuさん、盗作疑惑、凄く多いですね。

それで、リンクされていた、どの疑惑も

濃ゆいですねーー^^;;

とくに、末次氏のトレース疑惑、スラムダンク

パクリ疑惑は、久しぶりにサイトを覗いてみたら、さらに情報が増えて進化しているので、それを発見したみんなの、たゆまぬ努力と、ど根性に、本当に感心しました(笑)

中には、写真と漫画が一ミリの狂いも無くトレースされていて(?)凄い、凄い技術だ!

と、妙に感心してしまうほどでした。

 
 
 
Unknown (mumu.com)
2006-10-26 21:50:17
#chomemaroさんへ

すごいですよね~。

「調べる労力を他のことに費やしたら良いのに」なんて感じています。(笑)

これだけの労力を持ってすれば良い本がかけそうな気が.....



おいらはトレースも少し勉強したことがあるんですよ。

トレース4級という資格欄には書けない資格も持っています。

書けないのだから資格とはいえませんが.......



写真なんかをトレースするのってトレース用紙(半透明の紙)とトレース台を持っていると以外と出来るような気がします。

まあおいらがうまく描けるわけがないので他の人がする場合ですけどね。



学生の時に写真なんかをトレースしたのを覚えてますが、人間というのはあまりに完璧にトレースすると味気なく感じるようで、あれ以来はトレースすることはしなくなりました。

おいらが感じたことは、chomemaroさんとは逆で、「完璧にトレースする」ということは技術のなさを露見させている事の表れだと感じています。

漫画というのはある程度は「デフォルメ」することをしないとインパクトに欠けるものになりがちです。

このデフォルメというのは少し技術が必要なので多少の勉強を求められます。



よっておいらの個人的な見解では、

技術的には

・トレースする方が「楽」

・デフォルメというのは自分なりに描かなくてはいけないので「多少は難しい」

という見方なのですが間違っているのかもしれません。



トレースを悪用しないようにして貰いたいものです。

和田氏の記事で書きましたが、真似たものやトレースしたものは「個人や身内、友達内で楽しむ」のであればいくらでも描けばいいんじゃないでしょうか?

商業用には「自分のオリジナルのもの」にしなければならないと思います。



まあおいらは法律や権利などに関しては素人なので間違っているかもしれませんが......
 
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