えーっと帰って参りました..............
「Closed Note」を見た感想を書こうと思います。
まず第一に映像化されていた部分は人間的ドラマの部分でした。
予想通りの感じでしたが、原作を読むに当たってはタイムラグを作り忘れていれば良いな~とか考えていたんですがね~。
意外とほとんどのシーンを覚えていました。
よって「どこどこが違う」とか「ここが違う」というところが多くて.......と言うよりは別物だと考えても良いでしょうね。
これは2時間の括りでは致し方なく、終始この時間の括りで如何にドラマを作り上げていくかに焦点を合わせていたことが印象的ですな。
おいらは他の人に内容を等を言うのは嫌いなんですな。
「ネタばれ」してしまうと楽しみが無くなってしまいますし、面白みが無くなってしまいます。
でも監督さんは日本の建造物に思い入れがあることが良くわかりましたな。
古い建物の魅力というのが最近の流行のようです。
これは伝えても良い点ですよね~。
おいらが思い描いていた家のイメージと主人公たちのイメージとは全く違いました。
勝手に思い描いていたイメージは意外と近代的な建物だと考えていました。
しかしあれはあれで有りだな~とも感じました。
読み手の数だけイメージがあるのですから想像と違うのも当然ですよね。
加えて内容もほとんどの場面で違うと言っても過言ではありません。
たまに台詞の中に一緒のモノが出てきますけどね。
色々と考えて創られていたことは間違いないのですが、原作通りを期待されているならば期待はずれに終わるでしょう。
これは往々にして起こることですな。
原作に忠実な映画の方が少ないでしょう。
まあ以前に原作に極力合わせることが必要だと力説したことがあったのですが、2時間の縛りでは仕方がないと考えるようになりましたな。(笑)
ところでこの映画での「文具の魅力」に関して書こうと思います。
この映画ではサブキャラ的に万年筆が出てきますが、重点を置かれていません。
しかしそれが逆に万年筆の魅力を保たせることに繋がっているように感じました。
仕事場でも万年筆は出てきますし、主人公達も万年筆を使用しています。
そしてただ書くというだけなのですが、それが万年筆に説得力を持たせていたように感じました。
2007.09.28に買ったインクはセピアのグラーデーションの綺麗なモノが目的だったのですがね。
この映画を見ていると万年筆の書いている字すべてでグラデーションが生じるところが良いと感じましたな。
万年筆で書く字というのは瑞々しさがあって、濃淡がそのまま残ります。
そしてそれが書いた当時を思い出すきっかけになる視覚効果もあるのだと映画を見ていて感じました。
沢山の字を人は書きますが、書く際に作られるグラデーションはすべて同じではありません。
字質もそうなのですが、このグラデーションの出方も異なることから万年筆の字というのはよりいっそう視覚効果が出やすい筆記具なのだと気がつきました。
人間というのは見たモノを覚えるというのは常識です。
そして文や字よりも絵や写真などのモノの方が覚えやすいというのは周知の事実でしょう。
Photo Readingは字を絵のように認識して全体をいったん頭に入れて後で字として認識し直す処理をするんですな。
これは新聞などの同じ濃度の字を対象にして覚えることよりも、濃淡のある変化に富んだ字の方が覚えやすいと言うことを示しているのではないかとおいらは推論しました。
人間というのは見たモノを深層の脳では記憶しているですから思い出す「きっかけ」が多ければ多いほど良いというわけです。
そしてグラデーションの豊かな字というのは一種の変化に富んだ独特の絵を形成するのですから「きっかけ」が多いのは明白でしょう。
よって万年筆の字は覚えやすいと勝手に書いておこう。(笑)
もっと映画を見ていて感じたことがあったのですがね~........
書いてしまうとネタばれしてしまうのでやめておきます。
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ここ数日、睡眠不足で目が朝から酷く充血しています。
明日も有益な話がなされるはずです。
起きられるのであれば、というより心では絶対に起きて話を聞きに行きたいと願っています。
一昨日から少し冷静になってみましたが、自分に厳しいと言うことを客観的に見てみようと思います。
また近日中に記事に出来ればいいな~とか考えています。
風呂はいって寝るべ........
ではでは



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