M's 備忘録

「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍の闘病記を主軸に、
日々の備忘録をブログにつづります。

定期検査を延期した件

2020-04-23 15:47:00 | 闘病記
コロナウイルス感染が増え、
全国に緊急事態宣言がされた事もあり、
外出を控えている私です。

こうなる前、脳腫瘍に関連して内科の
定期検査を予約していた日が今日だったんです。

しかし、今現在都市部と比べて感染者が少ないとはいえ、病院は御高齢の方が多く来られる場所。
私が感染元になってしまう可能性を考えると、なるべく行かない方が良いのでは?との思いが強くなってきました。
特に、今回の診察は総合内科のみで、処方して貰う薬は、『食事制限で、ある程度何とかなる』レベルのもので、薬が切れても命にすぐに影響は無いものです。

そこで、昨日病院に電話をして予約の日をずらして貰うことにしました。

私「明日の予約なんですが、ずらして頂いてもよろしいでしょうか?
  状況が状況ですし、私の場合、処方して頂く薬も緊急なものではありません。」
病院職員「そうですか。確認して参りますので、少しお待ち下さい。」

そして、少し待って、

病院職員「お待たせいたしました。大丈夫です。いつにしましょうか? 決められてから再度ご予約頂くのも結構なんですが。」

脳外科の受診日を6月にしていたので、その日に会わせることにしました。

私「では、6月に脳外科の予約をしていますので、その日でお願いします。」
病院職員「かしこまりました。では6月に御予約
を承ります。」

これで、直近で病院に行かなくて良くなりました。

これは私の気のせいかもしれないんですが、
予約の日をずらしたい旨を伝えたときの応対の声が少しホッとしたような感じに聞こえました。
もしかしたら、病院の方でも不要不急の検査や診察が減ることは、多少なりとも助かるのかもしれません。
そして私は、今の状況で高い薬代を払わなくて良くなった事にホッとしています。(実はこれが一番の理由だったり。^^;; )

ただ、現在切り詰めた食生活を続けていた成果として、


体重が減りました。
ラッキー、   ですね。(^^)v


頭蓋咽頭腫 定期検査(薬が増えました)

2020-03-05 20:30:00 | 闘病記
コロナウイルスによる不安が蔓延している中、
脳腫瘍の定期検査(診察)に行ってきました。

さすが病院、スタッフさん達は全員マスク着用で、
院内あちこちに発熱などの症状のある方への案内が
貼られていました。
診察を受ける患者さん達は、案外いつもと変わらない
様子でしたが・・・。(^_^;

いつも通り採血をして、先ずは脳外科へ。
今回は事前にMRIを撮っていたので、それを元にした診察です。
「お変わりないですか?」と、いつもの質問。
「年末に比べて、大分マシになりました。」と答えると、
主治医の先生、MRI画像を見ながら
「大丈夫(再発してなさ)そうです。
 血管の方も、多少残ってはいるものの、血流は
 随分収まっていますから、暫く様子をみて問題ないでしょう。」
とのお言葉。
一応、一安心です。

そしていきなり
「次のMRIなんですが・・・。」
と切り出され、
「11月に予約を取っても問題ないです?」
と聞かれました。
先生曰く、MRIの予約が下手をすると1年前でも
取れなくなってきているそうです。
ちょっと困った状況です。

「で、MRI撮影日より後の平日に診察させて
 もらっていいですか?」
と質問されました。
今までは、仕事の関係もあって、診察日とMRI撮影は
同じ日にして貰っていたんです。
先生からすると、それは結構大変だったようです。

「あ、大丈夫ですよ。
 平日に出勤するような所での仕事が無くなりましたから。
 ある意味、コロナの風評被害です。」
と私。

ハイ。
実は、紹介される企業様、企業様、私の病歴を見て、
「こんな病歴の人、いつ病気になって休まれるか分からない。
 コロナに感染でもしたら、そのまま来れなくなるんじゃ?」
と判断されて、NGの回答だったんです。(;_;)

「えええ?!!」
と先生はビックリされてましたが、
「ま、なんとか頑張ってみます。」
と答えて笑っておきました。
(結構ひきつった笑いだったかもですが。^^;)


そして次は総合内科です。
血液検査の結果を見て、主治医の先生、
「う〜ん」
と困り顔。
まさか?!
「血糖値がまた悪くなってますねぇ〜。」

あああ〜〜〜。orz

「しょうがない、薬をもう一つ増やして対応しましょう。」
薬を増やされてしまいました。(T^T)
(でも、「体重は落ちたんですよ?」と僅かながらの抵抗は
 しておきました。)

もう少し食生活を改善する必要があるみたいです。
仕事(ま、特に収入)の問題もありますが、
ある意味今は色々と自由になるので、節制しながら
頑張ろうと思います。


あ、ちなみに薬が増えた分、薬代も増えました。(T_T)


ドラマに自分の病気が登場した件

2020-03-04 08:11:00 | 闘病記
自分が手術や入院を経験したからだと思いますが、
脳腫瘍の手術を経験してから、それまであまり興味を持たなかった
医療ドラマを興味を持って観るようになりました。

実際、大ヒットドラマ「Doctor X」では、私の脳腫瘍「頭蓋咽頭腫」の患者が主役になる話があり、何度も見返してしまいました。

最近は、何故か医療ドラマが3つ!もあり、全部見ています。
それぞれに切り口は違いますので、それぞれが楽しめます。

が!
その中でも一つ、「トップナイフ」というドラマには俄然注目しています。
舞台が「脳外科」だからです。
脳の病気とその症例が、ドラマの中で度々出てきます。

そして、今回8話で出てきました。私と同じ病気。
「硬膜動静脈奇形」
劇中では、「一刻も早く手術しないと危険な状態」として扱われていました。
脳出血を起こして死に至るレベルのもの。私が去年手術したケースでは、まだそこまで緊急では無かったと思っていますが、もしかしたら私も?と今更ながらに思ってしまいました。

お話の中では、麻痺した自分の左腕を「自分の愛する人」として擬人化してしまう「エイリアンハンド」がメインの病気でしたが、それが「脳出血」が引き起こした幻覚症状である事に戦慄を覚えました。

去年の脳血管の手術以降、脳出血を起こす引き金になりそうな事は、極力避けてきている日々ですが、今後も気をつけて生きていこうと思います。

過重労働、徹夜を要求される仕事は、やっちゃダメですね。ハイ。(^_^)


天候悪化に伴う体調不良。ここ最近の変化に関する考察

2020-02-16 09:23:00 | 闘病記
脳腫瘍の後遺症として、「下垂体機能低下症」になっている私です。
そのせいで、『天候悪化に伴う、体調不良』には良く悩まされます。

ただ、これまでは、
 ・気分が悪くなる
 ・身体のダルさが強くなる
 ・軽い頭痛が続く
 ・眼が見えにくく(ピントが合いにくく)なる
といった症状だったんです。

が!
去年の年末辺りから、これまでと違う症状に
悩まされるようになりました。

 ・異様に気分が落ち込む
 ・考えがまとまらず、文章が浮かばない
 ・テレビのような映像を集中して観ることが出来ない

ここ最近3日ばかりもですが、
土砂降りの雨になる前日、前々日に、この症状が
顕著になります。


気分が落ち込んでしまうのもあって、
その時には対策を考える事が難しく、
うだうだと一日を無駄に過ごしてしまいます。

今日は何とか症状も落ち着きましたので、
ちょっと考えてみようと思います。


症状を書き出してみて気がついたのですが、
これまでは「身体の調子が悪くなる」症状が主だったのが、
去年末から「気持ち、というより思考に関する調子が悪くなる」
症状が主になっている様です。

そうすると、もしかしたら?のレベルなんですが、
思い当たることが・・・。

一昨年から去年の春にかけて、仕事で休み無く頭を使い続けた事で、
「頭が常に緊張状態になってしまい、その疲れから気圧変化の影響を受け易くなった」
のではないかと。(^^;;

試しに昨日、リラックス効果が見込める「GABA入りチョコ」を食べてみたところ、随分気持ちの落ち込みが緩和されました。
普段から頭を定期的に休める工夫をするのが良さそうですね。

勿論、お医者さんでは無いので、「これがベスト!」
とは言い切れませんが・・・。
(後、血糖値の問題もあるので、そう頻繁には食べる
 訳にもいかないのですが)

しばらくは、天気予報と併せて、このやり方で
凌いでみようと思います。

まあ、ブログを書くのも「頭を休める」事になると思えますので、
このブログ、これからはなるべく毎日書いて、
頭を休める癖をつけようと思います。


硬膜動静脈瘻(こうまくどうじょうみゃくろう)手術とその経過2

2019-11-20 23:40:00 | 闘病記
〜 2日目 手術日当日 〜
 もう朝から落ち着きません。
 手術開始が9時きっかりで、それまでには手術室に入っている必要があるので、手術の準備をします。

 1.手術用の術着に着替える。
   病院に予めお願いしていた術着に着替えます。
   足の付け根に穴を開けてカテーテルを入れる場合、足の血管に血栓が出来やすくなるそうで、それを防止するストッキングを履きます。
   術着は、肩から袖までが簡単なボタン留めしてあるもので、すぐ前半分・後ろ半分が剥がせるようになっていました。

 2.トイレを済ませておく
   手術開始から尿道に管を入れて処理するようになりますが、管を入れる前に出そうになってしまうと、衛生上良くないのかなと推測しました。

 3.貴重品をしまっておく
   手術開始から、一般病棟に戻ってくるまで2日程は自分のベッドが無人になり、誰かに盗まれる可能性が高くなるので、これはしっかりと部屋に備え付けのセキュリティーボックスに入れておきます。
   私の入れた貴重品はこんなものです。
    ・家の鍵
    ・交通機関カード
    ・スマホ
    ・財布
    ・健康保険証
    ・パスポート(身分証明に使ってます)
    ・身体障害者手帳
    ・特定疾患認定証

時間が来て、看護士さんが呼びに来ました。
看護士さんに案内されて、いざ手術室へ!


手術室に入ったら、先ず名前の確認です。
そうして手術台に横になって、点滴を腕に、心電図のパットを胸に血圧測定器を腕に、酸素量計測器を指先に、それぞれ付けていきました。

麻酔は点滴から流し込まれます。

そして、ゆっくりと夢の中へ・・・。



・・

・・・


ゆっくりと覚醒した場所は、ICUです。
全て終わっていて、しっかりと目が覚めました。

痛みは・・・、



管の入った尿道。

後は、結構熱があって、そのせいかちょっと頭が重かったので、氷枕を用意して貰って、念のため痛み止めの薬も処方して貰いました。

痛み止めのお陰もあって、手術日はこれで眠ることが出来ました。

これで一安心です。