こんなに愛していたのに
あんなに愛していたのに。
どんなに愛し合っただろう。
何度口づけをしただろう。
でも急に終わりが来るとは思わなかった。
すべて僕のせいなんだ。
許してほしい。
輝いていた君を忘れるために。
傷心を癒すために。
僕はバイクに乗って旅に出た。
けれどどんな美しい景色を見ても、君の美しさには敵わなかった。
僕の心は暴発して、バイクのスピードを出し過ぎて警察に捕まった。
あまりにも無残だった。
それから君を何度も忘れようとしたけど無理だった。
何故ならこれまでの人生で愛した女性は君ひとりだったから。
もう忘れようとはしない。
君のことは心に秘めて生きていこう。
今度再会の日が来たら、この詩を君に捧げよう。
はっこう (30歳前後)