ちんまりブログ

速報ニュース、日記など
Eメール:qqqf7pn9n@crest.ocn.ne.jp
@2018村上博行

【自由詩】 「祈り」

2019-05-26 10:36:02 | 自由詩
祈る
仏も神でもなく
祈る

祈りごとは
度々異なるが

叶わなかったこと
ある
だから
祈る

祈りは
人類の
唯一の
行為であり
唯一の
希望でもある

だから
祈る

祈らないと
希望も
夢も
叶わない

それを
知ること


はっこう



【自由詩】 「純 情」

2019-05-14 10:45:22 | 自由詩
あなたを愛した わたしの純情

分かってほしかった わたしの想い

わたしは純情を貫いた

でもかわされた

こんなにも苦しい想い 重たい心

死んでしまいたい 永遠に


あなたを貫こうとした 私の純情

気づいてほしかった わたしの想い

わたしは愛を貫いた

でもかわされた

こんなにも悲しい想い 泣きそうな心

死んでもかまわない 終わりに


あなたを見つめた わたしの純情

見てほしかった わたしの瞳

わたしは純愛を貫いた

でもかわされた

こんなにもつらい想い 流れる涙

もう もう あなたなんか

はっこう (2010年)


【自由詩】 「逢いたい」

2019-05-10 14:42:32 | 自由詩
逢いたい
あなたに
逢いたい

あなたと
お付き合いしたのは
もうずっと昔

けれど
あなたの面影
忘れられないの

今どこにいるの
今どうしているの

あなたの
居どころが分からない
だから連絡とれないの

あなたが
あのあと
結婚したことは
知ってるの

あなたと会って
何をしたい訳でも
ないの

ただ会って
昔の面影を
確かめたいの
ただそれだけでいいの

これから友達に
あなたのこと
聞いてみるわ

きっと誰か
知っているはず

その時は
思いきって
電話するわ
逢ってねって

きっと逢ってくれるはず

そうしたら
素敵なお洋服を
着ていくわ

きちんとお化粧も
していくわ

だから
必ず
逢ってね

はっこう

【自由詩】 「愛していたのに」

2019-05-08 16:18:57 | 自由詩
こんなに愛していたのに

あんなに愛していたのに。


どんなに愛し合っただろう。

何度口づけをしただろう。

でも急に終わりが来るとは思わなかった。

すべて僕のせいなんだ。

許してほしい。


輝いていた君を忘れるために。

傷心を癒すために。

僕はバイクに乗って旅に出た。

けれどどんな美しい景色を見ても、君の美しさには敵わなかった。

僕の心は暴発して、バイクのスピードを出し過ぎて警察に捕まった。

あまりにも無残だった。


それから君を何度も忘れようとしたけど無理だった。

何故ならこれまでの人生で愛した女性は君ひとりだったから。

もう忘れようとはしない。

君のことは心に秘めて生きていこう。

今度再会の日が来たら、この詩を君に捧げよう。

はっこう (30歳前後)

【自由詩】 「さよなら」

2019-05-02 15:01:29 | 自由詩
いつかこんな日が
来るとは
思っていた

君にさよなら
なんて
したくないけれど

たくさんの思い出
残して
さよなら

すべて
僕のわがまま
許してほしい

僕は僕の
道を歩み出す
孤独な旅に出る

これまで
支えてくれて
ありがとう

だから
さよなら
君を必要としていても
さよなら

つらい日々が
待っているに
違いない
いばらの道を歩むのだから

僕は
独りで
歩いてゆく

もう君には甘えない
僕のわがまま
許してほしい

君との
思い出を抱いて
生きてゆく

さよなら

はっこう(2010)



【自由詩】 「闘う」

2019-04-07 17:57:00 | 自由詩
闘う。

不法と闘う。

違法と闘う。

国と結託した金持ちと闘う。

いかなる権力者とも闘う。

人権を踏みにじる者と闘う。

社会正義に反する者と闘う。

自由を脅かす者と闘う。

弱者を虐める者と闘う。

この世に強者と弱者がいる限り闘う。

命以外に失うものは何もないのだから。

はっこう

【自由詩】 「幾度も苦難を超える」

2019-03-02 14:35:24 | 自由詩
私は人知れず、幾度も苦難を克服してきた。

私たちの人生に立ちはだかる難問、難題、困難。

ずっと穏やかな人生を送れるという確証などはない。

だが私たちはこの地上に命を授かり産まれてきた。

この人生を穏やかに生かんとしても、必ずや苦難にぶち当たる。

これはしょうがない。

宿命だ。

私たちは苦難に立ちはだかるしかないのである。

すべての知恵を使え。

すべてのエネルギーを注げ。

自分の意思を貫け。

そうして乗り越えるしかないのである。

それは、それは大変な苦行に違いない。

だが打ち勝て。

生まれ育ちの宿命は書き換えることはできない。

しかし、自らの意思でその苦痛を乗り越えよ。

簡単だ。

嗚呼、何と麗しくあれ、我人生。

とただ前を見ろ。

そして物事の本質を見よ。

真実を見よ。

そこに答えがある。

私たちの人生にどんな雲がかかろうと、いずれは陽が差す。

幸あれ。

詩人 はっこう




【自由詩】 「恋 歌」

2019-02-27 15:33:04 | 自由詩
あの時、君に名乗っていたら
こんな後悔はない。

そうだ、大学一年の時
僕はキャンパスで君とすれちがった。

麗しき女性に心ときめいた。
こんな天使のような女性がキャンパスにいるとは思わなかった。

しかし、僕はあまりにも君が美しすぎて声もかけられなかった。

僕は君の名を知って大学事務局に行って住所を知った。
僕は手紙で恋の歌を書いた。
しかし、自信がなかった僕は匿名で書いてしまった。
だから返事も来ない。

無様だ。
無様だ。
無様だ。

何という愚かなことをしてしまったのだ。

しかし、唯一、君と触れ合う時が来た。
文理合同の体育の授業。
「オクラホマミキサー」の音楽で男女が一緒に踊る機会が来た。
僕は君が僕のところに来ることを願った。
ついに僕は永遠の君と手を繋いで踊った。

奇跡だ。
奇跡だ。
奇跡だ

君の手は暖かく柔らかった。
本当に君はマリア様かと思った。
君は僕のことなど知らない。

でも、もう手遅れだ。

そうしてとあるサークルに入ると隣がギター部だった。
なんと君はギター部に入っていたと知った。
隣から君のギターが聞こえて来る。
ああ、狂わしい日々。
こんなに近くにいるのに声もかけられないなんて。
僕は意気地がなかった。

そうして2年が過ぎた。
君は楽し気に男子学生と歩いているところを何度も見た。
どうも君と同じく文系の法学サークルの男らしい。
楽しそうに話している。

僕はとうとう何も言えず、僕の恋は終わった。

僕は、僕は、僕はあまりにも情けなかった。

でも新たに素敵な女性が僕の前に現れた。
毎日、お弁当を作ってくれる才女だった。
2度目の恋が始まり、僕は息を吹き返した。

キャンパスに2つの恋があった。
それを永遠に忘れない。

はっこう





【自由詩】 「心 泣」

2019-02-15 15:03:49 | 自由詩

/あなたなしに生きていけなかったのに
/あなたなしに人生はなかったのに
/どうして、どうして、あなたはいないの

1あなたと出会って わたしの心はときめいたの
あなたと出会って わたしの恋は始まったの
あなたの横顔が素敵で 何度も見つめていたの
あの青い空 あの蒼い海
あなたと遊んだ浜辺に もうあなたはいない
どうして どうして あなたはいなくなったの


2あなたに出会っ て わたしの人生は変わったの
あなたに出会って 本当の恋を知ったの
あなたの瞳が美しすぎて まぶしかったわ
あの輝く朝日、あのオレンジの夕陽
あなたと歩いた公園には もうあなたはいない
なぜ なぜ あなたはいなくなったの

*3あなたと出会って半年 わたしの恋は愛に変わったの
あなたがいなくなって わたしはもう生きられないの
あなたの手はいつも暖かくて ぎゆっと握りしめたわ
一緒に飲んだコーヒー 素敵なパフェ
あなたと出会ったカフェには もうあなたはいない
どうすれば どうすれば あなたは戻ってくるの

*4あなたが急にいなくなって わたしの恋は終わったの
あなたがスマホを替えて わたしの愛にピリオドが打たれたの
あなたと歩んだこの一年 凝縮されたわたしの人生
あなたを失って わたしは何度も泣いたわ
もういいわ もういいわ わたしは独りであるいてゆくわ

はっこう

【自由詩】 ホームレス愛歌

2019-02-14 16:15:05 | 自由詩
生きろ!生きろ!生きろ!

ホームレス!

そんな暗い顔すんな!

食い物も水も調達できる時代だ

頑張れ!

オレだって似たようなもんさ

住所なんか要らない

戸籍なんか要らない

オレたちは唯一の自由人

自由に歩こう

自由に食べよう

自由に寝よう

国家なんて要らね

どうせ何にもしてくれないんだから要らね

ホームレスよ

バラバラになって

連帯せよ

情報交換せよ

いい話があるかも知れない

まず、元気に生きろ!

病気になったら大きい病院に飛び込め

何とかしてくれる

病院代?

そんなもんある訳ないじゃん

でも何とかなる

お金のないところからは取れない

それが原則

病院が嫌がったら

体を呈して

病院の前に転がれ

誰かかれかが通報する

警察が来たら

基本的人権の侵害と言え

幸福追求権の侵害と叫べ

したらどうにかなる

きっと!きっと!きっと!

だから生きろ!

だから立ち上がれ!

ホームレスに責任はない!

そういう社会にした国家が悪いのだ!

何もかにも自己責任なんて誰が言ったんだい?

生活保護が通らない?

親族から金もらえって?

そんなことホームレスのプライドが許さん!

そもそも生活保護の制度がおかしいんだ!

もらえる人は僅か

親族に捨てられた僅かな人たち

どうしてくれるんだこの不公平

ホームレスよ!

生活保護なんて糞くらえだ

自立して

バラバラに

連帯して

生きよう!

ホームレスよ

今夜も暖かい寝床で寝ていることを

祈ろう

はっこう (30分)





【自由詩】 「信じる人」

2019-02-12 14:24:11 | 自由詩
僕たちは

信ずる人を

持たねばならない

信じる人

それは誰でもいい

友人、家庭、恋人、同僚、、、

僕たちは

人間を信じなければならない

裏切られても

かまわない

それでもなお信じるのだ

メロスのように信じるのだ

ただ、人間以外のものを信じちゃいけない

国家とか

政治とか

宗教とか

イデオロギーとか

あらゆる組織とか

これらを信じると

いつかしっぺ返しがくる

だから

僕たちは

信ずる人を

持たねばならない


はっこう (15分)

【自由詩】 「哀 歌」

2019-02-12 14:07:46 | 自由詩
哀しみの向こうに何があるの

もう愛は終わったのにどうして哀しいの

現実は確実に進むのにわたしはここに留まっている

理由もなく、ただ佇んでいる

愛なんてちょっとした出来事

なのにどうしてこんなに哀しいの

わたしはこの場から遠ざかると決意した

でも旅の向こうに何があるの

哀しみの向こうに何があるの

もうどうなってもいい

わたしは列車に乗る

変わりゆく風景を呆然と眺める

行先は遠い北の国

そこに何があるんだろう

ともしびが見えて来るんだろうか

こたえは着いてから

愛なんて、愛なんて、愛なんて

もうわたしはもう迷わない


はっこう (15分)