昨夜、「剛柔流」の取材に出かけた。
午後6時、稽古開始だが誰も来ない。どうも地震の影響が大きく、道場生の多い土曜日でも誰も来なかった。それで三好裕幸氏にインタビューを申し込んだ。
この格闘技の世界に足を踏み入れたのは5歳。うーん早すぎる。
というのも父親がプロボクサーだったため、当たり前に稽古をし出したという。
ときはキックボクシング隆盛の頃、テレビで放映されていたたキックボクシング「
沢村忠」に夢中になったという。
「沢村忠」ももとはと言えば「剛柔流出身」
もうこの頃から「剛柔流」は最強の空手と知られていたことになる。歴史は古い。
この「剛柔流」の系譜を見てみよう。
これは空手専門雑誌に掲載された正当な系譜である。
見て頂くと分かるように「剛柔流」(三好裕幸)がそうとう上位に位置していることが分かる。
今や大山倍達総裁(極真会館)の死後、跡目をめぐる身内の内乱により各派が出来たが、その亜流も含めて一番下に位置する。
これは私個人の意見だが、確かに大山倍達の名勝負が語られ、多くの弟子を輩出したが、今や衰退の一歩を踏み出している感がある。
専門の物理学で言えば「
エントロピー増大の法則」に則り、「エントロピー」(乱雑さ)が最大に向かっていることを現状が示している。
これは新たな「カリスマ」が出て来て、全体を再構築しない限り、この流れは変えられまい。(誹謗中傷ではなく、物理の法則としての見解)
さて、何と言っても防具を付けて「顔面攻撃あり」ですから、今後の剛柔流に目が離せない。
立ち技系格闘技の最強の流派と言ってもよい。
さらに驚いたのは舘長三好裕幸氏の母親がプロの歌手だったということだ。
唄も上手くカラオケ大会で優勝したこともあるという。
何事も器用ですし、資格も42個持っているという。
もの凄いハイブリッドである。
ここで時間もあることから、3年前の舘長三好裕幸氏が出演している「日本テレビ系 STV」の画像を紹介しよう(STVさん許してね)
氷柱割り。手刀ではない。手刀と猿臂の間の骨で氷を割っている。分る人にしか分からないテクニック。
そんなビデオレッスンを終えようとした頃、若手の道場生がやって来た。
サイファーの型の後、軽く組手をした。
ご覧いただきたい。
もう舘長が構えている時点で、オーラが感じられ、どんな攻撃にもびくともしない。
過去に回し蹴りをした相手が、自らの足をカットされ、骨折し墓穴を掘ったという武勇伝もある。
最後になるが、舘長三好裕幸氏に「対決」を申し出てきた他流波のあらくれ者は皆、組手でほとんどがKOされたという。(私闘ではない)
この舘長の強さはどこから来るのか。それは類まれな天性と言って良いだろう。
お子さんが幼いうちに「剛柔流」で鍛えさせるもの、父母の皆さんにはお勧めですね。
札幌市内にもいくつか道場があるようですから、問い合わせるのも良いでしょう。
※ 三好館長への直接ダイヤル 090-8909-7153
(終)
はっこう