4/10(日)に集会室にて行われた朗読会の様子です。
先に申し上げておきますと、広報理事の私がこの場で取り上げるイベント全てに参加している訳ではございません。今回のイベントも私は不参加で、設備・環境理事のお二人にご協力をお願いした次第です。
14時からの二部構成で第一部が宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を俳優の松橋登さんの朗読。
第二部が山本周五郎の「頬(ほお)」を俳優の三田和代さんの朗読。
30名の予約制だったのですが、当日やむなく欠席された方が1名居たものの、それ以外は満席での開催でした。
しかも皆さま開演15分前にはお揃いのご様子。。。
会が始まると皆様、息を呑むように演者の語りに全身を傾けました。言葉のみのパフォーマンスで繰り広げられる場面展開は、朗読がいかに立体的な世界感を持つものなのかを味わうことのできる、実に豊かな体験だったということです。
落語などもそうですが、朗読は語り手が創り上げる世界観を、聴く側が情景を豊かに想像(創造)しながら進んでいくものですよね。極端な話、参加者の皆さまの頭の中に映画のスクリーンが出来て、その映像を観ているような、そんな感覚に近いのだと思います。
当日はコロナ対策のため、入り口と会場背後のドアを全開にしての開催でした。スピーカーなどを通さない朗読会では演者のお二人はさぞやご苦労されたと思いますが(声が逃げてしまいますので)、流石は役者さん、朗々とした声が隅々まで行き渡ったということでした。
参加者の皆さまの反応も、素晴らしかった、との声が多数寄せられました。グリーンタウン 住人の方々がほとんどだと思いますが、文化芸術イベントへの参加ということで、普段より少しお洒落をされていた方が多かったようです。関心の高さが伺えます。
また来年も楽しみですね。