もーりーさん／川崎愛の町

歳は同じですが学年が２つ上の先輩、「もーりーさん」という人がいます。
彼との出会いは入学式、「つださん」から『花見に来ないか』と誘われ新入生の自分が3年生の花見に完全アウェーの中突撃しました。
その時は「つださん」の家に居候させてもらっているのと、学年が違っても年が同じだから大丈夫という勝手な自分の甘い考えで何とかなると思っていました。
まあ何とかなる訳ないですよね（笑）
「もーりー」さんと少し喋ったりして『この人はやばいな』と思いました。
生意気な性格が自分を押し出して勢いづいてしまい舞い上がってしまいました。
今考えると非常に恐ろしいです。
皆さんに迷惑掛けてしまいました…。
もちろん、「もーりーさん」は自分のことが嫌いだったみたいです。

でも、何だかんだ「もーりー」さんとちょこちょこ交流して、音大の縦社会や在り方を教えていただきました。
まあ破天荒な所もたくさんありますが（笑）

そんな彼がひたすら勧めてきた「川崎フロンターレ」
サッカーなんていつ点が入るかわからないし、何となく日本のサッカーはしょぼいと決めつけていました。
だから中々誘われても行けませんでした。
それがふとしたきっかけで応援に行ったら…はまっちゃったんですね。
たまたま自分と同じ名前の選手がいて、それもチームの司令塔で日本代表という事。
タイトルを取れる位置にいる状況。
選手とサポーターの距離が近い事。
色々重なって好きになっていったんです。
地域密着してて、気づけば町を歩いてもフロンターレの応援フラッグやポスター・チラシがあって…。
川崎は音楽とスポーツの町、ミューザ川崎シンフォニーホールだけじゃないんです（笑）

そりゃあはまりますわ。
今日はJ1降格が濃厚な千葉との戦いでした。
フロンターレは色々あって必死ですが向こうも必死です。
先制点を取られてもレナチーニョがPKで返す。
また取られてもさらにレナチーニョが返す。
同点で終わってしまうのかと思った終盤にレナチーニョが点差を開かせるゴール。
気づけばハットトリック！！！
熱い、ハラハラドキドキ、本当に熱い試合で泣きそうでした。
選手と共にサポーターも、タイトルを取りに行きます。
今はこれがあるからまた明日から頑張ろうと思えます。

試合後は「もーりーさん」とご飯を食べて、温泉に行って、勝利の美酒を味わいました。
せっかく川崎に住んでいるのだから、川崎をもっと知って行きたい。
素晴らしい町です。
地元の岡崎になんとなく似てて好きです、川崎。

ただ、一つ後悔しているのはもっと前からこの魅力にはまれば良かったです。
残りの試合、アウェーが２つとホームが１つ。
ホームは大学の学園祭の模擬店の日と被っているため、天皇杯で決勝に行ってくれなかったら「もーりーさん」と共に応援するのが今日が最後です。
寂しいです。

彼の意志を引き継いでフロンターレを熱く応援して洗足のみんなを巻き込みたい！