富田林を豊かにする会 代表 武藤宏 ~我が街、豊かに 

地方の繁栄、豊かさの実感
「住みやすい街」から「豊かな楽しい街」を目指して
生活を楽しみながら、心構えと精進の日々

富田林の農産品を賞味

2018-03-26 09:30:30 | 日記
昨日は再び寺内町を散策しました。

富田林の歴史をもう少し知りたかったので資料を求めて「寺内町センター」に立ち寄りました。
途中、名物コロッケのお店で、食べてみたかった海老芋コロッケとナスを買いました。



あとで観光マップを見て、ナスやキュウリが府内第1の生産高だったことを知りました。
海老芋は、石川沿いの肥沃な畑で独特な栽培法で作られていることは、少し前のTV報道で知っていましたが、その海老芋で作ったコロッケはまだ食べたことはありませんでした。

 

我が家の得意料理「醤油ベーコンナス」はベーコンがなかったので、「ハムナス」になりましたが肉厚のナスは皮も実も柔らかく最高でした。
海老芋コロッケは、粘りとコクはいままで食べたことのない触感で芋のおいしさを味わうことができました。

図書館の将来

2018-03-20 10:53:34 | 日記
公共施設の一つ図書館について掘り下げてその将来像について考えてみます。

以下の記事を紹介します。

(1) 街おこしの鍵は、図書館!? 地方創生に必要な「異種結合」の発想

《本記事のポイント》
・ 地方への店舗誘致・企業誘致は「消費者が集まる場」があってこそ
・ 図書館を「にぎわい創出」の拠点とする事例が多い
・「にぎわい→店の進出→にぎわい」の相乗効果

地方創生が活発に議論されるようになってから数年が経ちます。しかし、復活の兆しのある地域はまだ少ないのではないでしょうか。

地方の活性化を実現する上で、何よりも欠かすことができないのが「人を集める」という観点です。人が集まらなければ、企業を誘致できず、雇用も生まれません。

逆に、人が多く集まれば、カフェやコンビニなどの商業施設が建設され、より多くの人が集まるようになります。それが雇用の創出につながり、経済の好循環が生まれ、地方が活性化します。

本欄では、PPP(Public Private Partnership)と呼ばれる官(自治体)と民(民間企業)の連携事業により、「集客」に成功し、地域の活性化につなげていった成功事例を3つ紹介していきます。


1.オガール紫波(岩手県紫波町)

最初に紹介するのが、岩手県紫波町にある「オガール紫波(しわ)」の事例です。

紫波町は盛岡市のベッドタウンであり、食糧自給率170%(2012年)を超えるほど、農業が盛んでした。しかし、少子高齢化や人口減少が著しく、雇用や働き手が失われ、町の財政状況も厳しい状況でした。

1997年、町は打開策を打ち出します。

紫波町の駅前の土地約10ヘクタールを28.5億円かけて購入し、開発事業に着手したのです。しかし、その年を境に町の税収が減少したことで、開発事業は止まってしまいます。その後、放置された土地は、以来10年間にわたって、「日本一高い雪捨て場」としてしか使用されてきませんでした。

2007年、町は再び「オガールプロジェクト」という事業を開始しました。



以前と異なるのは、町だけが開発の主役になるのではなく、「官民連携」による事業を展開したことです。コンセプトは、国からの補助金に頼らない「稼ぐ街づくり」。自治体と民間が連携して、様々なニーズに応えられるよう、複数の施設を組み合わせる「複合施設」を建設することにしました。

中心となっているのは官民複合施設「オガールプラザ」です。まずは町が、町民の強い要望に応える形で、図書館を建設しました。ただ、どこにでもあるようなものではなく、「そこにしかない図書館」をつくろうとしたのです。



町で盛んな「農業」に関する蔵書を増やすと同時に、館内ではBGMを流し、飲食を持ち込めるスペースを設けるなど、親しみやすい空間を心がけます。さらに、キッチンスタジオや子育て支援センター、学習塾なども併設。本好きの人以外も利用できる施設をつくりました。

このように、従来型の「図書館」から脱却することで、より多くの人が集まるようになったのです。

ただ、町のつくる図書館は、人を集め、企業進出を促す「呼び水」でしかありません。そこに民間が、コンビニやカフェ、産地直売所などを展開します。図書館などの利用者がそこで消費を行い、経済的な利益が生まれるのです。お店が増えれば、場所の魅力は高まり、さらに人が集まるようになります。

その他にも、町は体育館と宿泊施設などの複合施設を展開するなど、拡大を続けています。



「オガール紫波」は見事集客に成功し、年々来訪者が増加し、今では年間100万人以上が訪れるようになっています。これは紫波町の人口3万3000人の約30倍以上に当たります。



2.OKEGAWA hon プラス+(埼玉県桶川市)

次に紹介するのは、埼玉県桶川市(おけがわし)の「OKEGAWA hon プラス+」です。



桶川市は、東京のベッドタウンとして発展してきたものの、多くの人が自動車を利用する社会変化(モータリゼーション)、人口減少と高齢化を背景に、中心部は衰退して空洞化していました。

一方で、市民を対象に行われたニーズ調査では、図書館の拡充などの要望が高い状況にありました。そこで市は、官民連携による事業を展開し、本やイベントを通じて人がつながっていくことで、地域の活性化を目指します。

従来別々だった、図書館と大型書店を隣接させ、さらに、カフェを中心としたリラクゼーション施設の3つを融合した複合施設「OKEGAWA hon プラス+」建設したのです。その中の共有スペースなどで積極的にイベントを開催し、にぎわいの創出につなげています。

また、図書館と書店を自由に行き来できるようにし、互いの蔵書、在庫を検索できる端末を設置するなど、図書館と書店が一体となった運営を行っています。そうすることで、双方の蔵書を購入、貸出、閲覧できるなど、顧客が望むスタイルで利用でき、カフェなどでリラックスしながら本を読めるなど、幅広いニーズに応えることができるようになっています。

「OKEGAWA hon プラス+」年間の来館者数は、複合前の3倍以上の70万人となっています。


3.シリウス(神奈川県大和市)



最後に紹介するのが、神奈川県大和市(やまとし)の「シリウス」です。

大和市は2つの課題を抱えていました。

1つ目は文化施設が少ないという課題です。かつて人口20万以上の自治体が指定された「特例市」の中でも、文化施設の整備率が低かったのです。

2つ目は、「大和駅東側第4地区」という地区の再開発です。再開発計画が1990年代から検討され始め、2007年に再開発組合の設置認可に至りました。土地を所有していた市も地権者として参画。しかし、建築資材の高騰や、リーマンショックによる不動産市場の低迷により、事業計画の見直しを迫られていました。

そんな中、「文化施設の整備」と「再開発事業の成立」という2つの課題を同時に解決する提案が行われ、実行に移されることとなったのです。

そのプロジェクトによって建設されたのが複合施設「シリウス」です。シリウスは、図書館や芸術文化ホール、生涯学習センター、こども学習広場、民間商業施設などで構成されます。




近年、図書館が街づくりの核として見られるようになってきた中で、市民に求められる新しいスタイルの図書館を検討した結果、「図書館を中心とした複合施設をつくり、市民の居場所を提供しよう」という発想が生まれたのです。

図書館は、以前より面積を広げ、6560平方メートルとし、最大で57万冊の蔵書を可能にしました。さらに、文化施設として、1000席を超える芸術文化ホールを併設。その他にも、保育所や子供の遊び場、予約で利用できる複数の会議室があります。

民間の施設としては、1Fにはスターバックスがあり、館内への飲料の持ち込みが可能で、読書ができます。また、床屋、神社もあります。地下にはイートイン付のローソンもあります。

もともと、駅から離れていた図書館を、駅の近くに移転し、子育て支援施設を新設することで、集客性や利便性の向上を目指しました。さらに、民間の商業施設の展開に加え、シリウス内のいくつかのサービスを比較的安価ではありますが、有料とすることで収益につなげています。

施設全体を一つの図書館としながら、ルールで縛らない自由な運営方針が絶大な人気をよび、2017年には全国で初めて年間の累計来館者数が300万人を超えました。

これまで3つの事例を見てきました。

共通するのは、一見異なる目的性を持った施設を組み合わせることで、幅広い層のニーズに応えていった点です。とりわけ、今回取り上げた事例においては、「図書館」が集客の大きな役割を果たしており、その施設内、あるいは周辺に商業施設を整備することで、経済的な利益を得ることにつなげていました。

地方を活性化するためには魅力ある施設をつくり、集客力を高めなくてはなりません。市民の多様なニーズに応えるためにも、「異種結合」は大きな鍵を握っているのです。(HSU未来創造学部 上條湧大)



じないまち雛めぐり

2018-03-14 11:57:37 | 日記
3月10日11日は富田林市寺内町「じないまち雛めぐり」の催しがありました。
10日日曜日朝から訪れました。

毎年、「寺内町」の道路・照明灯・町並み・個々の住宅の改築や改装など整備が進んでいることを実感します。

ひな人形の展示も毎年確実に増えています。
町並みをひな人形を探すことで楽しく歩き回ることができました。

<じないまち雛めぐり>



「富田林寺内町」をご存じない方に
(私自身も今回、寺内町の歴史的成り立ちが、富田林の豊かな土地柄を形成することにつながったことを知るきっかけになりました)

<富田林寺内町のはじまり>
富田林寺内町は兵火と-接の絶え間がなかった16世紀半ばの戦国時代に石川のほとりにできたまちです。永禄初年(1558~1561年)京都輿正寺の第16世僧侶"証秀上人"が守護代から「富田芝」と呼ばれる荒芝地を購入し、中野村・新堂村・毛人谷村・山中田村の近隣4ケ村の有力者2名ずつ、計8名(「富田林8人衆」)の協力を得て荒芝地を開発、御坊の移転建立と共に町割りなどの整備が行われました。
これが、現在も残る富田林寺内町とその中心である興正寺別院の始まりです。

<戦国時代>
戦国時代には、寺院領として様々な特権を得ることとなりました。
(1)「諸公事免除」年貢の免除
(2)「徳政行うべからず」徳政(借金の免除)は行わない
(3)「諸商人座公之事」自由に商売してよい
(4)「国質・所質・並Ⅱ付沙汰之事」住民が借金を返済できないとき差し押さえ、有力者を贔屓することを禁止する
(5)「寺中之儀、何も可為大坂並事」大阪西本願寺と同等に扱う
つまり、平和と安全と経済活動の自由、周辺村落の土地の保護の特権を持っていました。
戦国戦乱の時代、経済力も伴って安全な場所だったのです。

<近世~近代>
石川の水運、街道筋の町として発展
商業、造り酒屋、木綿問屋、材木屋などの産業で経済的文化的に繁栄

<戦後~現在>
大阪市近郊の住宅地として大規模な住宅開発が進み人口も増えたため、これに合わせて都市基盤整備も進み鉄道沿線では大規模開発が進展しました。市街地としての拡がりは生まれたものの「寺内町」の中心性は徐々に低下していきました。
このような状況にありながら、富田林駅前を中心とした再開発事業の機運が盛り上がってきました。

なお、輿正寺別院の建物群は平成26年9月に国の重要文化財に指定されました。



枚方宿くらわんか五六市

2018-03-11 20:54:20 | 日記
大阪と京都の中間地点の枚方市は人口約40万人のベッドタウンです。
江戸時代には東海道の宿場町で、旧街道筋は古き繁栄の時代を思い起こさせる家々が並びます。
2007年に40店から始まったこのマーケットは今では250店を数えるまでに増えてきたそうです。
コダワリのモノをたくさん集めて毎月第2日曜日に開催するマーケットです。


            

(主催者の言葉)
まだ店舗を持てず発信場所を探している人
そんな人たちが集まる場所、応援していく場所にしていきたい。