富田林を豊かにする会 代表 武藤宏 ~我が街、豊かに 

地方の繁栄、豊かさの実感
「住みやすい街」から「豊かな楽しい街」を目指して
生活を楽しみながら、心構えと精進の日々

「エアコン設置」国の交付金

2018-10-26 09:13:44 | 日記
事態が変化しました。

10月中旬閣議で決定された「熱中症対策」及び「倒壊喜見ブロック塀対策」が、国会で審議され「特例交付金」制度として創設されました。

<制度の内容>

(1)対象は、「熱中症対策」としての空調設備

(2)期間は、H30年度の繰越としてH31年度の事業

(3)交付金
   □交付金の割合は、1/3
   □負債(起債)への充当率は、100%(元利への交付参入率60%)

もし、事業費が12億円ならば、交付金は4億円となり、残りを借入した場合8億円の60%4.8億円交付されることになります。
したがって、ざっと3.2億円が市町村の負担となります。

富田林市がどのように交付金制度を活用し、いつまでに小学校全校全教室エアコンを設置することになるかは、市長からの回答待ちとなります。

もちろん財源が確保されても、設置完了がいつになるかは、今後の工程の調整に掛かっています。

富田林市市長からの2回目の回答

2018-10-24 10:10:08 | 日記
  「来夏富田林市小学校全校全教室へのエアコン設置について」の質問状その2(回答)

以下、全文を掲載いたします。

 2018年10月5日付けで、質問のありました標記の件につきまして、下記のとおり回答いたします。
          記
 近年、全国で台風や局地的な集中豪雨、大規模な地震が発生し、甚大な被害をもたらしている中、本市におきましては、防災の観点から、安全・安心な暮らしの確保のため、様々な事業に取り組んでおります。

 学校施設においては、子どもからの命に直接かかわる構造体の耐震化を最優先に取り組み、国が示した平成27年度よりも1年早く、すべての小・中学校の構造体の耐震化を完了し、引き続き、屋内運動場(体育館)の非構造部材の耐震化も現在、進めている状況でございます。

 また、気象状況の変化に伴う夏の熱中症対策としましては、全中学校の普通教室へのエアコン設置を計画し、平成28年度の工事初年度においては、国の交付金が不採択となり、補助制度を活用することはできませんでしたが、子どもたちのより良い教育環境の整備を図るため、計画通りに工事を進めていき、今年度に完了することとなりました。

 一方、小学校でも、学校生活における子どもたちの健康を守る環境整備は重要な課題と認識しており、中学校に引き続き、普通教室へのエアコン導入に向けた検討を行っていたところです。

 小学校の全普通教室へエアコンを設置するためには、概算ではありますが、約12億の事業費と見込んでおります。

 現状では、受変電設備(キュービクル)の電気容量が足りないため、大規模な改修が必要であり、また、校舎内外の電気設備調査や、空調機器の設置場所、配管・配線ルート等の検討など、設置する16校において様々な調査も必要になることから、設計だけでも6ヶ月の期間を要すると考えており、計画としては、平成31年度に設計業務を行い、32年度から34年度にかけて2学年ごとの工事を実施するよう検討しておりました。

 しかしながら、今年の夏は、例年以上の猛暑となり、気象庁から連日のように熱中症への注意喚起がなされ、市民や市議会議員の皆様からも、できるだけ早期にエアコンを設置して欲しいとのお声をいただき、計画を前倒しての検討も行っているところです。

 本市としましては、多額の財源が必要となる小学校普通教室へのエアコン設置については、総合ビジョンおよび総合基本計画に基づき、様々な施策を推進している中、他の事業に影響を及ぼさないよう、国の補助制度の活用を図っていきたいと考えていたところ、市議会でも9月の本会議において、教育施設へのエアコン設置の財源措置を求める意見書が全会一致で可決されたことを受け、国に対して働きかけを行っております。

 また、国においても、今年の夏の状況を受け、全国の学校にエアコンを設置する必要性を示されており、本市としては、その動向も視野に入れながら、小学校の普通教室へのエアコン設置ができるだけ早期に実現できるよう取り組む姿勢でおりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

「来夏全小学校全教室にエアコン設置要望」署名活動ニュース

2018-10-11 10:54:59 | 日記
活動経過をまとめました。

8月28日 9月議会開会前に「要望書」と「署名(593名)」を市長に提出
9月18日 議会会期中に、補助金をあてにしない予算化への決意を問う「質問状」を提出
9月28日 市長からの回答
10月5日 回答に不明な点が多く、改めて「質問状その2」を提出


<市長からの「質問状の回答」>

「小学校普通教室へのエアコン設置につきましては、中学校よりも普通教室数が2倍以上あることや受変電設備の大規模な改修等により、多額の財源が必要となりますので、今夏の状況を受けて、国の補助制度の動向等も注視しながら、できるだけ早期に設置できるよう、取り組んでいきたいと考えております」


<質問状その2>

質問1 小学校のエアコン設置は、学校設備の充実などではなく、防災の観点から捉えるべきであり、市の将来、国の将来を担う子どもたちの命に係わる問題と認識すべきです。
「多額の財源」とは、概算いくらですか?「多額の財源」と「子どもたちの命」とどちらが大切とお考えでしょうか?

質問2 国の補助金制度の動向を注視して取り組むのではなく、あれば良し、なくても実施する、この姿勢を求めております。1回目の質問状でも明らかにした通り「住みよい街づくり」から取り残され、生命の危険に及ぶ夏の暑さが取り沙汰されている学校の環境を即刻改善すべきとの認識はお持ちではないでしょうか?

質問3 できるだけ早期に設置するためには、いつまでに実施を決定する必要があるのでしょうか?来夏実施完了までのロードマップをご提示ください。


※10月19日までに文書で回答をお願いしております。


市長からの回答を受け、
10月28日(日)
 10時~ リベラス21集会所
11月3日(土)
 10時~ 梅の里集会所 
 14時~ ウイングヒルズ集会所
署名活動経過報告を行います。