合掌。そして人を思い出す。

昨日の16時頃だったかな？

会社で事務作業をしているとスマホがブルってる。唯一連絡を取り合っている二番目のワタシの姉からだ！

でもいつもは殆どLINEだけ。しかも仕事中なのは姉も承知のハズ。

親不孝で大変恐縮なハナシだが、『ああ、年末で世間的にも面倒な時期にやっと母親が他界したか…』と本気で思ったワタシ。

 

通話ボタンを押す。

叔父（母親の弟）が他界したとの連絡だった。

 

母親も兄弟が多く女性ばかりの中で男一人だった叔父。

ワタシが子供の頃、もういい歳だったが家庭も持たずプラプラしてて女性関係で揉めたんだか失敗したんだかで

実家である祖母の家に一時期逃げ戻っていたのを記憶している。

 

女性問題を除けば、今のワタシと全く同じような方だったんですね( 一一)

 

だから言葉を交わした記憶も無く、祖母の葬式（14～15年前）に見たのが最後。

すっかりワタシの記憶の外に居た方だった

 

『親族とはいえ全く交流が無かったし、年末ではいそうですかと動けないし、葬祭場なんかすぐ受け付けてくれねえだろ？

それよりもさ、実際どうよ？

これだけコロナ感染者が増えちゃった東京からソッチに向かったら、何かと周囲がザワつくんじゃないの？』

と、会社に居るにもかかわらず手短に言ってみる。

 

姉もだいぶ東京からの移動については気にしていて、

『そ～なのよ。○○（神奈川在住の3女）も行くのやめとくって言っててさ。アンタもやめとく？』

と聞いてきた。

 

『悪いね。やめとく。お仕事中なモンで後で電話しますよ』とだけ伝えて電話を切った。

が、今朝のこの時点で電話していないワタシ。

 

まあね。

姉はワタシの極端にドライな死生観を知っている（理解はしてないだろうけど）から、

『わかった～。アンタも叔父さんみたいな生き方してんだから注意しなよ！』と言っていた(^_^;)

 

 

電話を切った瞬間、今日（昨日）が12月18日だったんだとふと思う。

『ああ～。2日も過ぎちゃってたのか～』

 

 

12月16日。

この日はワタシにとって2人の方を思い出す日だった。

今年はすっかり忘れていたが、叔父の他界連絡で思い出した。

 

 

1人は2歳年上の男性M氏。享年38歳。

ワタシが長期間、名古屋で高速道路工事に従事していた時の地元工事会社のお客さんだ。

なぜか妙に気が合い、M氏もしょっちゅうMUUちゃんMUUちゃんと自分の工区のプレハブ事務所へ呼び出し

くだらない世間話をしたり、その会社行事の飲み会帰りに電話をくれてヘロヘロ（あまりお酒に強くない方）なのに

ワタシが借り上げているマンションまで『メシ食いに行こうよ～』と誘いに来てくれるほど気に入られていた。

 

M氏の工区が終了してしまい、彼は名古屋博の現場監督となり高速道路の現場からは離れてしまった。

ワタシは豊田市付近の高速道路現場まで移動し、それでもお互い電話でお遣り取りで交流は続いてまして、

『お互い工事終わったら2人で打ち上げしようね～』なんて盛り上がってた。

 

高速道路の工事もほぼ終了し、借り上げマンションに荷物を残したまま1週間ほど東京で提出書類やら工事金額の清算で

忙しくしていた最中、特約店のKさん（この方とも仲が良く、3人飲みもよくしてた）からの電話。

『新しい仕事でも出ましたか？』と聞いたワタシに返ってきた言葉が、

『M氏が今朝、くも膜下出血で倒れてな。一回意識取り戻したんだけど…』

上司へ強引に了解を取り付け、そのまま取敢えず新幹線に乗ってKさんへ連絡。

『どこまで行きゃあいいです？』

『桑名の駅までおいで！名古屋駅ついてから電話くれりゃいいから！』

 

東京からずっと続くイヤな気持ち。

桑名駅に着くとKさんが居て。

Kさんの車に乗り込んでも会話が無くて、ドコに向かっているかも判らない。

デカい葬儀場に着いて通夜前だったけど奥さんにご挨拶して、お顔を拝見させてもらって。

通夜では静かに泣いてる奥さんと、そんなお母さんを見て泣くのを必死に我慢してる3歳の娘さん。

今でもそれ位しか憶えていないんですよね(T_T)

通夜から名古屋駅まで戻り、一泊して翌日はそのまま出勤したみたいだけど。

今日までのワタシにとってたった一つの悲しい『人の死』です。

 

 

 

2人目はもっと前。

コチラは今となってはお気楽に話せる男女のハナシ。

 

ワタシが27歳の頃に派遣社員として会社に迎えた女性Nさん。

明るい性格（後ほど解る）で可愛いよりもキレイ目な、4歳下の23歳。

部署は同じだが教育係は別に居て、ワタシは何の関係も無く。

 

翌日、他部署の上司から飲みのお誘い。

勿論断らない当時からのワタシ(≧▽≦)

待ち合わせ場所のお店に行くとNさんが居る。

(￣▽￣)⁉

ワタシ

『あれ？お知合いですの？』

上司

『ああ、彼女△△会社（取引先）に居たのよ。んで、おんなじ高校の出身』

ワタシ

『そっすか！』

ワイワイしながらもワタシにしてはおとなしく飲んでいると、

上司

『オレ先帰る。あと飲んでて。あ、彼氏持ちだから手ぇ出すなよ！』

ワタシ

『あのね？彼女とまだ2日目よ？しかもゴメンだけどまだフルネームも憶えちゃいないし』

Nさん

『ワタシ、○○○○子です！憶えてくれました？』

ワタシ

『お、おお(^_^;)』

上司

『ああ、MUUのコトはちゃんと彼女に言ってあるから（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ』

ワタシ

『何言ったんですかコノヤロー！会計済ませて帰れっ(^^)』

 

2人きり飲み。

ワタシ

『おっさん、俺のコト何て？』

Nさん

『いつ誘っても断らねえし、いくら飲ませても酔わねえし、すぐに新人の子に手ぇ出すし。って聞きましたよ(≧▽≦)』

『ホント酔ってませんもんね？ってコトは全部ホントのハナシ？ワタシも手ぇ出されちゃうの(≧▽≦)』

ワタシ

『酔ってんじゃねえよ！帰ろ。ドコ？』

Nさん

『岩槻だから大宮まで一緒の電車です』

で、この日は無事にお開き。

 

長くなるので、この続きはまた今度にします(^_-)-☆

12月16日はN子のお誕生日で、M氏の件も有り忘れられないんですよね。