尊敬する上司が部下を前に紹介してくれて、その一部を引用、読み上げてくれた。いいな、と思った。その上司に心底リスペクトしているから、この本も良く見えるのか、実際に無条件に私を唸らせる本なのか、いまは冷静に判断できないのだが。
非常に平易に、まるでトイレに貼るカレンダーの格言集みたいに、すぐに読めてしまう分量である。
上司は『たまに、心の折れそうなときに、読んでいる』とおっしゃっていた。確かに、心の折れる寸前、活字も受け付けられないような弱りかたをしたとき、身近にこの本があると、いいなと思えた。以下、琴線に触れた部分を抜粋。
【プロの条件】
『自分で高い目標を立てられる人』
『約束を守る』
『準備をする』
『進んで代償を支払おうという気持ちを持っている』
『神は努力する者に必ず報いる、と心から信じている』
『「誠は扇の要」という。小さな要があることで扇はその形を保つことができる。』
『また、「至誠神の如し」ともいう。誠心誠意を尽くすとき、人間業とは思えない、さながら神の仕業のようなことが出現するというのである。』
『天、人、我、共に喜ぶ。そんな勝ち方は「われに勝つ」ことである。この場合のわれとは何であろうか。それは自己の我執である。わがままである。きままである。朝寝、無精、屁理屈・・・である。これに打ち克って朝も早く起きる。人のいやがることを、いそいそと果たす。わがままを捨てて勤めきり、つくしきる。そうして人を喜ばせる。これが「われに勝つ」ことである』
『山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し』(王陽明)
【人生をひらいた人に共通した心構え】
『物事を前向きに捉える』
『素直』
『感謝の念を忘れない』(成功者は呪いたくなるような境遇をも、この環境が自分を育ててくれると感謝している。)
『愚痴をいわない』
これは確かに部下に奨めたくなる本である。
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