あなたの町のクルマ屋さんの独り言。。

ある小さい町のクルマ屋さんの独り言。。
独り言。。

ベルト交換時期

2014-05-02 | 車検
車のボンネットを開けるとエンジンルームです。
エンジンルーム内には目に見えるベルトが付いています。
俗に言う「ファンベルト」や「クーラーベルト」

先日、レスキューで出動したお客様の話をちょっと。

いつもの通勤中、急にハンドルが重くなり、バッテリーのような形の赤いランプもついたという事で慌てて路肩に止めて、弊社に連絡したそうです。

エンジンルームを開けると、焦げ臭い匂いとちぎれたベルト。
即、搬送入庫致しました。



原因は上記の写真のように使用限度を超えた消耗による破損でした。
要は、交換時期を過ぎていた。という事です。

交換時期は下の写真のようにひび割れが見えてくると交換です。
ひび割れはみるみるうちに、増えて中のワイヤーまで一気にちぎれます。







お客様と話していると、車検の際に(マイカーボデー車検ではないですよ)、整備士さんよりそろそろ交換時期ですが、、、、とアドバイスもあったが
金額的にセーブした結果が、突然のトラブル。

当然、レッカー費用、修理費用など出費がかさんだようでした。

ベルトはゴム製品。当然消耗品です。定期的な交換をお薦めします。

マイカーボデー有村でした。
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マイカーボデー車検の紹介

2013-12-01 | 車検
車検の工程の紹介を致します。
日頃、皆さん車検、車検と言っておりますがその工程は結構知らないものですよね。


車検ってどんなことをするのか紹介します。
写真はばらばらですがスミマセン。

車検の工程

まずは、車体の下回り洗浄。
オイルや泥、汚れを落としてホースの破れ、オイル漏れがないか確認をする為にしっかり高圧洗浄機で洗います。

次に車体をリフトに乗せて持ち上げます。



これが車を下から見た眺めです。めったに見ないですよね(笑)









クルマを持ち上げてタイヤをはずし、空気圧を調整します。



下回りのチェックです。
ドライブシャフトブーツが切れてないか。


この写真は破れてます。

走行距離が伸びる車はハンドル操作やタイヤの回転によってねじりが生まれるので破れやすくなります(交換します。)
ベアリングとかはゴリゴリ異音は無いか? 水漏れは無いか?しっかりチェックです。

エンジンの後ろ側、エンジンとミッションの点検をします。
オイル漏れが無いか?異音が無いか?

エンジンオイル交換が必要な時は、この時行います。
エンジンオイルとオイルエレメント(オイル汚れを濾す役目のもの)は車検時には要交換をお勧めします。
オイルの交換はエンジンに大変影響し、耐使用、燃費に大きく影響します。



フロントブレーキの確認です。ブレーキディスクの残量チェックをします。




同時にピストンシールの確認。
ブレーキフルードの圧力でパッドを抑えます。 漏れてたらピストンシールキットを交換。


リヤブレーキです。ドラム式ドラムブレーキと言います。
ほとんどの自動車はこのタイプ。






ほとんどの場合が分解。清掃、グリスの塗布で動きを良くします。
ブレーキの『残』も点検。漏れてたらピストンシールキットを交換。


エンジン内部の点検。
スパークプラグをはずして見ます。(イリジウム・白金プラグを除く)
オイルの汚れをチェック ベルトの張り調整などなど。
エアクリーナ・ここが汚れているとエンジン内に吸入空気がうまく吸い込まれず燃費が悪くなったりひどい時は調子が悪くなったりします。点検。





最後に灯火類(ヘッドライト・スモールライト・ターンランプ・フォグランプ)の点検。
当然ながら、ライトが切れてると車検が通りません。
最近は、量販店で青い色のバルブを交換されている個人ユーザーの方がいますがもちろんNG。
要交換です。




後ろも同様。ブレーキランプ・バックランプ・ターンランプ・スモールランプ・ナンバーランプ
など切れてたら交換。

最後に『パスター』と呼ばれてる防錆(さび止め)塗装をします。
これは超重要。(板金屋さんから見て)
理由はこちら。こうなります。→関連記事「パスターの大切さ」





これらの工程(ほんの一部です。)を経て、車検を受けて、 晴れてまた2年安心してクルマを使っていただけるように
整備してるわけです。

モチロン、価格の高い交換部品等はお客様に確認を取って交換させていただいてます!!

時間をかけて整備するから安心して乗ってもらえる。そんな仕事を心がけています。

マイカーボデー有村の車検風景でした。




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