無農薬・無化学肥料で植物を育てているが、私の庭で不思議だなと思えることがある。
それはこの茂みだ。この花はカサブランカ。ヤマユリが親とされる園芸種の大形のユリだ。ここのユリは毎年美しい花を咲かせ、かつ増えていく。虫はほぼつかない。後ろに見えているのは白花のカサブランカ。これももう少しですべて開花するだろう。足元に広がっているのはクリスマスローズの群生。そして大株のアガパンサス。中心に見える木はメディカルティーツリー、オーストラリア原産のアロマオイル、ティーツリーの原木だ。
どの植物も勢い良く茂っている。隙間がないほど茂っているのにどれも元気だ。この植物たちはお互いに助け合っているのではないかと思えてくる。特にこの大きくなったティーツリーの木は周りの植物を守っているような感じすらしてくる。植物同士の協力し合う組み合わせになっているのだろうか。
植物同士、協力し合う組み合わせを私は探している。
先日福津農園の松沢さんのユーチューブを見ていて、「この方、すごいなあ!植物のことを知り尽くしているんじゃないの」と思ってしまった。ダイコンの種蒔をされていたが、そこはワラビの群生している斜面で柿の畑だった。種を蒔くと、もう枯れるのを待つだけの群生しているワラビを刈ってしまった。すごい、と思った。自然に寄り添いあらがうことなく自然の流れをうまく利用している。もう終わりのワラビを刈って敷き藁代わりにして、次に出てくるダイコンの芽を保護する。水も肥料も特に入れる必要はないはずだ。ダイコンの収穫が終わるころにはワラビの収穫が始まるのだろう。そして次は果物の柿の収穫だ。
この植物の組み合わせはきっとベストな組み合わせなんだと思う。こういう組み合わせをいっぱい見つけて自然に寄り添った作物の循環ができれば最高!
左はクリーピングタイム。ハーブだ。右はブルーベリー。ブルーベリーの足元はこのクリーピングタイムでおおわれている。何かにブルーベリーとタイムは一緒に植えてはいけないと書いてあったが、うちでは何の問題もない。問題がないというよりタイムの花が虫を呼んでブルーベリーの受粉を助けてくれているように思える。そして、暑さや渇きから守ってくれる。うちのクリーピングタイムはそんな存在だ。これも植物同士の良い関係だと思っている。
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