N`s日記

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学校の多忙化と教育の急速な変化

2023年06月22日 | Weblog

学校の多忙化と教育の急速な変化により、さまざまな問題が発生しています。

たとえば、教師不足が挙げられます。しかしこの問題は、単純に多忙化だけが原因ではないと考えられます。教員職の魅力がいつの間にか失われてしまった理由は何でしょうか?

教員の不祥事などによる社会的地位の低下や、ここ30年間の価値観の大きな変化に対する対応不足、そして急速かつ大きな変化を遂げた社会や家族関係に対して、教育行政が追いついていないことが考えられます。さらに、このような急激な変化に対応するためには、教員の給料などの待遇も適切に対応する必要がありますが、現実には追いついていないのが現状です。

優秀な人材を求めるには、ある程度の給与待遇などの対応が必要です。そのような対応が整えば、希望者も増えることが考えられます。教員は専門職として再評価されるべきです。たとえば、残業代は一律4%と解釈されているし、改善の兆しが以前から言われてはいるものの、なかなか進展していません。

また、昨日のニュースでは、学童保育の限界についても話題になりました。社会の変化に伴い、「家族関係」は大きく変わり、共働きが当たり前になり、子どもの放課後の過ごし場所も「家」ではなくなっています。しかしこのような需要を受け入れるためには、本来なら学校と同じくらいの施設や人員が必要ですが、実際には受け入れ可能なキャパシティを持つ施設が限られています。また、人員も不足しています。

少子化対策として子ども手当の話題が先行していますが、システムの改善に関してはなかなか進展が見られません。

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