ある日の新聞に [名前とは 親が子に贈る詩]という言葉がある・・・・の記事
名前は 数文字1~3文字にすぎない詩 でもその中の文字には 長文のような願いがこめられていると
生まれたばかりのわが子を 見つめ 触れながら
親たちは その与えられた命だけに
与える名前を 思案する
親が子を 子が親をと 連日のように 索漠とした記事が
その時 その一瞬でも わが名前に込められた詩を 思い出してほしい・・・・と
もうすぐ 何度目かの誕生日 私の名前には どんな詩があるのだろうか? と
ふと 今頃になって思う 朝の静かな時の流れのせい?
「名づけられた葉」 新川和江(詩人)
にんげんの歴史の幹から 分かれた小枝に
不安げに しがみついた
おさない葉っぱに すぎないけれど
わたしは 呼ばれる
わたしだけの 名で 朝に夕に
名づけられた葉なのだから
名前は 数文字1~3文字にすぎない詩 でもその中の文字には 長文のような願いがこめられていると
生まれたばかりのわが子を 見つめ 触れながら
親たちは その与えられた命だけに
与える名前を 思案する
親が子を 子が親をと 連日のように 索漠とした記事が
その時 その一瞬でも わが名前に込められた詩を 思い出してほしい・・・・と
もうすぐ 何度目かの誕生日 私の名前には どんな詩があるのだろうか? と
ふと 今頃になって思う 朝の静かな時の流れのせい?
「名づけられた葉」 新川和江(詩人)
にんげんの歴史の幹から 分かれた小枝に
不安げに しがみついた
おさない葉っぱに すぎないけれど
わたしは 呼ばれる
わたしだけの 名で 朝に夕に
名づけられた葉なのだから