事務局長通信

けんぽう講演会(170726)

 先日開催された障害者9条・25条の会「けんぽう講演会」(7月26日、社会参加促進センター)は、20代から70代まで40名ほどの参加でした。弘川弁護士は、共謀罪について、内容や経過に関する問題をわかりやすく丁寧に話していただき大変好評でしした。講演会の最後にはアピールを採択し、引き続き運動を強めていくことを確認しました。
 いくつかの感想とアピールを紹介します。

・改めて恐ろしい法律だと実感しました。「何が罪になるか」とわからない中で生活していくのはとても苦痛です(20代)
・ここで萎縮してしまえばそれこそ政府の思うつぼ。おかしいことはおかしいと声を上げ続けていきたいと思います(30代)
・声を上げ続けることの大切さと日本国憲法をしっかり体現させることが大事だと実感しました(40代)
・「相互監視」社会へ踏み出していく危険性を感じます。取り込まれないためにも氏民意運動を活発にすすめたいと思いました(50代)
・情熱的に丁寧にお話いただき勇気をもらったようです。がんばろうと思います(60代・70代)

障害者9条・25条の会 アピール
 多くの反対の声があったにも関わらず、最後には参議院法務委員会採決を省略するという暴挙によって成立したテロ等準備罪・いわゆる共謀罪法は、7月11日に施行されました。
 本日の講演会を通じて私たちは、政治に働きかける活動だけでなく一般の市民の暮らしへの監視を強化する・冤罪発生の可能性を大きくするなど、法律のもつ危険性を知りました。また、平和と民主主義・人権尊重を追及する国際的な流れに逆行することを確認しました。
 障害者権利条約を批准して3年が過ぎ、日本政府には締約国としてのふさわしい行動が求められています。しかし共謀罪法が進むと、人と人とのつながりが分断される社会が広がることが懸念されます。
 誰もが安心して暮らすためには、それぞれの人間が互いの違いを認めあうことが大事です。差別や偏見をつくらず、誰もが安心して生きるための社会保障制度施策等を推進する役割が、国にはあるのです。
 障害児者の権利保障運動を続けている私たちは、そういった点からもこの法律を認めることは出来ません。
 共謀罪法・秘密保護法・戦争法を廃止すること、9条の改憲を許さないこと、日本国憲法を守り発展させるために、私たちはこれからも運動を続けます。

2017年7月26日
障害者9条・25条の会「けんぽう講演会」 参加者一同


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