“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来を描いた二十世紀世界文学の最高傑作といわれる作品の新訳版。堤未果さんの最新著で知って購入しました。
深いところでの思考が続く展開で息苦しさを感じさせるのは、作品のもつ重厚さと今の時代にリアルに結びつくからだと思います。2017年の今は、作品では何年になるのでしょうね。そんなことを考えながら読みました。
差別や偏見・分断が作られ監視社会がさらに進行していく可能性が高い社会の中で、どう生きるか。やっぱり声を上げ続ける・自分の意見を、自分の表現の仕方で述べていくしかないのだと思います。いろいろと考えさせられました。
お勧めです。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4151200533
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