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私達の住む地域の二年間・・・。

2013年03月11日 | 事務局からのお知らせ
2011年4月末。東深井地区東急一号公園に中部大学武田教授の放射能汚染図の地図が、どなたかの手により貼られる。
その後5月16日、新聞に「千葉県北西部地域の放射線ホットスポットは、チェーンメールによるデマ」と掲載。

しかし、半年以上の12月。
放射線量が1時間当たり0.23マイクロシーベルト以上、年間の追加被ばく放射線量は1ミリシーベルトになることから、私達の住む流山市も国より放射能汚染重点調査地域」の指定を受ける。 指定された市町村は、104市町村。
千葉県では松戸市、野田市、佐倉市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市、白井市の全域が指定地域になる。

流山市内全域が汚染地域指定を受けたのにも関わらず、流山市の除染案は、除染をする学校と除染をしない学校ができてしまっていた。
東深井地区の子ども達が通う東深井小学校は除染対象外。お隣の江戸川台小学校は一部除染、西深井小学校は全除染という…納得できない除染案が提案された。東深井小学校有志のママ&パパ達と共に「東深井地区のこども達を放射能汚染から守る会」を立ち上げ、東深井地区の空間放射線量並びに土壌汚染を測定した。学校に許可をいただき、校庭の空間線量を測定。流山市へ東深井地区も他の地区と変わりないことを説明。

その後、除染案が見直され、流山市内全域子ども達の使用する施設の公園、保育園、幼稚園、学校は除染することが決まった。
この動きは千葉県の放射能汚染重点調査地域である他8市も同様に行われ、野田市が最初に除染活動を開始した、流山も学校や幼稚園、保育園を先に行い、公園は2012年の夏くらいから除染がスタート。除染ができない箇所に関しては、現在もなお立看板が建てられている。汚染土の保管は地中に埋めることになった。

また、流山市では、枯草や枯木が可燃ごみで回収さていたが、焼却灰の放射線量が8000ベクレルを超えてしまうことで、危険ごみの日に回収し、東深井地区にある「森の街エコセンター」で保管することになる。今年になり、枯草等からの腐敗臭により燃やすことになった。しかし、焼却灰保管については解決されていない。(我孫子市に保管というが、我孫子市民が納得したものではない。また2015年までとなっている。)

2012年6月。子どもが放射線による健康への影響を受けやすいことを踏まえ、子どものときに一定基準以上の放射線量の地域に住んでいた場合は、健康診断が生涯にわたって実施されるよう国が必要な措置を講じることという内容の法律「原発事故子ども・被災者支援法」ができる。福島県以外の汚染状況重点調査地域の地域指定をするのかどうか…これから国は決定する。
流山市の市長を含む千葉県9市の市長、流山市議会議員、茨城県全市長、全県議会議員も、地域指定になるよう国へ要望。
各地域の市長ならびに、議員の方々が御尽力されている中、こども達のことをまかせっきりにしてはいけないと、各地域で保護者が立ち上がり、行政の方々の後押しとなるように、署名活動をはじめている。


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