葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

味わうために噛む。

2022-05-15 09:45:09 | 養生

 5月10日にオンエアされた「林修のレッスン!」を観た。
 この手の番組は気分が悪くなることも少なくないので、実はなるべく敬遠しているのだが、トマトの特集とあってついつい観てしまった。
 好きなんですトマトが。
 そのトマトをちょっと違う角度で観られるなら、という期待感に負けたんです。

 …で。
 色々な小ネタがあったのだが、目立ったのは「トマトの栄養は丈夫な細胞壁に閉じ込められているので、ミキサーにかけたり冷凍して細胞壁を壊せば効率よく摂取できる」というパターンである。
 割と野菜あるあるネタではなかろうか。

 いやでもこういう事は繰り返し聞いて再確認するに値する情報だ。
 が、とにかく「効率よく栄養を摂取する」ことにこだわり、果ては紹介された数々のレシピから「最強はどれ?」なんて言い出すのはちょっと興醒めである。
 どのレシピも美味しいのなら、その日の気分で選べば良いではないか。

 大体、そんなに細胞壁を壊したければ、よおおおおく噛めば良いのだ。
 勿論、「しっかり味わって美味しく食べる」ために噛むのであって、効率的な栄養摂取はその結果である。

 ちなみに食事における私の最優先事項は、「奪った命への敬意」であって、美味しく食べるのはその結果である。
 うん。感謝も謝罪もちょっとズレてる気がする。
 だから食前の挨拶は、「ありがとう」でも「ごめんなさい」でもなくて「いただきます」なのだと思う。

 あと、私はやっぱりトマトは生が一番好きである。
 ついでに書くと、小松菜もなるべく新鮮なのを生で齧るのが美味しいと思っている。

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