読んだ本【震える牛】

【震える牛】相場 英雄（著）

内容紹介

平成版『砂の器』誕生！

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前　居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。
これは、本当にフィクションなのか？
「地方」の現状を描くことであぶり出させる、日本の病巣！
衝撃のミステリーエンターテイメント大作！

お友達から「面白かったよ」と言われ、読みました
ＷＯＷＯＷでも連続ドラマ化された社会派ミステリーです。

題名から、「ＢＳＥ」の話？とは思いましたが、「食」に対して考えさせられました
読んでから「加工食品」がちょっと怖くなり、しばらく食べれませんでした
「ラベル」を更に良く見るようになりましたが、消費者は表示されている内容を信用するしかないですからね・・・

殺人事件も複雑に絡み合っていて、サスペンスとしても面白かったです。

読んだ本【ソロモンの偽証】

【ソロモンの偽証　第1部】宮部みゆき（著）

内容（「BOOK」データベースより）
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。

写真・内容は第1部です。
第2部・第3部とも、すべて700ページ超えの大作でした

中学生が主人公でしたが、いろいろな事件が絡み合い全体的には面白かったです。
登場人物それぞれが複雑な事情を抱えていて、読んでいくほどに「早くどうなるか知りたい」気持ちが大きくなりました。

登場人物が多かったので、相関図は必須
しかも、長編のため、ちょいちょい確かめに戻りました

ただ、結末は「やなりそうだったのか・・・」って感じで、途中の盛り上がりはなんだったんだろう？って気もしました

とにかく大作で、読み終わるのが大変だった作品でした。

読んだ本 【パラドックス１３】

【パラドックス１３】東野　圭吾（著）

内容（「BOOK」データベースより）
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。

一気に読んでしまいました。
ちょこちょこ予想できる展開でしたが、面白かったです。

「ＬＯＳＴ」の都会版？みたいなサバイバルドラマでした。
あんな状況になったら、体力に自信もないし生き抜けないかも・・・
でも、大災害とか起きると、現実になるかもしれないのかなぁ
映画の「２０１２」も観に行く予定です

とりあえず、今の恵まれた生活に感謝せねば

読んだ本 【ウツボカヅラの夢】

【ウツボカヅラの夢】乃南　アサ（著）

内容（「BOOK」データベースより）
平凡な日常ほど悪意に満ちたものはない。わたしの願いはただひとつ幸せになること。エンターテインメントの域を越えた傑作。

ミステリーかと思って読んだら、なんか違う・・・。
ある意味、ヘンな家庭に入り込んだ主人公の体験がミステリーかもしれないけど
登場人物がたくさん出てきて、ちょっとごちゃごちゃになりました。
しかも、なんか中途半端でもう出てこなくなったり・・・
主人公が、弱そうで欲も無さそうに見えて、実は一番ちゃっかりしてたって感じでしたね

読んだ本 【流しのしたの骨】

【流しのしたの骨】江國 香織（著）

内容（「BOOK」データベースより）
私、もし誰かを殺してしまったら骨は流しのしたにかくすと思う。19歳の私と不思議な家族たちの物語。

本当に不思議な家族の物語でした
この家族の間に流れる時間も感じ方も、普通とはちょっと違った感じです。
「私」をはじめとして、両親、姉２人、弟１人とすべての人がかなり個性的でした
最後は意外な展開になっていきましたが、その後のこの家族の様子も気になりました
たぶん、あの調子の各自マイペースな感じで進んでいくんでしょうけど・・・
江國ワールドでした

読んだ本 【ダイイング・アイ】

【ダイイング・アイ】東野圭吾（著）

内容（「BOOK」データベースより）
記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。

ミステリーというよりホラーっぽい感じでした
途中までは、ナゾをどんどん追っていくような展開でしたが、後半にいくにつれ？？？な方向に・・・
ちょっと最初思っていたような感じではなかったです
でも、あっという間に読んでしまいました

読んだ本 【楽園】

【楽園（上・下）】宮部みゆき(著)

内容（「BOOK」データベースより）
「模倣犯」事件から９年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、萩谷敏子という女性が現れる。１２歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は１６年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという－。

いっきに読んでしまいました
宮部みゆきさんの本は好きで良く読みますが、いつも内容にぐいぐい引き込まれてしまいます
「模倣犯」は、残酷な殺人シーンとかありけっこう怖かったのですが、これは、交通事故で１２歳の息子を亡くした女性が、息子が描いた絵について真実を知りたいということから始まります。
この女性の人生も色々あり、引き込まれました。
最後は事件も解決し、登場人物たちの心の葛藤もひとくぎりついて終わるので、読み終わったあとの感覚も良いものでした

読んだ本 【三月の招待状】

【三月の招待状】角田光代（著）

内容（「BOOK」データベースより）
新たな門出を祝う34歳の離婚式。何を終わらせ、何を変えるのか―。男女5人の友情と恋愛を描いた長編小説。

変わった男女５人が登場します
わかるなぁと思うこともあれば、？？？なこともありました。
なかなか面白かったです
主人公のうちの１人の彼女（若い女の子）の感情・感覚が、一番わかるって感じでした。その子のその後が書いてなかったので気になります・・・。

読んだ本 【幻夜】

【幻夜】東野圭吾（著）

出版社/著者からの内容紹介
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る！

これもまた一気に読んでしまいました
ちょっと「白夜行」と似ているような感じでしたが・・・。
面白かったです

風邪は、まだ良くなりません
マスクの効果はあったようですが、喉がかなり痛いです。
熱は出てないので良かったのですが、やはり苦しいですね
喉のために、今日から加湿器も出しました。

読んだ本 【さくら草】

【さくら草】永井するみ(著)

内容（「BOOK」データベースより）
プリムローズ殺人事件―殺害された少女たちが身にまとっていたのは、ローティーンに絶大な人気を誇るジュニアブランド、プリムローズの服だった。清純で高級感のあるデザインは、プリムローズを身につけた少女の写真を売買する男たちをも生み出す。亡くなった少女たちに果たして何が?ブランドを守ろうとするゼネラルマネージャー、女性刑事、そして少女の母親、事件に揺り動かされる女たちを描く、著者渾身の長編ミステリ。

おもしろかったです
ミステリーなので「犯人は誰だ」と、どんどん読み進んでいきました。
登場人物もそれぞれ色々な問題を抱えていて、それがだんだんと明らかにされていきます。
それと同時に事件も起きていくので、一気に読んでしまいました
ちなみに、私が最初「犯人では？」と疑っていた人は「シロ」でした・・・

風邪は、悪化中です・・・
最低限の仕事だけしようとムリして出勤したら、次から次に増えていき、結局残業状態
両耳も聞こえづらくなり、最悪です。
私は風邪から中耳炎になることが多いので、今回もビクビクです
なんとかこの３連休で治さねば・・・。