長年愛用していたライダージャケットのドットボタンがとれてしまった。まだライダー青年だったころ、東京府中のクシタニで購入したライダージャケットだ。
おそらく愛車YAMAHA TZR 250 88年式の購入以前から愛用していたと思う。洋服のお直しに出せば直してもらえるだろうとは思ったが、自分でも直せないかと舞台衣装のプロである姉に聞いてみた。ドットボタンの受け側は残っているのだけど、雄側が取れちゃったと話したところ。
残っているボタンを無理やり外して、新しいのを付ければ自分で直せる。かませてあるスペーサーは厚さを保つものだから再利用して。ということであったので、直せそうな気がした。
裁縫屋でそれらしき色形のものを買ってきた。たたく棒付きがいいということなので、セットになっているものを購入してみた。税込み726円なり。
買ってはみたものの、それ以前の問題が発覚。あっ、あ~。忘れていた。障害者だった。ドットボタンの残ったところが取れない。力が足りないせいか、どうしても取れない。息子にお願いしても無理だった。強引に取るにはスペーサーを破壊して、プライヤーでねぎ取らないと無理の様に思えた。すると、スペーサーを買わないといけないので、結局諦めて、Webからメールを出して直接クシタニに聞いてみた。「直りますよ。300円くらい」。初めから頼めばよかった。クシタニさん。お店には行けないので、送ることにした。送料のほうが高かった。が、思い出のジャケット。数あるライダージャケット、革つなぎ、モトパンなど、バイクに乗れなくなってからは、使ってくれる人にみんなあげてしまった。唯一手元に残ったのがこのライダージャケットとそのセットのオーバーパンツ。大切な思い出の服だから。直ってよかった。
クシタニさんありがとう。