少し前に地震があった。幸い揺れだけで済んでホッとしている。たくさんのモチーフが壊れた5年前の胆振東部地震の記憶がまだ鮮明に残っているのでその不安が一瞬頭をよぎった。どうしても揺れ自体よりも破損の方を気にしてしまうのは浦河育ちのせいだと思う。今回も震源は浦河沖だったが昔からしょっちゅう地震が起きていたので揺れには慣れてしまっているのだ。
23-6-11
回顧展のための平面作品の準備はほぼ終わり、車庫に保管している立体作品の確認を始めるとあるはずの作品が見つからず焦ってしまった。そこにすべてがあると思っていた場所には5分の3のダンボール箱しかない。なぜ、どうしてと懸命に探すが出てこない。それでも諦めずに探すと想定外のところにあった。隣町から運び込むとき2度に分けたのが原因と判明。疲れた。
23-6-12
続き。まず最初から全部が同じ場所にあるとの思い込みが間違っていた。そのためそこから動揺が始まる。とりあえずは近くのところから探すが見つからず、もしかしたらこっちに持って来ていないのだろうかとさえ思った。もしそうだとするとまた軽トラをレンタルしなければならない。それを払いのけながら探し続けると一番遠い場所に発見。遠くから探し始めるのは無理。
23-6-13
想定問答。ある催しで仮装している親子の4〜5歳と思われる子供にテレビ局のスタッフが「仮装のポイントは」と聞くと、しばし考えてから「ない」と応えた。スタッフは思わずずっこけていたが、こんな場合返ってくる優等生的な言葉を想定した上で質問することが多いので子供の直球に痛快な気分にさせられた。それにしても、これをカットせず放送したのはいいことだ。
23-6-14
時の運と不運。大したことないちょっとした出来事だけどそれを味わう。街で絵画教室をしているときにグループ展をしているので観てほしいというメールが入った。教室後に顔を出せるのでちょうどよかった。そのために出掛けて来る必要がなくなったのだ。しかし、後回しにした個人経営の額縁屋に急いで行くと5分前に帰りましたと隣の店の人に告げられた。こうなるか。
23-6-15
札幌市内で<ヒグマ注意報>が出ているという。大雪注意報や大雨注意報はよく聞いているけどこれは初めて聞いた。確かにこれは突然の出来事だから大雨や大雪以上に危険かもしれない。高校の修学旅行で本州に行ったとき「クマはしょっちゅう出て来るの?」と聞かれ、北海道=クマに反発するつもりと冗談で「毎日出てますよ」と応えたものだが、冗談ではなくなった。
23-6-16
いよいよ夏のような暑さの到来。30度にこそならなかったが28度まで上がると夏そのものの感じになる。そうなるのはまだ体が暑さに慣れてないせいもあるのだろう。これまでもここに書いているが外を歩くときは自然に日陰を求めてしまう。暑さを避けるためだけでなく太陽に体力が奪われるのを防ぐ意味もある。頑張ってでも日焼けをしようとしていたのは遠い昔の話。
23-6-17
日ハムが今季初の同一カード3連勝。その勝ち方もいい。2:1、6:3、4:0となっているのだ。一点差の試合に大きく負け越しているのにそれを乗り越えているし、大量点とまではいかないにしても点の取り合いにも勝ち、投手の頑張りによる完封勝ちとそれぞれの勝ち方が異なるのも素晴らしい。それだけ均衡が取れて力が付いて来た証拠だろう。あとはいかに持続するかだ。
23-6-18
おかしな質問。波打ち際で砂を掘っている子供に「砂を掘ったあとどうするの」とテレビのスタッフが聞いた。その子は少し困ったように間をおいてから「戻す」と応えた。多分スタッフが求めていた返事とは違っていたためかそのあとの会話は繋がらなかった。子供にしてみれば無理して応えたはず。このスタッフは真剣に遊んでこなかったに違いない。遊びはそれがすでに目的。
23-6-19
地下鉄の優先席についての議論があった。40〜50代と思われる男性が優先席に座っている画像をネット配信したことから始まる。本人は「必要な人が来たら譲ればいい」と正当性を強く主張したがそこには大きな矛盾が。座るのはまだしも本を読み通行の邪魔になるのに足を組んでいたのだ。とても周りに気を配っている態度には見えない。もし座るなら緊張感を持つべき。
23-6-20