夏休みも、終わりに近づき、ピアノレッスンを始めると ほとんどの生徒が
学校の宿題おわってないと言います。聞いてみると時間がかかりそうなものばかり。
大変なのは承知ですが、ピアノも発表会がせまってきており、ピアノ練習は直前に必死になっても間に合うものではないので、
夏休みを十分に楽しんだ後は、遊びたい事を我慢してきっちりと頑張らせたい。
逃げ出さずに、やるときはやるです。
生徒の中で、(高学年)発表会の曲の中にいくつか音を付け加えたい。と、
楽譜に音符を書いてきた生徒がいました。
その生徒が音符を書いてくることは初めてで、又、その部分をある程度弾けるように頑張って練習してきたのです。
音楽的に演奏する為テクニックを学んでいる生徒。
自分で増やしたいって言って、弾けないんじゃ先生にダメって言われちゃうから、がんばったよーと、生徒。
小さな頃、バイエル、などの教本は大嫌い。
発表会の曲も自分で選んだものがほとんど。
指も、ずっと正しい形にならず、
そんな生徒が、
成長の途中からモーツアルトなどのクラシック曲に興味を持ち、
基本練習の大事な事に気付き
必死に私の言葉を受け入れ練習をはじめ、
とてもきれいな音を出すようになってきました。
そして、今度は曲の流れを考え、構成を気にするようになって音楽を楽しんでいるのです。
頑張っているのにダメなんて言わないわ。
そう思いながら、レッスンをしました。
レッスンが終わったあと帰りがけに生徒が、
先生だったから続けてこれたんだよー。
こんなに嬉しい言葉はありません。
ジーンと心に響きました。