夏休みに入りました。暑苦しい毎日です。
テレビで水難事故のニュースを聞くたびに心痛みます。
同時に私が小学6年生の時、川で溺れた事を思い出します。
小学1年から水泳を習い、水泳大会にもよく参加して泳ぐ事は大好きでした。
クラスの親子で参加するバ―ベキュウ。
今でもはっきりと覚えています。
お母さん達は岸辺でバ―ベキュウの準備で忙しく、
こどもたちは
すぐ目の前の川で泳いで遊んでいました。
私は皆とジャンプをして飛び込み遊んでいましたが
なんだか1人で泳ぎたくなり
ス~っと平泳ぎでのんびり皆から離れて泳ぎ出しました。
1回立ち上がり浅瀬まで来たな。と思いながら
少し泳いで
疲れてきたから岸に上がろうと、立ち上がった瞬間
立てなかった。
そうです…これが深みに はまったということ。
浅瀬に来たと思い込んでいて、足が下につかない。
なんだか、足が吸い込まれていくような、ひっぱられているような
ものすごい恐怖で、自分が泳げる事など忘れ
バチャバチャと、もがき、
岸辺でバ―ベキュウをしている大人の顔が
もがきながら、水面から見え隠れして
誰も私を見ていない。
川の水を たくさん飲み、苦しい。
誰か助けて・・・と思ったと同時に
ぁ…私は泳げる・・・泳げる・・・
と、思い出し、ス~っと体の力を抜いて浮く事が出来た。
そして、何事もなかったかのように、泳いで岸までいったのです。
怖さと恥ずかしさとで誰にも言いませんでした。
テレビでは大の字になって浮ける。といっていましたが
はたして、パニックになっているときに体から力を抜くことができるか?
難しいところです。
時々、学校や、習い事プールで洋服を着てプールに入ったりペットボトルを使って浮く練習をしていますが
もっと数を増やしてほしいと思います。
プールは深さが決まっていますが
川や海は
深さも違い、流れもあり、岩も、生物もいます。
自然と触れ合い、遊ぶことは、とても子供のために良いことですが
自然は厳しいことも
事故を知るたびに再確認するのです。