プロレスの話。
新日本プロレスワールドで、「4.29 レスリング豊の国 2017」を観ていた。
以下感想。
・第1試合
北村くんのフルスイング逆水平が相変わらず良い。
これヤングライオン卒業してからも技の1つとして育てていって欲しいなと思った。
あと川人がバックステージでBOSJ出させてくれっていう気持ち出していたのも良かった。
まあ勝ち点供給マシーンと化すのは仕方ないとして、色々な選手とやって気持ち見せていって欲しいですね。
・第2試合
ジュニアタッグを奪還した六本木バイスがデスペとノブからも勝利。
六本木バイスは次はヤングバックスとやりたがってるし、どんたくの後にはBOSJもあるし、これで鈴木軍とケイオスのジュニア戦線は一応ひと段落かな。
・第3試合
ヨシタツさんまたしてもスカルエンド喰らっちゃったわけだけど、しょっぱい試合から抜け出しそうな気配もあるんだよな~。
天下獲りバックドロップをフィニッシュホールドにしていくのは正しいと思った。
この辺の田口再生工場のストーリーも、今後注目だなと、改めて思った。
でもこうしてヨシタツの再生ストーリーを観ていると、ボーンソルジャーことキャプテンニュージャパンこと平澤さんも絡んでくることになるんだろうか。
ヨシタツの今後の活躍次第ではあるんだけど、気が付いたら監督・ヨシタツ・平澤でNEVER6人タッグとかになっていそうな気もする。
・第4試合
フィンレーがイマイチ突き抜けきれないイメージがあったかな~。
どんたくではCodyとシングルマッチだけど、ちょっと不安感はある。
タッグ戦線の3Wayマッチはテンコジに頑張ってほしい所ではある。
あと、ウォーマシンはかわいいし礼儀正しくて好きなんだけど、前哨戦全く出てこないからストーリー上ポッと出感が強いんだよな。。
正直な所、今シーズンのIWGPタッグはチャンピオンが参加していないから、今ひとつ俺の中では盛り上がれない。
プロレスの興行って、挑戦表明から始まって前哨戦でストーリーを作りながら観る側の温度を上げて行って、そのシリーズの最終戦で決着ってもんだと思ってる。
でも今回はそうじゃないんだよ。挑戦者の2組しか前哨戦を戦って無くて、チャンピオンがタイトルマッチにのみ参加するというケース。
これじゃ前哨戦の意味合いが損なわれている感があるんだよな。俺の中では。
まあROHと新日の二束草鞋になっちゃうからスケジュール的に厳しいんだろうけど、そうならないブックを描いてほしかった所ではある。
・第5試合
オスプレイ連夜の勝利。つうかまた俺の好きなTAKAみちのくがフォール負けしてて涙が出そうになりました嘘ですが。
いやまあ、みのるは勿論の事、ちょっと前までジュニアタッグ王者だったタイチが更にピンフォール負けってのも無いだろうから、獲られるんならTAKAしかいないのは分かるんだけど。。
俺TAKAみちのく好きなので、もうちょっとこう、良い出番をやって欲しいというか。
あと鈴木軍ってノブ、タイチ、デスペとジュニアは沢山いる。なんならザックセイバーJr.も体重的にはジュニア枠か。。
なので、BOSJはTAKA不参加な気配もするんだよな。。。
まあ彼はKAIENTAI DOJOもあるから、これまたスケジュール調整が難しいかもしれないけど、TAKAのシングル観てえな~。
あとNeverの次のチャレンジャーは誰になるんだろうか。
みのるは「後藤にはもう用はない」って言ってたので、他の選手になるんだろうか。
個人的には。元々Neverは若手選手育成の目的があったわけだから、チャレンジャーは思い切ってヤングライオンだっていいんじゃないだろうか。
それこそ北村くんや岡くんがチャレンジして、みのるに鍛えられて欲しい。
ベルト持ちのみのるとタイトルマッチできるなんて、格的にもプロレスの技術向上にもこの上ないと思う。
中堅所にこだわるのであれば、ゆうじろうとかSANADA辺りでも良い。
もちろんそれ用のストーリーは必要になってくるけど、俺としてはインターコンチは外人や中堅勢、IWGPがトップ戦線、Neverは若手・ベテラン戦線という感じで、良い感じに棲み分けが欲しい所。
棚橋は年齢的にIWGPはもう厳しいかもしれないけど、内藤なんかはIWGPヘビーのトップ戦線でもっと観たいよ。インターコンチの試合じゃ勿体ない。
・第6試合
オカダがレインメーカーを決めて勝利。
試合後にファレにプランチャかましたらヒョイって受け止められてボディスラム喰らってて、試合には勝ったけど勝負には負けた感があったな。
前哨戦では一度もツームストンをファレに喰らわせてないので、タイトルマッチでどうなるかが注目だ。
そしてさっきのIWGPタッグの話を蒸し返すけど、こういうツームストン一つとってもやっぱり前哨戦にチャンピオンが出るってのは大事なわけだ。
・第7試合
ヒロムとリコシェのジュニアタイトルマッチ。
いやあ、ジュニア戦線すげえなと思ったよね。
ヒロムがぶっちぎりの状態を維持している。
試合内容も目が離せないくらいの激しい技の応酬。
反面悪く言うと、やっぱり危ない技が出てくるもんで、この辺は難しい所なんだよな~。
バックステージでヒロムが危険技について言及してて、「俺達はトレーニングも受け身もちゃんと練習してるから、観客はもっとプロレスを楽しんでくれ」という事を言ってたけども。
まあ選手側としては思わぬ事故こそあるけどそれ含めて俺等は命がけでやってるから、そこを見てくれと言いたい気持ちもわかる。
一方で大技は迫力こそあれど「これ死ぬんちゃうん?」というシーンが何度もある。特に首から上にダメージ入るタイプで受け身も取れねえやつな。
ヒロムがああ言いたくなる気持ちもわかるし、彼は若いしどんどんチャンピオンの風格をつけてジュニアの象徴みたいな存在になって行って欲しい。
かと言ってマジでリング禍でも起きたら洒落にならないといのもある。
どうにかこう、良い落としどころを見つけてほしいもんだなと思う試合でもあった。
・第8試合
エースがEVILさんにリベンジ。
最初奇襲をかけた時は負けフラグかと思ったけど、しっかり盛り上げて勝つあたり流石棚橋。
途中でBUSHIとSANADAの介入があったけど、監督がケツで蹴散らしたのはカッコ良かった。
あとBUSHIの毒霧を棚橋が躱してSANADAに誤爆してたのも熱かったな~。
棚橋は今回の勝利と内藤への挑戦で、復活ロードを歩んでいくのだろうか。
でもそうすると棚橋はインターコンチを視野にいれ、リコシェはジュニア敗北のダメージを引き摺ったままという状態。
NEVER6人タッグは田口ジャパン敗色濃厚な感じじゃないか。。
まあ中身をいくらでも入れ替えできるのがあのユニットの強みでもある。
もし奪還されても今度は監督・ヨシタツ+α辺りで再チャレンジ出来るのが良い所だ。
・第9試合
インターコンチタイトルマッチ。
ジュース凄い気持ち見せてたけど惜しかったな~。
正調ではないにしろ、デスティーノを1度返したのは本当にびっくりしたよ。あれで終わったと思ったもの。
基本的に技を受ける内藤がパルプフリクションを終始嫌がったってのも、技の格も上げるうえで良い演出だったと感じる。
今後もガンガンインターコンチ戦線に絡んでほしい選手だ。
あと前述の通り、俺の中では内藤はインターコンチじゃなくてIWGPヘビー戦線で観たい。
オカダの一強体制を作りたい気持ちもわかるけど、内藤だって人気や年齢的な部分を加味しても、どんどん競わせていいんじゃないかと。
まあ内藤は膝悪くしている部分はあるけど、スターダストプレスみたいな膝に負担掛かる技もやっていないし、今のファイトスタイルでも十分お客様は沸くわけだから。
なので、次のインターコンチタイトルマッチで棚橋に渡して、IWGP戦線でオカダを始め、そこに絡む選手たちともっと輝いてほしいなというのが俺の願望だ。
そんでもって今年のG1獲って、来年の1.4でオカダとタイトルマッチなんて良いじゃないですか。
それでタイトルマッチ当日になって謎の外人選手が登場して、オカダvs内藤戦を覆して急遽俺と戦えとか言い出して、オカダが「受けてやるかこの野郎!(客席に向かって)どーですか!?」とか言い出したら暴動確定だ。
多分東京ドーム貸し出しを無期限で禁止とかされちゃう。歴史は繰り返す。
まあそんな事は起こるわけないとして、もっとオカダと内藤をねっとり絡ませてくれと。
もうトランキーロできないと。俺はそう言いたい。
・試合以外について
ライガーさんが内藤のベルトの扱いについてかなり怒ったコメントをしていた。
まあ、ああいうのも含めてプロレスなので、多分ライガーさんなりの煽りなんじゃないかな。
そういう罵声の掛け合いもドラマの一部って事で楽しんでくれって意味合いとして俺は捉えている。
ただ、プロレス的な発言だろうっていう前提を踏まえた上で、ライガーさんの言い分こそ疑問なんだよな。俺は。
俺は新日本プロレスワールドで月額1000円近く払って何を観るかって、そりゃプロレスの試合を観たいからなんだよ。
別にベルト観るために金払ってるわけじゃないんだよ。
確かに一般常識で考えたらあんな扱いしたら批判は当たり前のように来るだろうし、ベルトを持っていないプロレスラーからしてもはらわた煮えくり返る想いだろう。
長年新日でやってきたライガーさんなら尚更。
ただ、鈴木みのる自伝の『プロレスで<自由>になる方法』で言ってたんだけど、ベルトというのは本来強い相手と闘うという目的に対しての手段でしかないわけで。
主役はあくまでレスラーじゃないといけないんじゃないかと。
前述の「内藤はIWGP戦線で観たい」っていう俺の想いだってそう。
ベルトを獲りに行く内藤ってわけじゃなくて、内藤の生き様や対戦相手とのドラマが見たいわけだ。
その生き様や対戦相手達を装飾するためのものとして、ベルトがあるもんだと思っている。
「このベルトは○○選手の□□でな・・・」云々は、俺達客側が過去を語る時に言うものであって、今のチャンピオンの生き様には全く関係ない。
俺が観るべきはチャンピオン内藤哲也の言動から出てくる対戦相手とのドラマであって、ベルトの扱いどうこうは内藤のストーリーの一部でしかない。
ましてや、現場の人間がいちいち選手の言動を拘束するためにするなんてもっての外じゃないかと。
内藤が言いたいのは「ベルトなんか持っていようがいまいが、それ以上に自分の試合の方がお客様を沸かせられる。ただ、ベルトを持っているとメイン近辺に組まれやすく注目されやすい。美味しいマッチメイクを組んで貰えるから、只持っている」という所辺りではないかと考えている。
ベルトより自分の試合の方が観ていて楽しい。だから内藤は自分を観に来てくれる客を「お客様」と敬称で言うんだ。
ベルトが持つ歴史よりも自分の方が良い光景を見せてくれると思って観に来てくれているお客さんに対する彼なりの敬意ってやつだ。
故に内藤はベルトに特に権威も感じないけど、マッチメイク的なツール程度の認識という設定でやっているわけだ。
ツールとしては使えるベルトを返還する気もないし、ライガーさんの「そんな興味なければ返還すりゃいいじゃん」という言い分も的外れになってしまうと思う。
あとそんな内藤を応援するLIJファンを否定したのは坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの論法だ。
ファンを巻き込んで煽ってきたかと思ったよね。
「理解できない」とか言っちゃっててさ。これまたライガーさんそれは違うやろって話だ。
あの、これどっかの掲示板で見た書き込みの受け売りなんだけど「Ingobernables/インゴベルナブレス」の「gobern/ゴベルン」の部分は英語でいう「govern/治める」という政治的・権力的な意味合いらしいのね。
つまり、日本の反権力的や奴らという意味。これが転じて日本の制御不能な連中なわけだ。
反権力・反権威なんだから、そりゃ権威の象徴であるベルトだってぞんざいに扱うだろう。
でもそんな事言ったらヒロムは一緒にお風呂入っているという、のっけから権威にべったりなわけだけど。。
まあでもベルトさんとヒロムは相思相愛だし、そもそもベルトさん喋るからセーフ。
だから、ファイトマネーがっぽりなくせに、事ある度に大衆レストランの象徴でもあるファミレスに東スポ記者を招集したり、お勘定は5円しか出さないのも、内藤なりの反権威というわけだ。
特定の親会社を持たない市民球団を源流とする広島カープを応援するのもそう。
彼が反権威だから。きっとそうだそうに違いない。
彼なりに筋は通しているわけよ。そういうコンセプトを知ってりゃ理解できないなんて言葉出てこねえよ。
そもそもベルトで相手の頭ぶん殴る時代だって昔からあったわけで。
蝶野と武藤だってIWGPタッグベルトにnWoの文字入れてたやん。
流石に内藤は改造まではやってない。破損したわけでも無し。今更蹴られたくらいでピーピー言うなって。
「態度悪いな~ムカつくな~無様に負ければいいのに!」って所で終わりにしときゃあ良いのに、彼だけじゃなくてファンも一緒に否定したのは煽りにしても一部観客との間に遺恨残りまくりなシーンだったな。
まあライガーさんクラスだから言える事でもある。
今一番最古参なのはライガーさんだし、ずっと新日本を支えてきたという自負もあるから、その象徴でもあるベルトを貶められるのはお客様であっても許せないんだろう。
ライガーさんのことを老害呼ばわりする書き込みも見かけたけど、俺はそこまでは思わないな。
内藤の立場もあればライガーさんみたいな意見もあるし、寧ろ上述じゃ内藤の立場で言ってたけど、実際はあんな扱いされてたらそりゃ良い気分はしないよ。
だからでこそ、そういう不遜な態度もあってヒートアップしていくから、試合がもっと熱くなるんだろうな~と俺なんかは思っちゃうわけだけども。
以上のような感じだ。
ライガーさんがヒートアップしてたりIWGPタッグにイマイチ消化不良感はあったけど、今回も楽しかったです。
次はいよいよレスリングどんたく。
オカダは防衛するのか、それともファレが戴冠するのか。次回も楽しみにしたい。
新日本プロレスワールドで、「4.29 レスリング豊の国 2017」を観ていた。
以下感想。
・第1試合
北村くんのフルスイング逆水平が相変わらず良い。
これヤングライオン卒業してからも技の1つとして育てていって欲しいなと思った。
あと川人がバックステージでBOSJ出させてくれっていう気持ち出していたのも良かった。
まあ勝ち点供給マシーンと化すのは仕方ないとして、色々な選手とやって気持ち見せていって欲しいですね。
・第2試合
ジュニアタッグを奪還した六本木バイスがデスペとノブからも勝利。
六本木バイスは次はヤングバックスとやりたがってるし、どんたくの後にはBOSJもあるし、これで鈴木軍とケイオスのジュニア戦線は一応ひと段落かな。
・第3試合
ヨシタツさんまたしてもスカルエンド喰らっちゃったわけだけど、しょっぱい試合から抜け出しそうな気配もあるんだよな~。
天下獲りバックドロップをフィニッシュホールドにしていくのは正しいと思った。
この辺の田口再生工場のストーリーも、今後注目だなと、改めて思った。
でもこうしてヨシタツの再生ストーリーを観ていると、ボーンソルジャーことキャプテンニュージャパンこと平澤さんも絡んでくることになるんだろうか。
ヨシタツの今後の活躍次第ではあるんだけど、気が付いたら監督・ヨシタツ・平澤でNEVER6人タッグとかになっていそうな気もする。
・第4試合
フィンレーがイマイチ突き抜けきれないイメージがあったかな~。
どんたくではCodyとシングルマッチだけど、ちょっと不安感はある。
タッグ戦線の3Wayマッチはテンコジに頑張ってほしい所ではある。
あと、ウォーマシンはかわいいし礼儀正しくて好きなんだけど、前哨戦全く出てこないからストーリー上ポッと出感が強いんだよな。。
正直な所、今シーズンのIWGPタッグはチャンピオンが参加していないから、今ひとつ俺の中では盛り上がれない。
プロレスの興行って、挑戦表明から始まって前哨戦でストーリーを作りながら観る側の温度を上げて行って、そのシリーズの最終戦で決着ってもんだと思ってる。
でも今回はそうじゃないんだよ。挑戦者の2組しか前哨戦を戦って無くて、チャンピオンがタイトルマッチにのみ参加するというケース。
これじゃ前哨戦の意味合いが損なわれている感があるんだよな。俺の中では。
まあROHと新日の二束草鞋になっちゃうからスケジュール的に厳しいんだろうけど、そうならないブックを描いてほしかった所ではある。
・第5試合
オスプレイ連夜の勝利。つうかまた俺の好きなTAKAみちのくがフォール負けしてて涙が出そうになりました嘘ですが。
いやまあ、みのるは勿論の事、ちょっと前までジュニアタッグ王者だったタイチが更にピンフォール負けってのも無いだろうから、獲られるんならTAKAしかいないのは分かるんだけど。。
俺TAKAみちのく好きなので、もうちょっとこう、良い出番をやって欲しいというか。
あと鈴木軍ってノブ、タイチ、デスペとジュニアは沢山いる。なんならザックセイバーJr.も体重的にはジュニア枠か。。
なので、BOSJはTAKA不参加な気配もするんだよな。。。
まあ彼はKAIENTAI DOJOもあるから、これまたスケジュール調整が難しいかもしれないけど、TAKAのシングル観てえな~。
あとNeverの次のチャレンジャーは誰になるんだろうか。
みのるは「後藤にはもう用はない」って言ってたので、他の選手になるんだろうか。
個人的には。元々Neverは若手選手育成の目的があったわけだから、チャレンジャーは思い切ってヤングライオンだっていいんじゃないだろうか。
それこそ北村くんや岡くんがチャレンジして、みのるに鍛えられて欲しい。
ベルト持ちのみのるとタイトルマッチできるなんて、格的にもプロレスの技術向上にもこの上ないと思う。
中堅所にこだわるのであれば、ゆうじろうとかSANADA辺りでも良い。
もちろんそれ用のストーリーは必要になってくるけど、俺としてはインターコンチは外人や中堅勢、IWGPがトップ戦線、Neverは若手・ベテラン戦線という感じで、良い感じに棲み分けが欲しい所。
棚橋は年齢的にIWGPはもう厳しいかもしれないけど、内藤なんかはIWGPヘビーのトップ戦線でもっと観たいよ。インターコンチの試合じゃ勿体ない。
・第6試合
オカダがレインメーカーを決めて勝利。
試合後にファレにプランチャかましたらヒョイって受け止められてボディスラム喰らってて、試合には勝ったけど勝負には負けた感があったな。
前哨戦では一度もツームストンをファレに喰らわせてないので、タイトルマッチでどうなるかが注目だ。
そしてさっきのIWGPタッグの話を蒸し返すけど、こういうツームストン一つとってもやっぱり前哨戦にチャンピオンが出るってのは大事なわけだ。
・第7試合
ヒロムとリコシェのジュニアタイトルマッチ。
いやあ、ジュニア戦線すげえなと思ったよね。
ヒロムがぶっちぎりの状態を維持している。
試合内容も目が離せないくらいの激しい技の応酬。
反面悪く言うと、やっぱり危ない技が出てくるもんで、この辺は難しい所なんだよな~。
バックステージでヒロムが危険技について言及してて、「俺達はトレーニングも受け身もちゃんと練習してるから、観客はもっとプロレスを楽しんでくれ」という事を言ってたけども。
まあ選手側としては思わぬ事故こそあるけどそれ含めて俺等は命がけでやってるから、そこを見てくれと言いたい気持ちもわかる。
一方で大技は迫力こそあれど「これ死ぬんちゃうん?」というシーンが何度もある。特に首から上にダメージ入るタイプで受け身も取れねえやつな。
ヒロムがああ言いたくなる気持ちもわかるし、彼は若いしどんどんチャンピオンの風格をつけてジュニアの象徴みたいな存在になって行って欲しい。
かと言ってマジでリング禍でも起きたら洒落にならないといのもある。
どうにかこう、良い落としどころを見つけてほしいもんだなと思う試合でもあった。
・第8試合
エースがEVILさんにリベンジ。
最初奇襲をかけた時は負けフラグかと思ったけど、しっかり盛り上げて勝つあたり流石棚橋。
途中でBUSHIとSANADAの介入があったけど、監督がケツで蹴散らしたのはカッコ良かった。
あとBUSHIの毒霧を棚橋が躱してSANADAに誤爆してたのも熱かったな~。
棚橋は今回の勝利と内藤への挑戦で、復活ロードを歩んでいくのだろうか。
でもそうすると棚橋はインターコンチを視野にいれ、リコシェはジュニア敗北のダメージを引き摺ったままという状態。
NEVER6人タッグは田口ジャパン敗色濃厚な感じじゃないか。。
まあ中身をいくらでも入れ替えできるのがあのユニットの強みでもある。
もし奪還されても今度は監督・ヨシタツ+α辺りで再チャレンジ出来るのが良い所だ。
・第9試合
インターコンチタイトルマッチ。
ジュース凄い気持ち見せてたけど惜しかったな~。
正調ではないにしろ、デスティーノを1度返したのは本当にびっくりしたよ。あれで終わったと思ったもの。
基本的に技を受ける内藤がパルプフリクションを終始嫌がったってのも、技の格も上げるうえで良い演出だったと感じる。
今後もガンガンインターコンチ戦線に絡んでほしい選手だ。
あと前述の通り、俺の中では内藤はインターコンチじゃなくてIWGPヘビー戦線で観たい。
オカダの一強体制を作りたい気持ちもわかるけど、内藤だって人気や年齢的な部分を加味しても、どんどん競わせていいんじゃないかと。
まあ内藤は膝悪くしている部分はあるけど、スターダストプレスみたいな膝に負担掛かる技もやっていないし、今のファイトスタイルでも十分お客様は沸くわけだから。
なので、次のインターコンチタイトルマッチで棚橋に渡して、IWGP戦線でオカダを始め、そこに絡む選手たちともっと輝いてほしいなというのが俺の願望だ。
そんでもって今年のG1獲って、来年の1.4でオカダとタイトルマッチなんて良いじゃないですか。
それでタイトルマッチ当日になって謎の外人選手が登場して、オカダvs内藤戦を覆して急遽俺と戦えとか言い出して、オカダが「受けてやるかこの野郎!(客席に向かって)どーですか!?」とか言い出したら暴動確定だ。
多分東京ドーム貸し出しを無期限で禁止とかされちゃう。歴史は繰り返す。
まあそんな事は起こるわけないとして、もっとオカダと内藤をねっとり絡ませてくれと。
もうトランキーロできないと。俺はそう言いたい。
・試合以外について
ライガーさんが内藤のベルトの扱いについてかなり怒ったコメントをしていた。
まあ、ああいうのも含めてプロレスなので、多分ライガーさんなりの煽りなんじゃないかな。
そういう罵声の掛け合いもドラマの一部って事で楽しんでくれって意味合いとして俺は捉えている。
ただ、プロレス的な発言だろうっていう前提を踏まえた上で、ライガーさんの言い分こそ疑問なんだよな。俺は。
俺は新日本プロレスワールドで月額1000円近く払って何を観るかって、そりゃプロレスの試合を観たいからなんだよ。
別にベルト観るために金払ってるわけじゃないんだよ。
確かに一般常識で考えたらあんな扱いしたら批判は当たり前のように来るだろうし、ベルトを持っていないプロレスラーからしてもはらわた煮えくり返る想いだろう。
長年新日でやってきたライガーさんなら尚更。
ただ、鈴木みのる自伝の『プロレスで<自由>になる方法』で言ってたんだけど、ベルトというのは本来強い相手と闘うという目的に対しての手段でしかないわけで。
主役はあくまでレスラーじゃないといけないんじゃないかと。
前述の「内藤はIWGP戦線で観たい」っていう俺の想いだってそう。
ベルトを獲りに行く内藤ってわけじゃなくて、内藤の生き様や対戦相手とのドラマが見たいわけだ。
その生き様や対戦相手達を装飾するためのものとして、ベルトがあるもんだと思っている。
「このベルトは○○選手の□□でな・・・」云々は、俺達客側が過去を語る時に言うものであって、今のチャンピオンの生き様には全く関係ない。
俺が観るべきはチャンピオン内藤哲也の言動から出てくる対戦相手とのドラマであって、ベルトの扱いどうこうは内藤のストーリーの一部でしかない。
ましてや、現場の人間がいちいち選手の言動を拘束するためにするなんてもっての外じゃないかと。
内藤が言いたいのは「ベルトなんか持っていようがいまいが、それ以上に自分の試合の方がお客様を沸かせられる。ただ、ベルトを持っているとメイン近辺に組まれやすく注目されやすい。美味しいマッチメイクを組んで貰えるから、只持っている」という所辺りではないかと考えている。
ベルトより自分の試合の方が観ていて楽しい。だから内藤は自分を観に来てくれる客を「お客様」と敬称で言うんだ。
ベルトが持つ歴史よりも自分の方が良い光景を見せてくれると思って観に来てくれているお客さんに対する彼なりの敬意ってやつだ。
故に内藤はベルトに特に権威も感じないけど、マッチメイク的なツール程度の認識という設定でやっているわけだ。
ツールとしては使えるベルトを返還する気もないし、ライガーさんの「そんな興味なければ返還すりゃいいじゃん」という言い分も的外れになってしまうと思う。
あとそんな内藤を応援するLIJファンを否定したのは坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの論法だ。
ファンを巻き込んで煽ってきたかと思ったよね。
「理解できない」とか言っちゃっててさ。これまたライガーさんそれは違うやろって話だ。
あの、これどっかの掲示板で見た書き込みの受け売りなんだけど「Ingobernables/インゴベルナブレス」の「gobern/ゴベルン」の部分は英語でいう「govern/治める」という政治的・権力的な意味合いらしいのね。
つまり、日本の反権力的や奴らという意味。これが転じて日本の制御不能な連中なわけだ。
反権力・反権威なんだから、そりゃ権威の象徴であるベルトだってぞんざいに扱うだろう。
でもそんな事言ったらヒロムは一緒にお風呂入っているという、のっけから権威にべったりなわけだけど。。
まあでもベルトさんとヒロムは相思相愛だし、そもそもベルトさん喋るからセーフ。
「ボクはKUSHIDA君が大っ嫌いです。」"ベルトさん"が喋った!? 4.9両国決戦に向け、ますますベルト愛が深まるヒロム@TIMEBOMB1105 のコメントを公開!視聴無料▷https://t.co/hVNIQA7z5y#njpw #njpwworld #njSG pic.twitter.com/IgLGol7VkL
— njpwworld (@njpwworld) 2017年4月1日
だから、ファイトマネーがっぽりなくせに、事ある度に大衆レストランの象徴でもあるファミレスに東スポ記者を招集したり、お勘定は5円しか出さないのも、内藤なりの反権威というわけだ。
特定の親会社を持たない市民球団を源流とする広島カープを応援するのもそう。
彼が反権威だから。きっとそうだそうに違いない。
彼なりに筋は通しているわけよ。そういうコンセプトを知ってりゃ理解できないなんて言葉出てこねえよ。
そもそもベルトで相手の頭ぶん殴る時代だって昔からあったわけで。
蝶野と武藤だってIWGPタッグベルトにnWoの文字入れてたやん。
流石に内藤は改造まではやってない。破損したわけでも無し。今更蹴られたくらいでピーピー言うなって。
「態度悪いな~ムカつくな~無様に負ければいいのに!」って所で終わりにしときゃあ良いのに、彼だけじゃなくてファンも一緒に否定したのは煽りにしても一部観客との間に遺恨残りまくりなシーンだったな。
まあライガーさんクラスだから言える事でもある。
今一番最古参なのはライガーさんだし、ずっと新日本を支えてきたという自負もあるから、その象徴でもあるベルトを貶められるのはお客様であっても許せないんだろう。
ライガーさんのことを老害呼ばわりする書き込みも見かけたけど、俺はそこまでは思わないな。
内藤の立場もあればライガーさんみたいな意見もあるし、寧ろ上述じゃ内藤の立場で言ってたけど、実際はあんな扱いされてたらそりゃ良い気分はしないよ。
だからでこそ、そういう不遜な態度もあってヒートアップしていくから、試合がもっと熱くなるんだろうな~と俺なんかは思っちゃうわけだけども。
以上のような感じだ。
ライガーさんがヒートアップしてたりIWGPタッグにイマイチ消化不良感はあったけど、今回も楽しかったです。
次はいよいよレスリングどんたく。
オカダは防衛するのか、それともファレが戴冠するのか。次回も楽しみにしたい。