涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

三国志と西遊記―好きこそ物の上手なれ

2015-06-15 23:51:04 | テレビ・映画・動画
カミさんが最近三国志系のアプリゲームをやっている。
僕も男の子なので三国志が大好きなのだが、やはり自分の好きな事に興味を持ってもらえるのは嬉しいものだ。
また、新たに武将を獲得する度に「この武将知ってる?」と聞かれるのが最近の恒例行事となっている。
が、流石に曹操を知らないというのはどうかと思った。

三国志に限らず、艦これ等もそうだが、興味を持つと覚えるのは早いもの。
「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったものだと思う。

そこで、今回の日記では子供の頃に観て印象的であった、かつ自分が興味を持つキッカケとなった人形劇版の「三国志」とアニメ版の「西遊記(原題:金猴降妖)」を紹介していこう。


■人形劇版三国志

三国志と言えば、僕らの世代であれば横山光輝版の『三国志』がメインかと思う。
もう少し後の世代になれば『蒼天航路』といったところだろうか。
ただ、僕の場合は、横山版の三国志よりもこの人形劇版の三国志がキッカケである。

蜀をメインにした物語構成で、ストーリーテラーとして「紳助・竜介」が出演していた。
今でこそ忌み嫌われるような評価がされがちの島田紳助だが、当時の軽快なトーク術は観ていて本当に面白かったし、各武将や情勢などを子供の僕でも分かりやすいように誘ってくれていた。
また、テーマソングもYMOの細野晴臣が担当していて、EDテーマの「三国志ラヴ・テーマ」のメロディは今でも記憶に新しい。

今にして思えば、かなり偏った史観の物語で、蜀=善、魏=悪という対立構図がこれでもかというくらい盛り込まれていた。
また、関羽の霊や左慈がメインストーリーで暗躍しまくったりと、三国志演義よりもある意味ファンタジーに近い要素もある。
そして、その後に読んだ横山版三国志も蜀メインの話だったという事もあり、後年に読んだ『蒼天航路』は非常に新鮮で、もう一度三国時代を見直そうというキッカケにもなった。

僕にとって人形劇版は、三国志という物語(史実ではない)に触れるうえで、非常に重要な作品だった。


■アニメ版西遊記(原題:金猴降妖)

西遊記と言えば、子供の頃に読んだ絵本で孫悟空や三蔵法師といったキャラや芭蕉扇といったアイテムなどをふれた程度であったのだが、自分の記憶に強く残っている西遊記の物語が、このアニメ版だ。

邦題は「西遊記 孫悟空対白骨婦人」というタイトルで、1991年にNHKで放送されていたものを、ちょうど観ていたのだが、とにかく動きがダイナミックなのだ。
というのも、このアニメは京劇の影響を強く受けており、その要素がふんだんに使われている。
また、日本語版の声優も、孫悟空役にルパンの声でお馴染みの故・山田康雄さんが担当している。

ルパン並の軽快な声やダイナミックな動き。
ジェットコースターのように展開される物語の趨勢。
そして一番衝撃的なのが、三蔵法師と沙悟浄がある寺院で敵の策略にかかり捕まってしまう時の、獲物を追いつめるかのような妖怪側の「ナーモーアーミートゥオフォー(南無阿弥陀仏の中国語読み)」の大合唱。
いかにも徳のなさそうな仏像に化けていたり、怨念のような大合唱だったり、不気味さが全開だ。
子供の頃はあのシーンは結構怖かったが何度も観てしまう自分が存在していた。
それだけショッキングかつ名シーンだと思う。


これらの2作品は物語の展開としても、演出としても非常に素晴らしい作品だった。
望み薄ではあるが、是非再放送だったりDVD化(特に西遊記の日本語版)もしてほしいと思っている。

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