ななほし日記

在庫4冊から始まったネット古本屋日記。
明日はどっちだ?!

○○だけで何冊も持ってる

2011年01月07日 | 本!
今日入力した本の中に、
レムの「ソラリスの陽のもとに」というSF小説があるんですが、
これ、当店では2冊目のソラリスでした。

1冊は、早川文庫のカバーが映画の写真になっているもの



今日入力したのはハヤカワSFシリーズ(HPB)のもの。



訳者も出版社も同じなので、内容的にはそれほど大きな違いはないかなーって思いますが…。
文庫で出した時にはいくつか脱落箇所を訂正している、と後書きにはありましたので
細かい訂正箇所をつい探してしまう向きもおられましょう(笑)

簡単なところでは、先に出たHPBの方では著者名が「スタニスフ・レム」、
文庫では「スタニスフ・レム」となっていますねー。

時々、「○○だけでも何冊も持っているわ~」という人がいます。
同じ作品の文庫・単行本・同じ体裁でも初版や重版などを、ついつい集めてしまうという方がいるんですね

そう言えばnanahoshiも内田百は同じ作品で何冊か持っているのがあります。
旧カナのままのものと新カナに直したもの…はずいぶん印象が違っていて、
新カナにしたものを見たら百鬼園先生、
カンカンになりそうだなーって思います(笑)

ちょっと有名な例では、フレドリック・ブラウン傑作集の裏書違いというのがありますね。



初版ではちょっと悪ふざけ的にキレた感じの面白い裏書なんですが、
再版以降では割と普通な感じのものに変わっているそうです。
これは再版のものが手元にないのでちゃんと比べたことがないんですが…

同じ作品の版違いを並べてみると不思議な感じがします。

分かりやすいところでは装丁が違えば、
見た目から受ける第一印象も結構違いますね~。

勿論本は装丁を見るのが本業(?)ではなくて、
読むものだと思うのですが、
でも膨大な本のなかから自分が楽しめそうなものを探す時には
この第一印象というものにも大きく左右されていそうな気がします。

探しているものが決まっている場合は別ですが、
「何かいいもんないかな~?」なんて探しているときは特にそんな感じがしています。


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