ななほし日記

在庫4冊から始まったネット古本屋日記。
明日はどっちだ?!

『テキスト 部落問題の歴史』

2012年06月14日 | 本!
HPに登録してから、
売れちゃう前に…と思ってぽつぽつ読み出したのがこれ。



『テキスト 問題の歴史』(馬原鉄男)

、地区、差別といった単語だけは切れ切れの記憶の中にあったけれど、
これまで結局どんな事象を指して言っているのかあまり知りませんでした。

その問題の歴史と背景が簡潔に、
まるで小中学校の社会科の教科書のように温和な調子で淡々と語られているのが逆に印象的な一冊。

明治維新の後しばらくして解放令が出された時、
維新後もちっとも生活の良くなっていなかった農民からは
「自分たちがえたの身分に落とされた」ということで強い反発があったという。

結局解放令は出たものの、差別は根深く残り、
現在に至っても解消されていないようです。

「實質(実質)が變化(変化)しなければ名称は問題ではない。歴史は絶対に消されぬ。」(機関紙より)

であれば、
まずは知ることからなのではないかと。


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