直列☆ちょこれいつ

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問子&答子 36話

2007年12月03日 | とーこ とーこ
●印刷後に色が変わる?

ぶっちゃけ、写真印刷はインクジェットでやっとけば
いいって思っていいんだよね?

インクジェットには大きな落とし穴がぼこぼこあるんだからねっ!



★ポイント

テレビCMでも、写真印刷ができるプリンタ、
などとばりばり謳っていますが、
インクジェットプリンタは
どこまで写真印刷ができるのでしょうか。

まずは、お使いの紙やインクを見てください。
適正使用期間のようなものが
記載されているものもあると思います。
たとえば 開封して半年以内に使うこと、
一年以内に使うこと、
作ってから二年以内に使うこと。
こんな内容は何のためにあるのでしょうか?

紙であれば紙質が変わる、変色するから。
インクであればのりが悪くなる、色が変わるから。
理由はいくつかあります。
でも。開封しないのに期限があるなら、
開封したあとの期限は推して知るべし、
ではないでしょうか。

かつての実体験だと、普通に写真プリントを
してもらった写真と、家で印刷した写真。
二枚を背中合わせにして、アクリルではさんだ
写真たてに入れておきました。
するとふと気づいたある日、
家で印刷したほうだけが
べこべこに曲がっていたのです。
もう片方の写真はそのままでした。

これは何かといえば。
インクジェット用の紙は、
インクを吸収しやすいように
紙ができていたりするので
その性質が湿気を吸うことにつながり、
紙自体がたわんでしまったと考えられます。
紙にもピンキリありますが、
安いインクジェット用の紙は
取っておくのには向きません。

また、インク自体も未開封のときから
使用期限があるように、
印刷後、空気や光に触れれば遠慮なく変質します。
それを防ぐためには、
たとえば真空パックのように
ラミネートフィルムではさむといった
方法が必要になります。
ですがラミネートフィルムは
熱で溶かしながら圧着するので、
熱に弱いインクはその時点で変色します。
紙もそうです。
基本的にインクジェット関係は
熱をかけていいようには作られていません。
それならばコールドラミネート加工の
ほうがいいでしょう。
これはねばねばのついたフィルムを
紙の上に熱をかけずに
圧着していくものです。
まあ、原稿用紙に対する、
スクリーントーンのようなものだと
考えてください。

そういった手段も紹介せずに、
インクジェットで印刷した写真が
すべての紙で、まるで何十年も
変わらずにあるような宣伝を見るのは、
正直こころおだやかではありません。

大事な写真を印刷してずっととっておきたいのであれば、
やっぱり業者さんに頼むのが安心です。
でもその際は、業者もインクジェットを
使っている可能性がありますので
そこまで確かめてから注文してください。

まあ、見えないところではどこも
何をやっているかはあやしいものです。
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