直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

同人本:古代神道が語る邪馬台国

2020年12月14日 | 自作本
現在も人気のある、邪馬台国や卑弥呼ですが、
それらを考える際に参照されるのはいわゆる魏志倭人伝などの
外国文書ばかりです。

でも、魏志倭人伝などの文書ばかりに頼っても、研究は進みません。
なぜかと言えば、特に魏志倭人伝は特殊な書き方が用いられていて、
その読み方を知らない人が読んでも解読できないだろうからです。

たとえば、魏志倭人伝にある、こんな文。

  張政等 因齎 詔書黄幢 拜假難升米 爲檄告喩之

この文は、実は正しくないということがわかりますか?
魏志倭人伝の読み方を知らない人、
あるいは、日本古文でもいいので『古文の読み方』を知らない人は
『この文が正しくない』ということさえわからないはずです。
その状態で、正しくない文章を正しいとみなして
訳と解釈を行うため、魏志倭人伝の訳は狂うのです。

魏志倭人伝の訳がおかしいことなど、
邪馬台国の場所に近畿説と九州説のような、
かけ離れた場所の二つの説が存在すること自体を見ても明らかです。

そんな、だれもが正しく訳せないような魏志倭人伝を、
研究の軸にすえるのはやめるべきだとわたしは考えます。

では何を用いればいいかと言えば、
神社や神の由来や縁起です。

古文の解釈法をしらない今の研究者や、
本来の神道からは乖離してしまった明治神道を信じる人々は
神道のことなど信用もしないことでしょうが、
古代神道では、卑弥呼は神になったと述べています。

もちろん、アマテラスなどではありません。

卑弥呼はなんと読むか、邪馬台国はなんと読むか、
どこにあったのか、ということさえ
古代神道を理解していれば説明できます。

――ということを、説明していくシリーズの一巻です。


※amazonのキンドルという形式です。
サンプルも本文もスマートフォンやパソコンの、
インターネットを見るブラウザで読めるはずです。


古代神道や邪馬台国、卑弥呼、古代語などに
興味があれば、ぜひどうぞ。

死ぬまでの間にぼちぼちと続ける予定ではいます。


・古文解釈技法について

古文書解読の基礎の基礎


↑神道文書を読む際に使っていた古文の厳密な解釈法、『四柱解釈』を
実例を挙げて簡単に説明しています。


先ほどあげた、魏志倭人伝の文の正しくない点は、
すくなくとも『四柱解釈』さえ知っていれば見極めることができます。

わたしの研究書では『四柱解釈』をメインに使って解説していきますので
知ればわたしの話はもちろん、その他の古文、神道文書なども
自分で読めるようになることでしょう。


古代神道や、神道の神様などで疑問に思うところ、
知ってみたい話などあれば、のちに追加もできますので教えてください。

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