【撮影日:2004/8/17】
年季の入った看板…(*´Д`)
盛岡と秋田をつなぐ国道46号線が秋田県内に入ると、角館を過ぎたあたりで間もなく「抱返り渓谷」という案内が見えてきます。
その案内表示に従って進むとまもなく到着します。めちゃくちゃ山の中というわけでもないです。
クルマでわりとすぐに着きます。
ただ、渓谷に入っていくには少し歩かねばなりません。
仙北市の観光地の一つとして売り出し中のようです。
駐車場から歩いて渓谷の中に入っていくらしいのですが…年季が入ってますねえ、この看板も(*´Д`)
つまり、遊歩道が整備されているわけです。
親切な案内があります。まあそこそこ歩く、という感じで少し覚悟した方がよさそうです。
サンダルでなく、運動靴で行った方がよいでしょう。
(私は5~6時間歩くくらいなんでもない (・∀・))
まずは神社があるようです。
その名も「抱返神社」。
龍神??この地に祀られている神は龍のようです。渓谷だからかなあ…。
ちゃんと社殿もあるようですよ。
由来がありました。前九年のころ、源義家の故事と関係があるようです。
しかし、厨川(盛岡)を攻めるのに、わざわざ秋田のこっちから行こうとしたんですね…。
普通に北上川沿いから北上すればいいものを…。
歴史のある神社ですが、社殿は新しめです。ちゃんと手入れされているのですね。
コチラは社務所か、舞台かと思いきや、絵馬殿のようです。
本殿はこちら、ちゃんとお参りしていきましょう。
けっこう、社殿が新しいですよ…。
特に、この額の龍の彫刻は見事!!!!
龍、カッコイイ!!(・∀・)
さて、お参りのあと、遊歩道を行きましょう。
さっそく川が見えてきました。
エメラルドグリーンです!!!きれいです!!テンション上がります。
吊り橋です。でっかいですね~~。造りがしっかりしてそうで安心して渡れます。
「神の岩橋」というそうです。なんか、オシャレな名前ですねえ。
橋の上から、川が存分に見られます。さっき、由来に書いてあった「玉川」ですね。
▲下流側。
渡りきると、もう一つ、駐車場があり、この看板があります。こっちの方がやや新しいようです。
拡大して見ると分かりますが、「回顧の滝」付近以降は進入禁止になっているようです。
あとから仙北市のリーフレットを確認してみると、崖の崩落で進めなくなっているようですね。
→仙北市のリーフレット(PDFで開きます)
ちゃんと歩きやすい靴で出かけましょう。
「回顧(みかえり)の滝」まで歩いてみましょう。
まずは平地ですね。
川沿いを歩きます。っていうか、水路ですね。
この辺はまだ歩きやすい散策路です。
第一ポイント、「茣蓙の石」というのがあります。
川の方を見ると、大石があります。あれでしょうか。
たしかに、茣蓙は敷けそうですが…。あの石の上までは登れますまい…(*´Д`)
山の斜面から水がしみ出して、泉になっています。飲めそうな感じです。
次は「若狭の急流」です。
説明板にあるように、そんなに急流でもありません。というか、木立であまり渓谷の表情は見えづらいです。
この辺までは。
う~~ん、見えない(+_+)
この辺が、急流っぽいですね。流れが荒々しいです。
「帝釈の岩谷」だそうです。
▲このへんのことかしら???岩屋というほど笠状にはなっていない感じですが…。
だんだん、道が狭くなってきました。吊り橋に差し掛かってきます。
「誓願橋」だそうです。次のポイント「誓願寺」が近いようです。
吊り橋といっても、上部に作られているので、ほとんど揺れません。
エメラルドグリーンの渓谷の眺めが素晴らしいです。(*^▽^*)
次のポイント「誓願寺」に着きました。「随一の景勝地」というので、期待値が上がりますが…。
▲この辺りなんでしょうか???
水の流れは一切ありませんね…(´・ω・`)
周辺に水煙の上がる場所はなく…。残念。昔はそう呼ばれていただけのようです…(*´Д`)
幻の「誓願寺」ですね…。
とはいえ、ここまで来ると、橋の上ですから遮る木立もなく、渓流の景色を存分に堪能できます。(・∀・)
これは嬉しい。
深緑とエメラルドグリーンの対比を楽しめます。かなりおススメ。
山の中なので、けっこう涼しいですしね。
さて、先に進みましょう。 ってけっこう怪しいな、コレ(*´Д`)
手掘りのトンネル???なんで幕がかかっているんでしょう???
水が出るから??それとも落石があるから???とにかく、安全に配慮されてるのでしょう。
ありがたい。(*^▽^*)
どんどん、道が狭くなってきます。しかし、安全に手すりもついているのでありがたい。
頭首工です。入り口で見た水路はココから水を取っているらしいです。
どうやら、この辺がダムになって水流を調整しているようです。
(地図上ではこの奥にもっと大きなダム湖がありますが)
監視小屋もありますね。
水流が制限されています。
さて、さらに先に進みましょう。
どんどん、道が細くなります。もはや「桟道」と呼ぶにふさわしいかも…。
ちょっと振り返ると、頭首工のあたりが見えます。
このあたり、橋の連続です。この橋がなかった時代って、どうやってこの渓谷の奥まで来たんでしょう……???(*´Д`)
考えるだに、恐ろしいな…。
ただ、橋の上からの渓谷の眺めは最高。この橋に感謝感謝です。
ちょっと広くなっている場所もあります。
コンクリートが打たれているので、以前、頭首工を工事した時の名残かもしれません。
ちなみに、付近の山肌を見ると、こんな感じです。
超、切り立っています。マジで絶壁です。
橋だけでなく、トンネルもあります。当然ですが、電気も通っていないので、トンネルの中は暗いです。
しかも、手掘りっぽいです。
なんか、夕方とか暗い時間に来たら、泣きそう( ;∀;)
トンネルの直後に橋。なかなかワイルドです。
っていうか、入り口からけっこう来ているような気がしますが、「1.1キロ」ってこんなに長かったですっけ???
谷川が落ちていますね。この辺が「棚掛の滝」と呼ばれる場所かもしれません。
奥の方に、人がいます。テラスのような場所になっています。
どうやら、着いたようですね。
振り返って、また見たくなるほどの美しさだから「回顧(みええり)の滝」だそうです。
ネーミングセンス抜群ですね!!(*´▽`*)イイ!
う~~む、確かに美しい。(*´▽`*)
下に流れていく谷川も何とも言えない情緒がある……。
この滝にたどり着くために、この渓谷を人々は拓いたのかもしれませんね。
この先は崩落のため、通行不能になっていますが、この滝までは来れることに感謝です。
ありがたい。
(終わります)
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