南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

秋田の「抱返り渓谷(だきかえりけいこく)」ってどんなところですか?

2024年09月16日 21時59分16秒 | 秋田県

【撮影日:2004/8/17】

年季の入った看板…(*´Д`)

盛岡と秋田をつなぐ国道46号線が秋田県内に入ると、角館を過ぎたあたりで間もなく「抱返り渓谷」という案内が見えてきます。

その案内表示に従って進むとまもなく到着します。めちゃくちゃ山の中というわけでもないです。

クルマでわりとすぐに着きます。

ただ、渓谷に入っていくには少し歩かねばなりません。

仙北市の観光地の一つとして売り出し中のようです。

駐車場から歩いて渓谷の中に入っていくらしいのですが…年季が入ってますねえ、この看板も(*´Д`)

つまり、遊歩道が整備されているわけです。

親切な案内があります。まあそこそこ歩く、という感じで少し覚悟した方がよさそうです。

サンダルでなく、運動靴で行った方がよいでしょう。

(私は5~6時間歩くくらいなんでもない (・∀・))

まずは神社があるようです。

その名も「抱返神社」。

龍神??この地に祀られている神は龍のようです。渓谷だからかなあ…。

ちゃんと社殿もあるようですよ。

由来がありました。前九年のころ、源義家の故事と関係があるようです。

しかし、厨川(盛岡)を攻めるのに、わざわざ秋田のこっちから行こうとしたんですね…。

普通に北上川沿いから北上すればいいものを…。

歴史のある神社ですが、社殿は新しめです。ちゃんと手入れされているのですね。

コチラは社務所か、舞台かと思いきや、絵馬殿のようです。

本殿はこちら、ちゃんとお参りしていきましょう。

けっこう、社殿が新しいですよ…。

特に、この額の龍の彫刻は見事!!!!

龍、カッコイイ!!(・∀・)

さて、お参りのあと、遊歩道を行きましょう。

さっそく川が見えてきました。

エメラルドグリーンです!!!きれいです!!テンション上がります。

吊り橋です。でっかいですね~~。造りがしっかりしてそうで安心して渡れます。

「神の岩橋」というそうです。なんか、オシャレな名前ですねえ。

橋の上から、川が存分に見られます。さっき、由来に書いてあった「玉川」ですね。

▲下流側。

渡りきると、もう一つ、駐車場があり、この看板があります。こっちの方がやや新しいようです。

拡大して見ると分かりますが、「回顧の滝」付近以降は進入禁止になっているようです。

あとから仙北市のリーフレットを確認してみると、崖の崩落で進めなくなっているようですね。

仙北市のリーフレット(PDFで開きます)

ちゃんと歩きやすい靴で出かけましょう。

「回顧(みかえり)の滝」まで歩いてみましょう。

まずは平地ですね。

川沿いを歩きます。っていうか、水路ですね。

この辺はまだ歩きやすい散策路です。

第一ポイント、「茣蓙の石」というのがあります。

川の方を見ると、大石があります。あれでしょうか。

たしかに、茣蓙は敷けそうですが…。あの石の上までは登れますまい…(*´Д`)

山の斜面から水がしみ出して、泉になっています。飲めそうな感じです。

次は「若狭の急流」です。

説明板にあるように、そんなに急流でもありません。というか、木立であまり渓谷の表情は見えづらいです。

この辺までは。

う~~ん、見えない(+_+)

この辺が、急流っぽいですね。流れが荒々しいです。

「帝釈の岩谷」だそうです。

▲このへんのことかしら???岩屋というほど笠状にはなっていない感じですが…。

だんだん、道が狭くなってきました。吊り橋に差し掛かってきます。

「誓願橋」だそうです。次のポイント「誓願寺」が近いようです。

吊り橋といっても、上部に作られているので、ほとんど揺れません。

エメラルドグリーンの渓谷の眺めが素晴らしいです。(*^▽^*)

次のポイント「誓願寺」に着きました。「随一の景勝地」というので、期待値が上がりますが…。

▲この辺りなんでしょうか???

水の流れは一切ありませんね…(´・ω・`)

周辺に水煙の上がる場所はなく…。残念。昔はそう呼ばれていただけのようです…(*´Д`)

幻の「誓願寺」ですね…。

とはいえ、ここまで来ると、橋の上ですから遮る木立もなく、渓流の景色を存分に堪能できます。(・∀・)

これは嬉しい。

深緑とエメラルドグリーンの対比を楽しめます。かなりおススメ。

山の中なので、けっこう涼しいですしね。

さて、先に進みましょう。  ってけっこう怪しいな、コレ(*´Д`)

手掘りのトンネル???なんで幕がかかっているんでしょう???

水が出るから??それとも落石があるから???とにかく、安全に配慮されてるのでしょう。

ありがたい。(*^▽^*)

どんどん、道が狭くなってきます。しかし、安全に手すりもついているのでありがたい。

頭首工です。入り口で見た水路はココから水を取っているらしいです。

どうやら、この辺がダムになって水流を調整しているようです。

(地図上ではこの奥にもっと大きなダム湖がありますが)

監視小屋もありますね。

水流が制限されています。

さて、さらに先に進みましょう。

どんどん、道が細くなります。もはや「桟道」と呼ぶにふさわしいかも…。

ちょっと振り返ると、頭首工のあたりが見えます。

このあたり、橋の連続です。この橋がなかった時代って、どうやってこの渓谷の奥まで来たんでしょう……???(*´Д`)

考えるだに、恐ろしいな…。

ただ、橋の上からの渓谷の眺めは最高。この橋に感謝感謝です。

ちょっと広くなっている場所もあります。

コンクリートが打たれているので、以前、頭首工を工事した時の名残かもしれません。

ちなみに、付近の山肌を見ると、こんな感じです。

超、切り立っています。マジで絶壁です。

橋だけでなく、トンネルもあります。当然ですが、電気も通っていないので、トンネルの中は暗いです。

しかも、手掘りっぽいです。

なんか、夕方とか暗い時間に来たら、泣きそう( ;∀;)

トンネルの直後に橋。なかなかワイルドです。

っていうか、入り口からけっこう来ているような気がしますが、「1.1キロ」ってこんなに長かったですっけ???

谷川が落ちていますね。この辺が「棚掛の滝」と呼ばれる場所かもしれません。

奥の方に、人がいます。テラスのような場所になっています。

どうやら、着いたようですね。

振り返って、また見たくなるほどの美しさだから「回顧(みええり)の滝」だそうです。

ネーミングセンス抜群ですね!!(*´▽`*)イイ!

う~~む、確かに美しい。(*´▽`*)

下に流れていく谷川も何とも言えない情緒がある……。

この滝にたどり着くために、この渓谷を人々は拓いたのかもしれませんね。

この先は崩落のため、通行不能になっていますが、この滝までは来れることに感謝です。

ありがたい。

 

(終わります)

 

 

 

 

 

 

 

 


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