南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

銀山温泉ってどんな感じなんですか?

2023年07月04日 20時10分25秒 | 隣の隣の山形県

山形の「銀山温泉」といえば、こんな写真が有名です。

銀山温泉5

→リンク元「やまがたへの旅」(山形県公式観光サイト)

【 ↑ 超スペシャルサンクス!!!(*´▽`*)】

これ、さすがに、ガチモンの写真じゃ……。

 

宮城県との県境近くにある山奥の温泉街です。

写真は雪があるから冬でしょうかね。かつての名ドラマ「おしん」の舞台でもあります。

そんなキレイな場所なら、行ってみたいなあ~~~と思っていたのです。

 

で、行ってきました。

銀山温泉は先ほどの写真からも分かるように、狭隘な川沿いに並ぶ温泉街です。

そのため、十分な駐車場を確保できず、ちょっと離れたところから、谷に向けて歩く必要があります。

ときどき、知らずに突っ込んでいく車(私も含めて(´;ω;`))がありますが、入り口でUターンして戻る必要があります。(泣)

車で来られるのがこの辺までです。

ちなみに左奥のむき出しの鉄骨は廃業したホテルかなんかの解体工事をしている模様です。(多分)

突き当りがお菓子屋さん(お土産屋)になります。

右手の赤い暖簾はレンタルのきもの屋さんです。

「大正ロマン」を売りにしているので、着物を着ての観光もできるという塩梅です。

う~~~ん、かわいい子がやれば絵になるでしょうが、おっさんは遠慮しておきます。

(´・ω・`)

(ちなみに、左の銀色のワゴン車もこの後引き返しています( ;∀;))

この橋から「銀山温泉」です。いや~~~来ましたねえ。

夏ですし、昼間ですし、当然冒頭の写真のような状態にはなっていないわけです。

右手の歩道は狭く、人がすれ違うのがやっとという感じです。これでは車は入れません。

街を流れる川はその名も「銀山川」。この地の名前からも明らかなように、ここは昔の銀山だったわけです。

その写真もあとから載せます。

で、川の左手の歩道を見ても分かると思いますが、車の通行など不可能です。

川の右手も左手も建物の裏はすぐに切り立った山ですので、駐車場など設けられません。

つまり、川沿いしか土地がないわけです。そして、川の奥は鉱山です。

まさに「猫の額」のような地です。

 

とはいえ、

現在はこのように観光地化しており、街並みもキレイで整備されております。

古くは銀山で栄え、今では観光で栄えているというわけです。

街のあちこちに足湯が整備されています。嬉しい限りです。

出来ればサンダルで来たい街ですね、これは(*´▽`*)。

 

そして、何より注目したいのは古き良き建物でしょう。

(あくまで個人的なシュミですが)

これは魚屋さんですね。こんな山奥にまで魚を運ぶなんて大変でしたでしょうに。

この辺りの建築の特徴として、家の前面、左右の端に看板(戸袋?)のようなものがあり、屋号らしきものが表示されています。

そして目を引くのが、やはりこの建物。

かなり大きいですよね。

「脇本長兵衛」と書いてあるように見えます。

入り口はこんな感じです。

入口に向かって左手に神社らしきものも見えます。

そして、2階?の外壁上部に絵のようなものが掛けています。

これです。右は温泉?左は七五三…?

鯉のぼりに、ひな祭り。真ん中のは…桜…?

田畑の収穫や、お祭り…?でしょうか?どうやら人生のイベントなどが書かれてある絵馬のようですが。

珍しいですね、こういうの。絵馬が家に飾られているのは初めて見ました。

みんな写真を撮っていきますよ。

建物としては3階建てなんでしょうか?

もう少し奥に行ってみましょう。

右手奥に高い塔のような建物が見えますね。

軒先にも、お湯が。

如何にも温泉街。ちなみに、手を入れたらメッチャ熱かったです。( ;∀;)

この辺りの建物もいいですね。

ん?なにやら橋の上で座っている人がいますね。

足湯です。橋の上にも足湯があるなんて…。なんて所なんでしょう!!!!(*´▽`*)

ちなみに、こんなモダンな感じの建物もあります。

こちらも宿屋さんのようです。う~~~ん、入ってみたい。

(「宿泊者以外立入禁止」って書いてありました)

しかし、気になるのはあの楼閣ですな。

「旅館」という文字が見えますので、おそらくはあれも温泉旅館なのでしょうが…。

まるで「千と千尋の神隠し」のような建物。

「水戸佐左エ門」という文字が見えます。「能登屋旅館」とも。

いや、もう本当に立派な建物ですね。

土地が狭いから上へ上と建てるようになったのでしょうか。

コチラにもありますね。富士山らしきものが書かれています。

こういうのもお客を呼び込むための工夫でしょうか。

絵になりますね~~この景色。

これはその向かいの旅館の入り口です。

立派なものです。

感動しますね、これ。

現代風なカフェも数軒あり、観光客も楽しめるようになっています。

そういえば、若い方も多いな、ここ。

昔ながらのお土産屋さん、こけしなどもあるようです。

奥に進むと、だんだん山の中ですね。

道が分かれています。

清流に来ました。

銀山川の上流ですね。

滝もあります。

近くまで行けるようですね。

滝つぼに足を浸せば冷えて気持ちがいいでしょうね。

柵があるようです。滝つぼに行って滝に打たれるとかはできそうにないですね。

さすがに危ないか~~。昔、埼玉の山奥の滝でそんなことして遊んだのを思い出しました。

滝の近くに洞穴がありました。

「鬼子母神」が祀られているようです。珍しい。

安産、子安の神で、鬼子母神のあるところは日蓮宗の影響があると言われています。

滝は正面から見ると、こう。「白銀の滝」というそうです。

いやあ、立派なものです。上の方に橋のようなものが見えます。

滝の上の方まで遊歩道があるみたいです。

行ってみましょう。

なにやらありました。

地元の偉人のようですが、説明板もなく不明です。

さらに奥に進んでみましょう。

こっちにも滝がありますね。

水量が豊富な山のようです。

「こうもり穴」という洞穴がありました。中に入ってみましたが、こうもりはいませんでした。

(柵はなかったので、多分入っても大丈夫なところだと思います)

道の上から温泉街が見渡せます。

橋がありますね。

立派な橋です。さらに奥に続く道もあるようです。

折角なので、奥の方に行ってみましょう。

鉱山跡まで行けるようです。

銀鉱の跡なんて何が見えるのでしょう。楽しみで仕方がありません。

なにやらありました。コレも坑道の後のようです。

「夏しらず」と書いてあります。

先ほどの写真からは見えませんが、洞窟から冷たい空気が出ていて(?)湯気が見えています。

近づいてみると、滅茶苦茶に涼しいです。信じられません。

↑ ↑ ↑ 鉄柵の隙間から撮った写真です。どうもここも坑道の跡のようです。

よく見ると、けっこう奥まで続いているようです。狭いですが。

ちなみに、この辺の道を歩くと、あちこちに坑道の跡とみられる穴があります。

(いちいち涼しい空気が出ています)

いやあ、田中隊長がいたら入ってもらいたいですね(笑)。

さて、こんな表示が見えてきました。

「上の畑集落跡」とあります。

色々調べていくと、この銀山温泉はこの奥の「上の畑」を宿場町に仙台の方まで街道が繋がっていたようです。

しかし、「上の畑」は今では廃村になってしまったようです。

「廃村」……冒険の臭いがプンプンしますね。(*´▽`*)

見たいッッッ!!!!!しかし、そんなに時間はないッッッ!!!!!!

無念!!!今度来るときは絶対に見たい!!!

【参考】この辺の事情をまとめたブログ

(別ウインドウで開きます。当時の宿場町事情に詳しく、歴史マニアにはたまらない内容です)

坑道は左側のようですね。

階段を上ります。

広場に出てきました。

おそらくは坑道の前の精錬所とか宿舎とかそういうのがあった場所なのでしょう。

この辺、「おもかげ園」というそうです。

かつての鉱山のおもかげをしのぶ場所だからでしょうか。

なにやら案内板があります。周辺案内図のようです。これは見なくてはいけません。

おお!これはけっこう詳しい。

さっき見てきた「鬼子母神」やら「こうもり穴」とか「夏しらず」とか見えます。

説明も詳しい。素晴らしい。

非常に貴重な鉱山遺跡とのことで期待が膨らみます。

奥の広場にも写真パネルがあります。見てみましょう。

これは…!昔の銀山温泉の様子???

貴重ですね、コレは。こんな山奥に人が住んでいたなんて…。

さて、坑道の方に行きましょう。

これが、坑道入口。雰囲気出ているじゃないですか。

中にはしっかりした階段と鉄の柵もあり、安全に移動できます。

木枠が組まれているのもポイント高いですね。

いたるところに掘られた跡があります。

ライトが所々点いているので、中もよく見えます。

壁が焼き焦げて黒くなっています。焼くことで岩盤を崩しやすくしたらしいです。

奥に進むとこんな感じです。実にたまらんですね(*^▽^*)!!!!

空気は冷たくてひんやりしています。ほんのり湯気が見えるのは冷気です。

坑道の中ですから気温が低く、10度くらいです。

むき出しの岩肌が危ないですね。背の高い人は頭をぶつけてしまいそうです。

当時の採掘跡がよくわかります。

岩肌が黒い理由です。ここでは「焼き掘り」という方法が採られています。

岩壁にはそのあとが見て取れます。長い年月をかけて掘ったのでしょうね。

外に出ました。途端に暑い世界です。

さらに進むと、人物像がありました。

鉱山開発に功があった人のようです。

詳細はよくわかりません。あとで調べてみます。

それから、山を下りて遊歩道を進んでいくと、お堂がありました。

多分、「不動堂」というのだと思います。

滝のすぐ近くですしね。

実はさっきの「白銀の滝」のすぐ裏側です。

向こうに観光に来ている人が見えます。

滝の上の方の川はこんな感じです。

滝のすぐ近くではお不動様を祀るのが普通です。

山の中だから滝が続きますね。

少し小さめの滝です。

竜が潜む洞窟だそうです。ここも機会があれば、田中隊長に…。

先ほどの温泉街が見えます。ここから高い歩道を伝って温泉街入り口の方まで裏手を歩いていきます。

森の中を森林浴は気持ちがいいです。

舗装がされているのも歩きやすくてありがたい。サンダルでも大丈夫そうです。

お墓もありました。

明治とありますからわりと新しめです。

さらに進みます。

何やら神社があります。

「山の神神社」まで来ました。

社殿は工事中のようです。

見学は出来ないようですね、残念です。

里に下りてきました。

こちらは通常の民家のようです。趣がありますね。

コチラはお寺。この里唯一のお寺のようです。

いろいろ歩き回りましたが、今回、夜の景色は撮れていませんし、時間の都合上、奥の方までは行けませんでした。

次回に来たときはもっと撮りたいですね。

(終わります)

 

【撮影日:2023/06/17】

 


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