南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

象潟って歩いてみると、どんな感じなんですか?

2023年07月04日 20時12分12秒 | 様々なる意匠(雑感・詩?)

象潟に来ました。

象潟です。

田んぼの中に島が点在する象潟です。

ワタシは、なぜか昔からこの景色が好きなんですよ。

情緒があって。

生家の周りに田んぼが多かったからかもしれませんね。

この象潟の景色を一望できる、贅沢な場所はないものか…?

一つ一つが離れているからたくさんの島を一度に見られないんですよね~~。

↑ ↑ ↑ この島は墓所として使われているようです。ここまであからさまな墓所は珍しいな…。

少し高さのある場所に行けば景色が見渡せるかもしれません。

あ、けっこうそば畑も多いですね。米だけじゃないみたいです。

 

…そんなわけで、来てみたのが、コチラ。

「眺海(ちょうかい)の森」です。「鳥海山」の「ちょうかい」とかけているわけですね。

海を眺められるから「眺海」というわけなのでしょう。

この森は公園のような場所でいくつかのエリアに分かれているようです。

青色の「眺海の森」エリアに行けば眺めがよいのではないでしょうか。

早速行ってみましょう。

この辺は、車でも入れそうですが…。

すぐに山道です。っていうか、草がすごいですね。

案内標識はあるので迷わずに済みそうです。

しかし、この草茫々とした感じ。全く手入れがされていませんな…。

う~~~ん、なんか、嫌な予感しかしないぞ。コレ(*´Д`)

そんなに大した山道でもないですが…。

東屋を発見しました。どうやらそこが展望台のようです。

どれどれ???って確かに海は見えますな。

象潟の「九十九島」と呼ばれる島々は…????

あんまり見えませんな。(´・ω・`)

このくらいか???けっこう望遠使ってますが。

望遠を使えば街中の方も見えますね。

うん、ここは「ハズレ」だ。やっぱりハズレだ。

手入れがされてないのは人気がないからだ。誰もここには来ないからだ。

なぜなら、

「そんなに眺めがいいわけでもないから」

ズバリ!!!( ゚Д゚)

(元も子もないこと言っちゃったなあ…。)

 

仕方ないなあ、とりあえず、蚶満寺にでも行きますか。

ココは境内の松林がとても綺麗なのです。

山門も立派です。

山門へと続く道。かつてはこの近くまで海だったと言います。

島を眺められる椅子。

立派な山門です。

近くには蓮池もあります。

夏にはキレイな花が咲きます。

山門の彫刻はそう華美ではないけれど、確かな技術があって…、気仙大工を髣髴とさせます。

詳細は分からないのですが。

仁王像もあります。

これでは分からないですね。

こんな感じですが…、

東北の仁王像って、なんかイマイチなものが多いんだよなあ…(*´Д`)

もうちょっと、こう…、風格のある仁王像の方がなあ…。(ブツブツ)

 

門をくぐると広い前庭です。

右手にあるのは拝観受付所。観光客用の案内板もあります。

↓ ↓ ↓ 象潟にも苦しい歴史があったんですねえ…(*´Д`) 世知辛いなあ…。

拝観料300円を払って中に入ります。

石垣の風合いがいいですね。

境内には歴史を感じさせるものがちらほら。

こちらは、「蚶満寺七不思議」の一つです。

「蚶満寺七不思議」の詳細(別サイトに行きます)

また、こちらには、

「紅蓮尼」(こうれんに)という方の碑が。

「紅蓮尼」の詳細(別サイトに行きます)

本堂です。

扁額がとても立派。

古刹ですからね。平安時代からの。

庭園の方に入っていきます。

ここに300円の拝観料がかかっているわけです。

まずはお堂がありました。

中は観音堂のようです。

すごい数ですね。

こちらの境内にはいろいろと七不思議関連の遺跡がありますが…、

正直…、

う~~~ん(´・ω・`)

こういう大木とか、

「木のぼり地蔵」とか、

どこにいるかわからないし。

庭の手入れは十分になされているけど…。

どうでもいいかなあ。

唯一、興味を惹かれるのはこの「舟つなぎの石」。

(あくまで個人の感想です)

かつてここが海だったことを考え合わせると、なんか胸熱な感じになるのですが。

ここを舟で出たということですよ。

そういうことに想像が膨らんで楽しいのですが。

 

さて、お寺を出ました。

なにやら面白そうなものを見付けました。

これは????!!!歩いて島めぐりをするというやつか!!!!!!これはッッッ楽しそう!!!!

 

行ってみますか(・∀・)

山登りで10キロ歩く私には平地での2.3キロなど大したことはなさそうです。

歩くと、島がよく見えますね。

QRコードを読んでバーチャ体験できるようです。う~~~ん、時代は進んでいるなあ。

島に登ってみました。

「駒留島」…馬を留めた島という意味ですね。

何やらお墓もありますし、けっこう大きな島です。これが昔は海中に在ったらしいです。

これが昔は海だったらしいです。

なんだか、面白いですよね。

さて、次々と歩いていきましょう。

大きい岩もあります。鳥海山の噴火で来た花崗岩でしょうか。

道を見て分かるように、ちゃんと舗装されています。これはありがたい。とても歩きやすいです。

歴史を感じさせますね。若干傾いています。(写真は修整していません)

この「歩く」ってなかなかいいです。ゆっくり景色を楽しめるし、写真も撮りやすい。

クルマだと一々停めて下りなきゃいけないし、自転車だって降りないといけない。

さらに他の車の邪魔にならないようにしなきゃいけないし。そしてまた乗る。

島の名前を一つ一つ確認できるのもいいですね。

歩いて写真を撮って、また歩いて。

気になったカットは撮って。

手入れされていない、あるいは持ち主が放棄してしまったか、荒れている田んぼもあります。

あやめがキレイですね。

いい季節です。

ちなみに6月ごろは農家も田植えが終わり、ひと段落。あちこちで草刈りをされています。

ありがたい。おかげですごく歩きやすくなっています。

 

この時期は草が茫々。

まあ、仕方がないのですが。

手入れの行き届いた島は見ていて気持ちがいいですね。

歩みを進めていきます。標識に番号もあってわかりやすいですね。

この日は雨が降り出しそうな天気。それゆえに霧を含んだ空気感がいい味を出します。

けっこう歩いていると2.3キロのコースもあっというまですね。

なにやら浴槽があります。たぶん、畑の溜池として利用しているようです。

生活と密着しているんですよね。そういうのもまた、良き。

こういう畦道も農家の方々の協力で維持されているのですから。

あやめを見付けました。色とりどりでとても綺麗です。

いいですよね~~~(*´▽`*)

16番くらいまで来ると、一番最初の地点に戻ってきます。景色を楽しみながら歩けば、あっという間です。

先ほどの場所に戻ってきました。

九十九島も見納めです。

すごい松がありました。

空は曇り空、いまにも雨が降りそうです。(この1時間後に降り始めました)

「象潟や 雨に西施が ねぶの花」を地でいきそうです。

様々に景色を堪能出来て、幸せです。

【総評】

「西の松島」と言われる象潟には何度も行っていますが、今回大きな収穫がありました。

それは、歩いてこそ「象潟」を一番堪能できるという単純な事実です。

象潟は広いエリアなので以前は車で回ったり、自転車を使ったりしていましたが、駐停車がやはり面倒。

歩いたほうが景色を存分に堪能できますね。こんど来るときはこの「遊歩道コース」のみならず、一日中歩いてみたいと思います。

一日中、象潟を歩いて写真を撮っているオジサンを見かけたら、多分、それは私です。(*´▽`*)

 

【おまけ】

象潟といえば、大きな道の駅があって、高層階では日本海の夕日が見えるお風呂が人気ですが、その道の駅で食べたカレーが傑作でしたので、ご紹介したいと思います。

「にかほしカレー」です。

ごはんの盛りつけが鳥海山になっています。(*´▽`*)

いちじくの甘煮や、いちじくペーストがついています。甘めのカレーで、美味しいです。

ぜひ、食べてみてください。

花火大会もあるみたいですね。

 

【撮影日:2023/06/18】

 

 


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