白か黒 そう Yes or No
そんなに単純じゃないなら
答えなんて誰も知らない
自由に未来創ろう
第9話かりんさんの挿入歌「VIVID WORLD」です
この曲は「Rainbow Colors」という言葉にも
現れているように様々な個性を持った仲間たちを
肯定する歌であると感じます
自分に与えられたキャラが正解だと思い込み
一人それに縛られスクールアイドルへと
踏み出せなかった彼女の心の変化が伝わります
「エマのために同好会のこと手伝うようになって
そしたら、楽しかった
(中略)
でも私は、朝香果林はそんなキャラじゃない
クールでかっこつけて、大人ぶって
それが私なの」 (5話)
求められているキャラこそが自分
そう考えていた彼女でしたが
エマさんや同好会のみんなと出会い
その考えは変わりました
答えなんて周りはおろか、自分だって
はっきりとはわからないのです
だからこそ自分の思った道を
信じたように進まなくてはいけない
そんな想いが歌詞から伝わってきます
もう一つの彼女の心境が変化した場面は
ダイバーフェスでした
ステージに立つ一人を決めかねる
メンバーに対して彼女は言います
「衝突を恐がるのはわかるけど
それが足かせになるんじゃ意味ないわ
それで本当にソロアイドルとして
成長したと言えるの?」(9話)
9話の感想でも書きましたが
これは自分も含めたメンバーへの問題提起です
かりんさん自身迷いがあったのでしょう
メンバーのことを想いすぎることは
自分自身の成長にはマイナスなのではないかと
でも結果的にそれは違った
プレッシャーに潰されそうになった時
彼女の支えになったのは
他でもなく仲間たちだったから
「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間!」
自分は仲間に頼りすぎてるんじゃないか
一人の方がもっと早く進めたんじゃないか
そんな迷いが彼女にあったのかもしれない
でも彼女はこう歌います
「Find a way キミとだったら
迷子だって悪くはないね
正解も輝きもひとつじゃないから
Just like a Rainbow Colors…」
ちょっとくらい迷ったっていい
自分らしさも進むべき道も一つじゃなくて
虹色みたいにいろんな輝きがある
だから大丈夫
自分の弱さを認め、仲間を信じることで
朝香果林はさらに強くなったのでした