私の競技人生 by高橋賢次
まあ なんとかっこいいタイトルでしょう。
それほど人生を掛けているわけではありませんが、なぜ競技をするようになったか少し話したいと思います。
そもそもなぜダンスを始めたのか。
かれこれ二十年ほど前に友人に誘われたのがきっかけでした。
でも、すんなり始められた訳ではありません。
ダンスを知らない男が一般的に思っていることと同じでした。「男がダンスなんて!!」
今でこそ若い男がいろいろなダンスを踊るのはポピュラーになっていますが、我々の世代は音楽に合わせて体を動かすのはごく一部の人たちでした。
最初に誘われた時の印象が私にとってはあまりいいもではありませんでした。
プロの先生にレッスンを受けている、あるサークルを見に行った時です。
みんな真剣な表情で踊っていました。
「あれ! ダンスってもっと楽しく踊るものでは」これが第一印象です。
当然このサークルに入ることはありませんでした。
その後しばらくして別の友人から、近くの公民館で初心者コースのサークルを作るからとの誘いがあり参加してみました。
このサークルは初心者半分、経験者半分ぐらいだったと思います。
但し、前回の印象がありますから加入するつもりはありませんでした。
しかし、なんとここからダンス人生が始まってしまったのです。
でもどうしてか。それは第一印象とはまったく違ったからでした。
みんな和気あいあいと楽しくレッスンを受けていました。
初心者が多かったからだと思いますが実にみんな楽しそうでした。
ダンスを踊るよりもみんなに会えるという目的のほうが強かったと思います。
さて、なぜ競技を始めるようになったのか
きっかけは二度目に誘ってくれた友人です。
ダンスを始めて四年位たった頃です。
競技会なんてあることも知らなかった時でしたが興味半分で出てみました。
そこで感じたことは、なるほど現在の自分のレベルを計ることが出来ると思いました。
ちょっと話はそれますが、ダンスを続けている理由が楽しいことと、もう一つ大きな理由があります。
それは毎年受けている健康診断でコレステロール値が高く、いつも医師からは運動を定期的に続けてくださいと言われていました。
ダンスを始めてからは、それが正常になったのです。
ジョギングやウォーキングなどいろいろな運動はありますがなかなか続きません。
でも、ダンスは楽しさがプラスされますので続けることはそんなにむずかしくありません。
ダンスに感謝です。
話をもどします。
この頃の競技ダンスへの思いはそれほど強いものではありませんでした。
でも、競技のたのしさも少しずつ感じるようになり現在も続いています。
数字級の頃より、アルファベット級になってから競技のためのレッスンが増えてきました。
ただあくまでも趣味の範ちゅうですので、現在の体の状況にあわせてダンスを楽しんでいます。
最後に、ダンス及び競技を楽しんでいるもう一つの理由として
色々な人と知り合いになり交流が増えたこと。
今までの人生で知り合った数と同じくらいダンス界での知り合いが増えたことです。
なにせ、うちのパートナーは、なりふりかまわず声をかけるので内気な私でも友達が増えてきました。
それもこれもダンスに誘ってくれた二人の友人に感謝です。
そしてダンス仲間に感謝です。