午後からお茶のお稽古に行った。
本日の床の間。お軸の「滝」が涼しげ。
お花は、花ミョウガ、金水引、ムクゲ、シュウカイドウ、高砂芙蓉。
茶箱のお点前を、私以外の方がされた。私は正座はなんとかできたが、一旦座ったら立ち上がることができないので、今日は見学させていただいた。この茶箱の空いているところに、
この振り出しが一つ収められる。振り出しとは小さな菓子器。中に金平糖などのお菓子が入っている。
今日の役目はお菓子とお茶をいただくこと。ありがたや〜。お菓子のご銘は「清流きんとん」
お稽古が終わってから、友人と喫茶店へ。一杯のコーヒーで粘ってしまった。夕食を作る意欲をなくし、生協から届いていた食品や残り物などで、見繕った。
食べながら、ぼんやりテレビを見ていたら、近所にある建物が映った。
どうやら統一教会の施設らしい。(写真はネットより) 散歩をしながら、変わった教会があるなあと思っていた。名称は今話題の「世界平和統一家庭連合」
4チャンネルの「よんちゃんテレビ」ではこのような図を使って解説をしていた。
2006年に大阪市の施設が閉館され、2008年に統一教会の信者が経営する会社が落札し、2011年に建物が2017年に土地が統一教会の所有になったらしい。2017年には団体名が変更されていたので、今は上の写真のような看板が掲げられている。
もう少し、調べてみた。
かつて、この地には「阪南荘」という大阪市教職員互助組合の厚生施設があった。老朽化したので、1996年に建て替えられた。地下1階地上6階の立派な施設に生まれ変わった。会議、研修、懇親会などに使われ、レストランもあった。名称も「阪南パラドーム」に変更された。磯村隆文市長の時である。
(写真はネットより)
私は1988年から1999年まで、この施設の近くにある阿倍野高校に勤めていた。
学校は家から自転車で5分の好立地。自転車は門の奥に見える、楠の木の下に停めた。
ある時、英語科のメンバーでこの「阪南パラドーム」で昼食会をした。ある先生が、阪南荘が建て替わってキレイになったから、行ってみましょう、と言った。おそらく、定期考査中に行ったのだと思う。当時は、授業の空き時間や考査が終わって生徒が帰ったら、先生は自由に動けた。1学期が終わりつつあり、ご苦労さん会をしたのだと思う。その時、ある先生が、最近離婚をしたことを突然公表されたので、この会のことは記憶に残っている。
1996年に完成した「阪南パラドール」の総工費は18億円。10年後には閉館され、売りに出された。2008年に統一教会信者が経営する会社が7億5000万円で落札した。入札に参加した会社は1社だけだった。その数ヶ月後に、統一教会が入居した。地域では反対運動が起こった。
紀藤弁護士も怒っていた。(2008年12月、紀藤弁護士のブログより)
そして、2017年までには土地も建物も教団の所有になり、現在は新しい名称で阿倍野区阪南町に存在している。
このような経緯、全く知らなかった。
生稲晃子参議院議員は、八王子にある教団施設に車で行った時、それが何の施設か知らなかったと言っている。普通、車から降りて施設に向かったら、施設の名称を読むだろうし、看板がなかったら、ここは何の施設か誰かに尋ねるだろう。子供でも「ここはどこ?」と聞くだろう。誰に向かって話すかわからないままに、選挙演説をするなんてありえるのだろうか。