中学生向けに作文募集をして
全国から届いた作品の仕分けの
仕事をしないかとお誘い頂き
大喜びで参加する事にしました
すべての作文を審査員に提出する
のはとても不可能でブロック毎に
集まった作文の中から審査に値
する作品を選定する作業でした
チェックリストに数項目の基準点
が書かれ まずは原稿用紙の枚数
に過不足は無いかから始まり
二番目は内容・言葉に差別 中傷
等基本的に不適切な部分は無いか
原稿用紙の使い方 句読点 段落
等の基本的に作文の体を成してい
るかで 大きく篩に掛けていき
その後加点を探す作業に入ります
落とすのは簡単ですが 優秀な所を
5点満点で評価するのは大変でした
決して個人の好みではなく 正しく
良さを評価しなければいけないので
責任を感じました 中に文章が上手
で心情に感動した作品が有りました
病に伏した叔父とその叔父を思う
家族の 最期の日迄が愛情豊かに
綴られ 思わず落涙していました
文章は中学生らしく平易な文体
でしたが 言葉の選び方が優れ
人の心を打つという項目は満点に
しました 他もほぼ満点でした
何より字の綺麗さに惹かれました
選別の終わった作文を担当者に
お渡し出来安心し あの作文が
審査員の目に止まり 何らかの
賞が取れたらどんなに嬉しいか
思わず祈ってしまいました
その後 忙しくなりその作文の
受賞結果を確かめずに終わって
しまいましたが 作者の少女は
素敵な女性に成長していく事と
秘かに想像しています
*庭の唐桃の花が咲きました*
「一日生きることは 一歩進む
ことでありたい」
(湯川秀樹)