増水にもめげない釣り人とイワナ

台風４号の影響がなかなか長引いているようで、各地の渓は濁流・増水で苦戦中という情報
ちなみに私の馴染みの渓は、各地で土砂崩れによる通行止めや規制があり、
禁漁までの２ヶ月間、苦労しそうである。

とまあそんな状況なのですが、
「急遽休みがとれたので行きませんか？」
という甘いお誘いに上のような状況をつい忘れ、二つ返事でＯＫしてしまいました。

とりあえず何とかなるだろうと、いつもの渓に向かう。
台風による林道崩壊で徒歩かチャリでしか上流へは行けない。
ということで、久しぶりにチャリを漕ぐことになった。
今回は最近買った２０インチの折り畳みＭＴＢに入魂することにした。
取り回しはさすがに楽だが、乗り心地はやはり２６インチに分がある。
しかし一長一短、旨く乗り分けよう。

お馴染みの地点まで久しぶりに頑張る。
そして入渓はこちらも久しぶりの獣道を選択。
しかし途中からルートが変わっていて焦る場面もあったが何とかランディング。

流れは濁りは大分とれているものの、水量はかなり多い。
案の定渡渉に苦労する地点もあり、久々に腰まで水没することになった。
そして水量が多いせいで、フライを入れるポイントがない。
瀬には捕食できるような流れがほとんどない。
しかし逆に小さくても流れの緩んでいるポイントからは反応があった。
ただし、活性は今ひとつで、バラシ多発のパターン。
それでも瀬脇や石裏などを丹念に探ると思わぬ良型も顔を出してくれ、まずまずの結果だった。
来週には梅雨も明け、これから益々山岳渓流が楽しい季節になる。


チャリまでの帰り道にこの時期の花「ほたるぶくろ」を発見。
この和名はこの花の中に蛍を入れて遊んだからだそうだ。
提灯の昔の呼び名「火垂る袋」からきているとも。
いずれにせよ、なかなか遊び心のある名前である。
本当にこの中に蛍を入れて光ったら素敵なキャンドルみたいに見えるんでしょうか？
試してみたくなった。でも最近ホタル見かけ無いなあ．．．