この時期のアルプスは待ちわびた登山者と待ちきれない釣り人が
はにかみながら話を交わすことがある。
自分たちはその釣り人である。
でもこの雄大な眺めは時に自分を釣り人から登山客に変えてしまう。
それほど山は偉大である。
そして釣ることだけでなく辺りを見ている自分がいることに気づく。
コマクサに出会うには登山者として未熟な私だが、
花としての美しさでは対抗できると思っているイワカガミ。
朝日が昇り初めてまもなく、朝露に光るピンクの花が
岩の上でその可憐な花首をもたげていた。
さてそうは云うものの、やhり本来の目的は釣り。
期待して渓に降りたものの、雪代増水は私たちに厳しい結果をもたらす。
ルアーは追わず、フライは落とすポイントがない。
最上流部に着く頃はイブニングタイム
さすがにこの時間になると魚達の活性も上がる。
水温4度にも拘わらず、ようやく南アの釣りになった。
そして二日目の朝は4時半の朝食から始まる。
雨も上がり、朝日と共に立ち上るもやが今日の釣行を前向きにさせる。
しかし現実はそうはいかなかった。
前日の雨でさらなる増水。ポイントがない。
ルアーとフライ、それぞれのポイントと攻め方を考え抜く。
そして友人のルアーには9寸イワナが...
私はといえば、かろうじてフライが落とせる脇のポイントで何とか数尾のイワナに出会えた。
これほどの厳しさの中でも結果的には二桁の釣果があるのはこの川の懐の深さだろう。
そして終了間際、別のポイントで少しだけ出してみたRODに立て続けに
見事なオレンジの腹をもった良型イワナが顔を出してくれた。
ちょっと細身だが、ヤマトの血を感じさせる8寸。
エルクを見切ったあと、#16のアダムスをすんなりくわえてくれた。
このオレンジの腹はどうだ。触れるとユビが染まりそうだ。
最後に今日の滝
いつもとは趣を変えて、岩盤を流れ落ちる荒々しい画を撮ってみた。
スローシャッターで霧が流れるようにみせるのが女滝だとすると、
飛沫をそのまま捕らえたいと感じさせるこんな滝は男滝かな?
これはこれで魅力がある。でも本物にはかなわないなあ。
早速行ってきましたか(^^)
今年は四月に入ってから降雪量が多く、
例年になく雪代が多く入っています。
私も早々に出かけようと思っていましたが、
先日、この情報を友人から聞き、
まだ、早いとシフトを変更したばかりです。
水温4℃・・・
もうすぐ七月なのに・・・
今年は南も中も雪代は多いですね。
でも上で4度の中ドライに出てくれる魚もいたのには感謝しましたよ(^^)
来月後半に一気に挽回します
でもクマさんには気をつけてくださいよ。
羨ましいけど、行ってらっしゃーい
夏至になっても、まだ雪代の世界ですか。4℃は厳し~!
なんか、釣れなかったのかな~?っていう感じのエントリーでしたが、やっぱりちゃんと2桁行ったんだ。あの渓の豊かさには、びっくりしてしまいますね。
滝風景、恒例になってきましたね。
これからの季節、滝の画像は涼感があって良いです。次回の滝を楽しみにしてま~す♪
O川同様てっぺんは二俣に分かれていました。
ウェーダーではなかったので、ソックス内に入ってくる水の冷たいこと
でも意外に寒くはなかったですよ。
ビールとお酒がうまかった~
早、行って来たんですか・・・山越え大変だったでしょう。でも、いいなー。
私はその日に備えてFli巻いています。何がいいのかなー?
今年は残雪の残っている時期が遅いような気がします。
最近あまりいい釣りが出来ていないので、梅雨明けにいい釣りをしたいなぁ・・・
山を歩くのは結構楽しいのですが、
自宅から登山口までが長かった(^^;
山越えルートをとったので、4時間以上
かかり、釣り開始までに更に3時間近く
かかりました
でも、’それもまた楽し’です
写真の山に残っているということは、上の水温は
いつもより低めになるということです。
でもそれなりに愉しめると思いますから、
また行きましょう。