北陸遠征

初の北陸遠征

数日前から気になっていた台風は予想以上に足が遅く、
終わってみれば好天に恵まれた二日間となった。

連休中ではあるが、早朝ということもあり高速道路はスムーズに走ることが出来、
休憩を挟みながらも現地には３時間半で到着。
今回もお誘いいただいたYamaaruki　Worldさんと合流し、さらに１時間半。
ようやく目的の渓流にたどり着く。

連休中ということと、人気の渓ということで釣り人はかなり多そうだ。
午前中は駐車場下の区間で軽く肩慣らし。
チビイワナが頻繁に飛び出してくる。
そして思わぬ良型も．．．
しかしお決まりのバラシ

蕎麦ランチのあと、午後は最上流部へ。
とにかく道が悪い。パンクと底擦りに注意しながら慎重に進む。
ようやく着いたのはダムのバックウォーター。
上流に釣り人の車が見えたので堰堤までの短い区間で様子をみる。

しかし意外に反応が多く、納得サイズの北陸初イワナが飛び出してくれた。


そして花崗岩のような白い岩の流れからは、こんな美形も．．．


ほんの短い区間で思わぬ好反応があり、本命の堰堤上に入った時はすでにイブニングタイム。
帰りの時間を気にしながら、ほんの少しだけつり上がる。
小さなポイントだが、多少水深のあるポイントでいきなり良型が顔を出した。

ヤマトの血を感じさせる、まるまる太った９寸だった。
そして同じポイントから続けてさらに２尾が飛び出した。
すぐ上のポイントではYamaarukiWorldさんにも良型が。
しかしすでに６時をまわり、フライがほとんど見えない。
後ろ髪を引かれる想いとはこのことだろうと感じつつ帰路に着いた。

しかしこのあとは思いもしないトラブルもあり、
民宿に着いたのは夕食の時間を１時間以上過ぎた後だった。
食事を待っていてくれたクラブのＡさんとＴさん、
そして一緒になって心配してくれた民宿のおばさんたち、
どうもすみませんでした

携帯のつながらない山中では時間厳守は大事ですね。

そしてようやくお楽しみの夕食タイム。
すっかり遅くなってしまったのでお腹もぺこぺこ。

しかし一人前がこの量だったので、食べ切れませ～ん
でも旨かった～。勿論ビールも最高でした。

そして二日目
食べきれないほどの朝食で腹を満腹にして出発。
白い花が満開の民宿前の蕎麦畑を眺めながら、おばちゃん達にお別れをする。
おみやげにでっかいゴーヤを一本ずつ貰った


そして本題の釣りだが、今日は昨日よりも下流部を釣ることにした。
釣り人が多い人気区間だが魚影は濃いということで、
ＹＷさんのクラブ仲間のＩさんとつり上がることになった。
先行者が気になるがとりあえず上がって行く。
しかし二人ともまったく反応すら無しが退渓点まで続いてしまった
最後にダム下でシビアなライズを繰り返していたイワナを
二人揃ってミッジでなんとかゲット、ボを免れた。
やはり先行者がいたようだ。この川幅だと直後はちょっと厳しい。

ランチにおいしい蕎麦をいただき、午後に賭ける。
そして午前中に良い反応があったという区間に入ることにした。

南アに比べるとかなり穏やかな渓相だ。
二人で交互につり上がって行くが、ここでも反応が少ない。

しかししばらく進むとぶっつけのプールの流れ込みあたりで定位する
良型を発見。砂に埋まっているポイントなので相手もリスキーなところだが、
こちらも身を隠す所がない。少し離れたところからの一発勝負だ。
しかも頭上に枝が張りだしているのでサイドキャストしかない。
ラインを長めにリールから出し、左手で距離を調整しながらキャストする。
フライは奴のすぐ上に着水。
近すぎたか？
と思ったら、通り過ぎるフライをゆっくり追い、スッと吸い込んだ。
それを確認してしっかり合わせるとズンという手応えと同時に相手が走り出した。
ティペットが６Ｘだったので安心して引き寄せると思ったより大きく
２９ｃｍのヒレピンだった。
シビアな状況だったが、この１尾で十分だと思った。


この１尾で今回の初の北陸遠征は終了。
来シーズンはもう少し連泊して他の渓も覗いてみたい。

最後に、毎回本当にお世話をお掛けしてしまうWamaaruki　Worldさんに感謝します。
次は天竜になると思いますが、またお会いできるのを愉しみにしています。