【災害時の避難について】…、このテーマについては過去に何度かお話ししてきました。
が、東日本大震災後の特別番組や先月のリウマチ友の会神奈川支部でも話題になりましたので改めて考えて見ました。
当初なっちは、避難所生活は健康な人でも大変だし、持病があったり障害者には如何に大変かは被災した経験がなくてもある程度の想像はつくことから「避難しない」と考えてました。
災害時のトイレ
災害時避難支援
しかし、先日のNHKで、今回の大津波や20年前の雲仙普賢岳の大火砕流についての特別番組があり、その中でなっちが気になったのは避難勧告を出す側の人の立場と避難を強いられる方々の様子に考えさせられました。
大津波の特別番組では、津波に遭いながらも助かった方々の言葉で、「この町には備えがあるから高齢の親が居るからと、避難しない理由を考えるのではなく『とにかく避難する』という強い意思を持ってほしい。」とか、「99回の津波警報が空振りとなっても、たった1回の警報が生死を分けるなら、逃げるしかない。」とかでした。
これは痛いところを突かれたというか、胸にグサッと来ましたね。
なっちも、逃げない理由ばかりを探してましたから…。
床や畳など直座りの生活は出来ないから、ベッドや洋式トイレや椅子がないと…と思っていたから。
しかし、今回の東日本大震災では、被災された方の映像多く避難所生活の様子も見られて映像から、ビールケースを並べて簡易ベッドにしてましたし、簡易トイレも大工さんが木材で即席洋式トイレを作ってましたし、椅子に至っては折りたたみ椅子くらいどこの学校でも集会所でもあるでしょ。
もちろん、ベッドは硬いし低いしいつもの生活には程遠いけれど、自らの知恵と工夫を駆使すれば、何とかなる…何とかなるかもって感じました。
肢体障害については何とか乗り切れるかも…と感じましたが、リウマチ患者には薬のことも問題よね。
リウマチは、生死に関わる病気ではないし、薬が無くてもそれは変わらないから、薬が回ってくるのも他の病気より後になりそううな予感がするし…。
けど、痛いわよね~~~ジタo((><o))((o><))oバタ
せめて、ステロイドや鎮痛剤だけでも早急に回してほしいところよね。(なっちが普段バッグに入れてある薬も2~3日分だし、普段できることでも痛みでできないってこともあるし。)
あと、なっちのことで言えば、コンタクトレンズことも大問題かな。
今の特注ハードコンタクトレンズでしか矯正できないから…。(コップに入った水がわからないってわかります?)
ハードコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズと違って精製水でなくても水道水で洗浄できるんですけど、洗浄液(保存液兼)も手に入らないだろうし、毎日流水で洗浄なんて、飲料水専用とか制限のある避難所とかでは難しいわよね。
今回の震災でも、断水・水不足・物資不足が目立っていたし。
まぁ、コンタクトレンズが使えなくて見えなくても、リウマチ同様に生死に関わるわけではないから、ただ日がな(● ̄  ̄●)ボォ--としているしかないのかな…?
今回の震災でも、着の身着のまま避難されて眼鏡などの矯正具も持ち出せなった方も多いと思うけど、みなさんどうしていたんだろうか? とのくらい見えていたんだろうか? その辺もしりたいところね。
いろいろなことを考えると、やっぱり避難所生活は難しい…。
夜就寝中だったら、コンタクトレンズも外しているし、暗闇だし、避難すること自体が難しいし…。
避難しない理由を考えようとしてるわけではないけれど、避難するって難しい…。
ただ、再びNHKの特別番組、今度は20年前の雲仙普賢岳の大火砕流についてでは、避難勧告を出す側の人の立場がメインのお話しでしたが。
当時は、自然災害で避難勧告を出すのは自治体単位で、法的拘束力の無いものでした。
プラス、当時は学者ですら実際の『火砕流』を見たことが無かったという時代ですから、避難勧告を出す側の葛藤も察するに余りあるものがあります。
こちらも、なっちは考えさせられました。
どんな災害の時にも、さまざまな理由で避難しない人が居るとは思いますが、見回りや避難誘導や住人確認に警察官や自衛官や消防士や自治体の役人とかが回ったりしているのを見ていると、もし自分が避難しないがために健康で有能な人々を危険に晒すのはなっちも望むところではありません。
うーん、避難するってやっぱり難しい…永遠のテーマかも…。
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